フクロウ ~夜の狩人は音を立てずに忍び寄る~

2017.05.16

自由自在に回転する頭

このところ、関東や関西で「フクロウカフェ」が相次いでオープンしています。


フクロウといえば、映画「ハリー・ポッター」に出てくる白いフクロウを思い起こす方も多いのではないでしょうか。この映画に登場するフクロウはその外見どおり「シロフクロウ」という種類で、美しい純白に近い色になるのは、成熟したオスです。


フクロウはこの他にも「アカスズメフクロウ」、「カラフトフクロウ」など、体調15cmの小型種から70cmの大型種まで様々な種類があり、容姿も多種多様です。


どの種類にも共通している特徴のひとつが、頭部を180度以上回転させることができるということです。頭を真後ろに向けて寝ている姿を見たことがありますよね。フクロウは眼球が眼窩に固定されているため、キョロキョロと眼球を動かすことができません。その代わりとして、頭を自由に回転させることができるのです。


もうひとつの大きな特徴が、両耳の耳穴の位置が左右でずれている、ということです。このため音を立体的に認識することができるのです。


エネルギーを熱に変えて音を消す

また2015年8月には、大連理工大学の研究チームが、フクロウの意外な一面を発見したというニュースがありました。レーザーやカメラを使い、飛行中のフクロウをワシやハトと比較したところ、フクロウの羽はエネルギーを熱に変えて羽音を消していることが分かりました。これまでは音をさせずに飛べるのは『風切場の周りに綿毛が生えていてはばたきの音を和らげているため』といわれていましたが、その理由が科学的に証明されたのです。


フクロウというと、日本ではそのままズバリの「フクロウ」という種類を指していることが多いようです。「フクロウ」は全長50~62cmで、顔を縁取る羽毛がハート型になっています。なんとも愛らしいですね。


フクロウカフェではそのものずばりの「フクロウ」の他にも、さまざまな種類のフクロウに出会えるところがたくさんあります。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。


【フクロウ】
Strix uralensis フクロウ目フクロウ科フクロウ属
スカンジナビア半島から日本にかけ、ユーラシア大陸北部に広く分布する。
食性は動物食で、主にネズミや小型の鳥類を食す。
単独またはつがいで行動し、渡りは行わない。
夜行性なので人目に触れる機会が少ない。

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