by PAWチーム 2023.11.15
アニコムには、有志社員による「PAW（Project Animal Welfare）」というプロジェクトチームがあります。
「どうぶつを幸せにしたい！」「殺処分ゼロを目指したい！」という想いから、動物愛護や動物福祉にかかわる活動をしています。
その一環として、2013年から埼玉県保健医療部生活衛生課の職員や「彩の国動物愛護推進員」（埼玉県で動物愛護活動を行うボランティア）の方々と、JR浦和駅で動物愛護週間の啓発活動を行っています。
第10回となった今回のテーマは、「大好きな君がずっと幸せでいられますように。～私たちが備えるべきこと～」。
皆さんは、飼い主の病気や入院、または災害が起きた場合など、”もしも”のときのために、大切な家族を守る準備はできていますか？
ペットを飼っている方はもちろん、身近にペットの飼い主がいる方も、日ごろから“もしも”に備えることで、ペットに関する問題の多くを予防できます。
本記事では、活動当日の様子をご紹介しつつ、ペットの“もしも”に対して、私たちが備えられることについて考えてみます。
9月20日イベント開催！
活動当日、9月20日は絶好のイベント日和となり、駅では多くの人が行き交っていました。お手伝いに来てくれた埼玉県のマスコット「コバトン」と「さいたまっち」の周りには、家族連れをはじめ、たくさんの人が集まりました！
当日はアニコムが作成したノベルティを配布しました。どうぶつのイラストが目をひくクリアファイルと「ペットのために私たちが備えられること」について記載したポストカードです。
ポストカードには、アニコムの『どうぶつ防災図鑑』や埼玉県のペットに関する相談窓口一覧にアクセスできる二次元バーコードを掲載しました。
イベントでは、多くの方が声をかけてくださり、その場で足を止めてポストカードに目を通すなど、活動に興味を持ってくださった方もいました。
ペットと一緒に暮らしている方、そうでない方、今後お迎え予定の方も、全員が“もしも”に備える大切さについて、考えていただく機会になったのでは、と感じています。
ペットをとりまく環境と私たちが備えられること
近頃、ペットの飼育放棄や多頭飼育崩壊が社会問題となっていますが、問題の原因は様々です。飼い主の病気や入院、経済的な理由などによって、ペットと一緒に過ごせなくなる可能性もゼロではありません。「自分は大丈夫」「先のことはなんとかなる」と思わずに、今のうちから備えることが大切です。では、具体的に何を備えるべきなのでしょうか。
私たちが備えられること
①ペットの預かり先・引き取り先を決めておく
事故・災害・入院など、飼い主にもしものことがあった時に備えて、ペットの預かり先や引き取り先を見つけておきましょう。
②しつけや日常的なケアを心がける
災害時の同行避難や、飼い主が面倒を見られなくなってしまったときに備え、第三者と関わることも想定してしつけを行い、日常生活でも飼い主以外の人・どうぶつと触れ合う環境を整えましょう。
③不妊・去勢手術で繁殖制限を行う
「子犬・子猫が増えて飼いきれない」といったことにならないよう、過剰な繁殖を防止しましょう。
④ペット防災手帳を身につける
出先で飼い主の身に何かが起きた際、家にペットがいることを第三者に知らせるために、ペットの特徴を記したカードや手帳を携行しましょう。
※アニコムオリジナルの防災手帳はこちら
⑤相談できる環境を作る
ペットに関する悩みをひとりで抱え込まず、誰かに相談できる環境を作ることがとても大切です。
※埼玉県にお住まいの方は、近くにある保健所や動物指導センターに相談できます。
保健所・動物指導センター一覧 - 埼玉県 (saitama.lg.jp)
“安心”のために備えを
ペットの飼育における問題の多くは、飼い主が事前に備えることで予防できます。
また、ペットを飼っている方はもちろんのこと、その周りの人にも “もしも”に備える大切さを知っていただくことで、身近に困っている人がいるときに、手を差し伸べることができる環境を作るのも重要です。
この記事を通じて、大切なペットの“安心”のために、私たちが備えるべきことについて考えるきっかけになると嬉しいです。
PAWでは、今後もより多くの方に動物愛護について関心を持っていただけるよう、様々な啓発活動を続けていきます。
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