見守ってほしい盲導犬と、知ってほしい聴導犬!

2018.02.05

「聴導犬」をご存知でしょうか。盲導犬は聞いたことがあるけど、聴導犬は知らない…という方も多いのでは。今回は、まだまだ日本でマイナーな聴導犬について、取り上げたいと思います。


どんなお仕事をしているワンちゃんなのか、よく聞く盲導犬との違いはなにか、そしてもし街中で会ったらぜひ挑戦していただきたいことをご紹介します!


「聴導犬」って、どんな犬?

※写真:青森動物愛護センターから選ばれたPR犬「さくらこ」ちゃん(タイマーの音を覚える訓練中!)


聴導犬は、盲導犬などと同じく「ほじょ犬(身体障害者補助犬)」の一種です。その名の通り、耳の不自由な方のサポートする役割を担っています。


目覚ましが鳴ったらベッドまで起こしに行ったり、タイマーが鳴ったらユーザーさんにタッチをしてその場所まで導いたり、鍵を落としたらその音に気づいて拾ったりと、日々の暮らしで必要な音を覚え、ユーザーさんの耳となって働きます。また、警報器が鳴ったら伏せをして危険を知らせるといったように、ユーザーさんの命を守り、安全をもたらしています。


元保護犬でも聴導犬になれる!?

※写真:兵庫県動物愛護センター淡路支所から選ばれた聴導犬「みち」くん(MIX犬)


盲導犬はレトリーバー種など特定の犬種が向いているとされていますが、「日本聴導犬協会」が育成する聴導犬の場合、犬種の指定はありません。捨て犬や飼い主のいない犬から、適性を見て選んでいます。


適性として重要なのは、その気質です。観察力に優れていて、温厚な子が向いています。また人が好きで、どんな場所でもリラックスできるということもポイントです。実際に活躍している聴導犬には、シー・ズー、チワワ、ミックスの子などもいます。


ほじょ犬は、そっと見守って。聴導犬は、まずはユーザーさんに話しかけて!

もうひとつ、盲導犬との大きな違いがあります。盲導犬は「お仕事中は邪魔をせず、そっと見守ってほしい」というのが鉄則です。


これに対して聴導犬は、ユーザーさんと周りの関係づくりの仲介役も担ってくれます。耳の不自由な方は、手話や読話(相手の口の動きや表情などから話の内容を読み取ること)での会話が中心になるため、周りのコミュニティから孤立しがちと言われています。聴導犬は、そうした方の社会への架け橋になってくれるのです。


もし街中で聴導犬を連れている方をみかけたら、ユーザーさんに軽く合図して、聴導犬について聞いてみていいそうです(「全日本聴導犬ユーザーの会」岸本宗也会長 談) 。


話しかけるポイントは、顔を明るい方に向けて、口を大きくあけて話しかけること。または、「聞いててもいい?」の手話(上記画像)を覚えておくと役に立つかも。きっと喜んで受け入れてくださるはずですよ(もちろんユーザーさんがお急ぎだったり、お話しが苦手な方だったら遠慮してくださいね!)。


監修:社会福祉法人 日本聴導犬協会

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