突撃!隣の鳥ごはん!

by アニコム 鳥チーム 2019.08.29

あなたは鳥さんに、どんなごはんをあげていますか?


本来、野生のインコは穀物や葉、昆虫などさまざまな物を食べます。


一方、飼育下の鳥さん用のごはんは、多くの種類が店頭に並んでいるので、上手くチョイスしないと栄養が偏る場合があります。


ここでは、栄養管理の基礎となる、鳥さんのごはんの基本を押さえていきましょう!

※この記事の対象は、小型のインコ類・オウム類・フィンチ類の鳥さんとさせていただいております。

ペレット or シード!? 好みは真っ二つ!

おうちの鳥さんは、どんなごはんを食べているのでしょうか。

こちらは、2016年のアニコムのkokusei調査のデータです。

主にペレットとシード、意見はほぼ真っ二つですね。


「わが家の鳥さんはどっちがいいんだろう…」

と悩んでいても仕方ありません。


今回は、アニコム社員の愛鳥家のお宅を突撃します!

早速、覗いていきましょう!

①シード派:パイドちゃん(オカメインコ)家のごはん

まずはトップバッター、オカメインコのパイドちゃんのお宅にお邪魔しました。


パイドちゃんのごはんはシード中心です。

大きな種子を割るのが苦手で、文鳥用の皮付き(ボレー粉や野菜がミックスされたもの)を食べているそうです。


パイドちゃんのごはんは、トッピングにこだわりがあるようです。

「自分の羽根を抜いてしまうことがあるので、リラックス効果があるというオレンジピールと噛み心地が好きな竹炭を少しずつあげています。


また、タンパク源として、フリーズドライ豆腐を2つ(たま~にかじっています)トッピングしています。(すべて鳥・小動物用)」と飼い主の鈴木さん。


「野菜は小松菜、水菜、サラダ菜などを毎日、お水にはビタミン剤を混ぜています。」と、ごはんの栄養バランスも素晴らしいです!


シード派のパイドちゃんだけに、ペレットについては、「別のお皿で置いてますが、ときどきつつく程度であまり減っていません(笑)」とのこと。


パイドちゃんの好きなごはんで、かつ栄養バランスも整っていて、飼い主さんの愛を感じますね!

②ペレット派 よこちゃん(セキセイインコ)家のごはん

お次は、セキセイインコのよこちゃんのお宅にお邪魔しました。

よこちゃんはペレットが主食です。


ペレットを主食にした理由に関して、「鳥種ごとの必要な栄養素について、これが正解というのはまだ全て解明されていないそうですが、ペレットは栄養バランスが整っているといわれているので、主食として与えています。」と飼い主の渡邉さんに語っていただきました。


ペレットの種類はたくさんありますが、渡邉さんは海外のものを与えているそうです。その理由として「鳥さんのペレットの歴史が長いアメリカやドイツで作られたペレットは、研究が進んでいるうえに、法律も整っているので安心」とのこと。


「ただ、海外のペレットは輸入が安定していなかったり、ロットによって粒の大きさが変わることがあるので、いろいろな種類のペレットの味に慣れてもらえるように普段から意識しています。」と、苦労もあるのだとか。


「食生活に彩りを持たせるために、どきどき青菜を与えたり、おやつで皮付き餌を与えたりすることもあります!」と渡邉さん。


主食は栄養バランスの整ったペレットですが、青菜やおやつもチョイスされていて、充実したごはんでした!

③ペレット&シード派 カフィちゃん(文鳥)家のごはん

最後は、文鳥のカフィちゃんのお宅にお邪魔しました。

カフィちゃんのごはんは、ペレットとシードの両方です。


カフィちゃんの体格にあった適正な体重を維持するために、一日のごはんは、朝一で体重を測り、その結果によって量を微調整しているそうです。


また、ごはんの回数について、「土日は、朝昼はペレット、夜はシードで、1日のごはんを3回に分けてあげています。平日は、2回にしか分けられないので、本気で自動給餌器が欲しいです!!」との声もいただきました。


「1つのお皿に入れるとすぐに食べ終わってしまい、カフィが寂しがってしまうので、お皿を3つ設置して、あっちいったりこっちいったりしながら食べてもらってます。(*^_^*) 」と飼い主の小松崎さん。


飽きないように楽しんでごはんを食べられる仕掛けが良いですね!


副食に関しては、「野菜は家にあるときだけ。スライス人参が大好きです。」と、グルメなカフィちゃんでした!

シード or ペレット、正解は?

いかがでしたか?

みなさん、鳥さんが楽しく、栄養バランスの良いごはんを食べられるよう工夫されていました。


しかし、やはりペレット、シード、好みはバラバラ。


「結局どっちがいいの!?」

...ということで、


アニコムの鳥さん大好き獣医師、小谷先生にお話を聞いてみました!


「ペレットかシード、どちらが正解というのはありません。

元々、種子の他にも色々な食性を持つ鳥さんのために、必要な栄養素を考えて作られたのがペレットです。ですので、初心者の飼い主さんは、ペレットの方が与えやすいかもしれません。


また、療法食の多くがペレットです。将来もし鳥さんが病気にかかって、療法食が必要になったときに、ペレットに慣れている鳥さんなら、療法食への切り替えがしやすいです。


ただし、ペレットは常温保存に弱く、腐敗するとお腹を壊す原因になります。保存方法を確認しましょう。


一方、シードは嗜好性が高く、種の殻を剥く楽しさもあるので、シードの方が美味しいと感じる鳥さんは多いです。主食がシードの場合、副食として、きちんとビタミンやミネラルを補わないと、栄養不足になってしまうので注意が必要です。」


とのことでした。

ペレットとシード、それぞれメリットとデメリットがあるのですね。

それぞれの鳥さんによって、上手く使い分けることが大切、というわけですね!


ちなみに、シードしか食べない!という鳥さんもいますが...


「鳥さんの中には、ペレットがお口に合わない子も多くいます。ペレットに変えたいのに、全然食べてくれない!という場合も焦らなくて大丈夫です。


シードの中に少量のペレットを混ぜることで、少しずつ慣れてくれる可能性があります。それでもペレットが苦手という場合でも、シードに副食をプラスすることで、美味しく栄養のあるごはんになるのでOKです!」


とのことでした!鳥さんの好みも踏まえつつ、ベストな方をえらんでいきましょう!

最後に

最後に、鳥さんのごはんの基本となるポイントは以下の5つ。


1.主食には、ペレットかシードを

副食やおやつをメインであげると、栄養バランスが偏るので注意が必要です。また、ごはんの量や衛生面の観点から、継ぎ足しではなく、毎回新鮮なごはんを用意してくださいね。


2.シードには、副食をプラスしよう

主食がシードの場合、緑黄色野菜、ミネラル(ボレー粉など)、ヨード入りのビタミン剤を足し、栄養を補いましょう。

市販の鳥さん用シードには、あらかじめボレー粉やビタミンが含まれていることがあるので、原材料をチェックすると良いでしょう。


3.定期的に量を見直そう

鳥さんの運動量や体格によって、ごはんの量が変わってきます。

毎日鳥さんの様子や体重をチェックし、定期的にごはんの量を見直しましょう。


4.換羽期はたんぱく質を多めに用意しよう

換羽期は、通常より多くのたんぱく質が必要になります。煮干しなどのトッピングや、たんぱく質入りのビタミン剤で、補いましょう。


5.楽しめる工夫をしよう

ごはんの楽しみを増やすために、ごはんの回数を2~3回に分けたり、ごはんを複数箇所に設置するなどの工夫をすると、鳥さんが喜んでくれるかもしれません!


以上、鳥さんのごはんの基本を押さえて、美味しく楽しいごはんライフを送りましょう!

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