2019.10.16
アニコムには、有志社員による「PAW(Project Animal Welfare)」というプロジェクトチームがあります。「どうぶつを幸せにしたい!」「殺処分ゼロを目指したい!」という想いから、動物愛護や動物福祉にかかる活動を実施しています。
その一環として、2013年から埼玉県保健医療部生活衛生課の職員の方々や彩の国動物愛護推進員の方々と、JR浦和駅で動物愛護週間の啓発活動を行っています。ひとくちに「動物愛護」といってもさまざまな切り口があるため、毎年テーマをしぼって実施しています。
第7回目である今回のテーマは、「備えようペットの防災」。
災害は、いつ、どのように起こるか予測ができません。あなたは大切な家族と一緒に災害を乗り越えることができますか?
この企画では、イベント当日の模様をご紹介しつつ、「防災の準備」の大切さについて考えてみたいと思います。
9月19日、浦和駅でイベントを開催しました!
9月19日(木)イベント当日、JR浦和駅に集まったのは埼玉県保健医療部生活衛生課の職員の方4名、動物愛護推進員の方15名、PAWのメンバー5名の総勢24名!
埼玉県のマスコット、「コバトン」もかけつけてくれました!
ノベルティを配りながら、防災について不安に感じていることなどをお伺いしつつ、アンケートを実施しました。
いざアンケート!「防災の準備、していますか?」
今回は「防災の準備をしているか」について皆さんにお話をお伺いしました。ご協力いただいたみなさま、ありがとうございます!
アンケートの結果、防災の準備をしている方は、ペットを飼育していない方がおよそ4割である一方、ペットを飼育している方はおよそ8割という結果になりました。人の分もペットの分も防災の準備をしている方が約半数と、予想以上に準備をしている方が多くて驚きです!
詳しく話を聞いてみると、防災の準備している方のほとんどが、東日本大震災の時に苦労した、不安に思ったから準備をしたとのことでした。中には実際にワンちゃんと避難訓練をしている方も!
一方、防災の準備をしていない方は、何をどれぐらい準備すればよいかわからないという方が多くみられました。
おそらく、ペットを飼育している方が防災の準備をしている傾向が高いのは、被災地への支援物資の配給事情が関係あるのではないでしょうか。災害時には、人への支援物資が優先して配給されるため、なかなかペットフードが届かない、やっと届いても普段食べなれていない製品でなかなか食べてくれない。
そのような経験を見聞きし、自分達の命は自分達で守ろう!と強く思い、防災の準備を始めた方が多いのかもしれません。
自然災害の多い日本だからこそ、防災準備は当たり前に
みなさんご存じの通り、日本は災害の多い国と言われています。
2000年から2018年の平均をみると、1年間でマグニチュード5以上の地震が160回、台風が11回接近と、改めてみるとすごい数です。
先日の台風15号だけでなく、東日本大震災や西日本豪雨の被災状況を思い返すと、昨日まで大丈夫でも明日は大丈夫じゃないかもしれないと痛感します。だからこそ、日ごろの防災準備が大切です。
防災準備といっても難しく考える必要はありません。
まずは、フードやペットシーツを1パック多く買う!
きれいなペットボトルに水道水をいれて冷蔵庫に置いておく!
たったこれだけでも、もしもの時に大切な家族の生死をわけるかもしれません。
今回お配りした防災チェックリストはワンちゃん向けの内容でしたが、どうぶつさんの種類ごとの「防災手帳」も用意してます。「防災手帳」を確認して、今のうちから少しずつ準備をお願いします!
大切なわが子と安心して日々を過ごすためにも、日頃から防災準備をして、いざという時に備えましょう!