ミーアキャット飼育日誌(3)他のどうぶつと仲良くできる?(アリス)

2017.08.25

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「ミーアキャット」は名前に「キャット」という文字が入ることから「ネコ科のどうぶつ?」と思う方もいるようですが、マングース科のどうぶつです。ペットとしてはまだまだマイナーな存在なので飼育には勇気がいるかもしれませんが、実はワンちゃんやネコちゃんと仲良く一緒に生活することもできちゃうどうぶつなんです! 今回はアリスを例にとってご紹介しましょう。


仲良くできるにはワケがある!

異種どうぶつ、同じ空間で一緒にくつろぐ様子

アリスのお家にはマンチカンのジル、チワワのクレアが一緒に暮らしています。


たまに、クッションの取り合いや、おやつの奪い合いで小競り合いがありますが、同じ場所で一緒に寝たり、ご飯を食べたりして楽しく共同生活ができています。


彼等が仲良く過ごせるのはミーアキャットの野生本来の習性からかもしれません。ミーアキャットは野性では砂漠で最大40頭ほどの群れをつくり共同生活をするどうぶつさん※だからです(参考:※どうぶつ図鑑 ミーアキャット)。群れの中では本当の親以外のミーアキャットもみんなで交代で子供のミーアキャットの子守や教育をしています。


我が家にはアリスが先にいて、アリスが1歳のときに生後2ヶ月のジルとクレアをお迎えしました。そのため、アリスは二頭を群れの子供の一員だと思ったのかもしれないですね。


仲良くお散歩♪でも気を付けないと…

犬とミーアキャットが一緒にお散歩

アリスはクレアと仲良く毎日お散歩にも出かけます。


野性では高温の砂漠地帯に暮らしているミーアキャット。気温が高い夏は寒い冬よりだんぜん行動的!お散歩もウキウキです(湿度が高い日本の夏は乾燥したカラハリ砂漠とは違ってミーアキャットでも熱中症には気をつけないといけませんが…)。


しかしこの季節に行動的なのはミーアキャットだけではありません。実はノミのような昆虫たちも活発に行動する時期なんです。


外に出ない猫のジルにもうつってしまう?

異種どうぶつ、同じ空間で一緒にくつろぐ様子

街中のノミは、草むらなどでどうぶつをが通りかかるのを待ち構え、寄生し吸血します。吸血されたどうぶつの皮膚は炎症がおきたり、吸血時のノミの唾液によってアレルギーを引き起こします。吸血したノミは、どうぶつの体や家の床などに卵を沢山落とすので、家の中でも卵から幼虫が孵化をしてノミが増えてしまいます!


これではお散歩にいかない同居猫のジルにまでノミがうつってしまう…!


みんなでノミ予防しました♪

ノミ予防のお薬を塗るミーアキャット

アリスとジルとクレアはかかりつけの先生にノミの予防薬をつけてもらいました。先生いわく、アリスの住んでいる関東地方はワンちゃんやネコちゃんと同じように春から秋まではノミの予防が必要とのこと。


またミーアキャット専用のノミの予防薬はないそうなので、犬猫用の予防薬を使用することや、塗布した薬が乾くまではジルやクレアが舐めたりしないようにするなどの投薬の注意点をしっかりと先生に確認しました。


これで安心して楽しくお散歩ができますし、お家に帰ってもまたみんなで仲良く遊べます。よかったねアリス♪


ミーアキャットの飼育日誌 ~鼻ずぼの日々~

「鼻ずぼ」とは、ミーアキャットが飼い主に対して行う鼻と鼻とのふれあいのこと。ミーアキャットとの暮らしの一コマを、お役立ち情報と共に掲載しています。
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