【鳥種図鑑】まるで犬? 憧れのコンパニオンバード タイハクオウム

by アニコム 鳥チーム 2019.03.27

その大きさと、優雅で美しい純白の姿はまさに憧れ。


タイハクオウムは、ペットショップでも抜群の存在感を誇る、人気が高いオウムです。一度は飼ってみたいと憧れている方も多いのではないでしょうか。


コンパニオンバードの中でも特にフレンドリーな性格で、一度触れ合えば多くの人がその魅力に引き込まれることでしょう。


今回はそんな魅力たっぷり憧れの大型種、タイハクオウムをクローズアップしていきます。


タイハクオウムってどんなオウム?

太白(タイハク)の名前の通り、白くて大きなオウムです。


原産国はインドネシアで、野生のタイハクオウムはモルッカ諸島北部から中部に生息しています。大きさは約45~55cm、体重は約450~650gです。


野生では果実や種子類を主に食べていますが、飼育下では専用のペレットや混合フードを中心に季節の野菜や果物を副食として与えるのが主流です。


成鳥になってからでも人に懐きやすく、とてもフレンドリーで「犬のようなオウム」と呼ばれることもあるほど。なでられたり抱っこされるのも大好きで、全身あますところなく触ることができるのは、まさに小さな犬のよう。


知能も非常に高く、仰向けになっておどけてみせたり、おもちゃを持ってきて自分から遊んでアピールを行ったりもします。


このコミュニケーション能力と、スキンシップが大好きなところは鳥のイメージを一変させる程です。


オウム・インコ類は小型でも軽く10年以上生きますが、大型のタイハクオウムは寿命が40~50年と非常に長いため、一生を見届けることができるか、考えた上でお迎えすることが重要になります。


タイハクオウムと生活するには

タイハクオウムに限らず、大型鳥の飼育は、環境面、経済面、時間面で多くの配慮が必要です。


ケージは羽根を自由に広げられるような大型のものを用意しましょう。また、閉じ込めっぱなしにするのではなく、お部屋の中で自由に動き回れる時間を作って積極的に接してあげてください。


鳴き声が非常に大きく、野生下のタイハクオウムは朝夕に雄叫びをする習性があります(鶏のコケコッコーのさらに大きな声をイメージしてください)。飼育下でこの雄叫びが見られるのかは個体差にもよるのですが、それ以外にも飼い主さんにかまって欲しくて大声を出す「呼び鳴き」や、自己主張のためやびっくりした時などに叫ぶことはあります。


声でコミュケーションを取るのは鳥さんにとって自然な行為なのですが、飼育という点で考えると対策が必要です。タイハクが大声で叫んでも周りに迷惑がかからないような防音設備が必要となります。


そして人好きな性格も相まって、構ってあげないと寂しさからくるストレスで体調を崩してしまうことも…!


タイハクオウムやオオバタンなどの感情や情緒が豊かな子達は、その一方で精神的な不安から毛引きをしてしまうことがあります。他にもモモイロインコやヨウム、小型ではオカメインコやコザクラインコなど、心が繊細な子や愛情深い子に多く見られる毛引き症。


具体的には自分で自分の羽根を抜いてしまう状態で、エスカレートするとくちばしの届く範囲すべての羽根を抜いてしまい丸裸になってしまう子や、羽根を抜くだけでは足りず体を傷つけるところまでいってしまう子も。


栄養状態や内臓疾患、発情行動などが引き金となる場合もありますが、精神的な要因も多く、引越し、震災、住居人や生活リズムの変動、お留守番など、さまざまな要素で毛引きが始まる可能性があります(もちろん何事にも動じず全く起こらない子もいます!)。


わが子が毛引きをしてしまった時につい自分を責めてしまう飼い主さんが多いのですが、必ずしも飼育方法にすべての原因があるというわけではありません。


そういったことから、お迎えするにあたっては、お世話や設備やしつけばかりでなく“毛引きの可能性”とも向き合う覚悟が必要です。


憧れのタイハクライフ

残念ながら筆者は、スペースや防音設備等の関係で、タイハクとの憧れのバードライフを実現できず、YouTubeやSNSで話題の「いたずらオウム」のろう君を見て、憧れのタイハクライフを妄想しています。


【関連リンク】
・ろう君のYouTubeページ「いたずらオウム」
・ろう君のブログ「いたずらオウムの生活雑記」


ろう君の他にも、音楽に合わせてヘッドシェイキングする陽気な子や、足やくちばしを器用に使い同居の犬や猫とスキンシップを試みる子、大好きな飼い主さんが帰宅するのを窓から見つけ大喜びで玄関まで迎えに行くいじらしい子など、人間顔負けのハートフルなタイハクエピソードの数々に、憧れは募るばかりです。


知人が一緒に暮らしているタイハクは、ちょうど人の肩の高さになるケージの上や机の上にいるときに、近くで腕を大きく広げるとピトッと寄り添ってくるそうです。


そのまま抱きしめてあげるのがいつもの流れで、抱きしめてもらうのが大好きなタイハクさんと飼い主さんの以心伝心っぷりが伺えます。


ちなみに、「抱きしめた後は脂粉で服が真っ白になってしまうけれどやめられない」とのことでした。


このように、ワンちゃんと同じくらい人懐っこく、家族の一員としてかけがえのない存在であるという実感のこもった話も聞けるので、それを武器に、タイハクを迎え入れるため、家族への説得を頑張っている今日この頃です(笑)。


苦労も多いけど、やっぱりタイハクオウムは憧れる

前述の通り、身体も声も大きくとても存在感があることや、長寿であることなど、大型鳥との生活は乗り越えるべき壁が多々あります。高価であることはもちろん、設備投資も日頃のお世話も大変で、簡単に飼育に踏み切ることはできない種類です。


しかし、それ以上のものを与えてくれる鳥界随一の愛情深さや、日常生活での魅力はまさに生涯の伴侶(コンパニオン)にふさわしい存在です。


もしも一緒に暮らす事が叶ったら、末永く素晴らしい家族になってくれるタイハクオウム。憧れだけで終わらせず、知識と環境を整えて魅力ある彼らと一緒に暮らしてみませんか?


【鳥種データ】
体の大きさ:★★★★★
スキンシップ:★★★★★★★(←上限突破)
声の大きさ:★★★★★


※アニコムの鳥ヲタクによる設定です。


※記事制作にあたり、本文でご紹介した、ろう君の飼い主様にもご協力いただきました。ありがとうございました!


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