ミーアキャット飼育日誌(18) すべての病気は腸に始まる【前編】(み~たん)

2018.11.26

どうぶつの艶やかでモフモフした毛並は見ていて美しく、撫でると飼い主さんは心底癒されますよね。


ミーアキャットの毛並は、一体どんな感じなんでしょうか? 今回はミーアキャットの毛並にまつわるお話です。


毛艶は健康のバロメータ

「どうぶつの毛並は健康のバロメータ」と考えている飼い主さんは多いのではないでしょうか。私もその一人で、み~たんの毛並を日々チェックしています。今のみ~たんの毛並は、ツヤツヤ・サラサラで合格!


しかし、幼少期のみ~たんはパサパサ・ゴワゴワの毛並だったのです。一体、何がみ~たんの毛並を変えたのでしょうか?


み~たんの毛並を変えたもの

そこには、2つの要因が考えられます。


まず1つ目は、食餌。わが家にお迎えしたばかりの幼いみ~たんの食餌は、ペットショップでのメニューをそのまま踏襲していました。フェレット用フード、ハリネズミ用フード、リス用クッキー等をふやかして与えるというものです。


育ち盛りで食欲旺盛だったみ~たんはバクバクと食餌を平らげていましたが、当時の毛並はパサパサ・ゴワゴワ、目ヤニも多かったのを覚えています。


そして、それ以外に驚くべき事態が発生しました。当時のアニコムオフィスはどうぶつ同伴可だったので、まだひとりでお留守番ができなかった幼いみ~たんは、私と一緒に出社していました。すると、同じフロアで働く同僚にアレルギー症状が多発するようになってしまったのです。


これはあくまでも個人的印象ですが、犬・猫アレルギーよりも影響範囲が広範で、症状の出方も強いように感じました。まるでバイオハザードです。


思い当たったトラブル原因

「ワンちゃんネコちゃんと違って、み~たんに何か特殊な問題があるのかな?」と焦りながら原因・改善策をあれこれ検討する日々。その時、み~たん自身の毛並のパサつきや目ヤニの多さ、そして、み~たんのフード特有の鼻につく臭さが脳裏をよぎりました。


「もしかして、み~たんの問題ではなく、食餌の問題かもしれない」と考え、従来のフードから、ササミを中心とした雑食性の手作りメニューに切り替えたのです。


すると、徐々にみ~たんの毛並は改善、目ヤニの量も減って健康的になっただけでなく、周囲の人々のアレルギー症状も治まっていったのでした。本当によかった!


どうぶつによって適した食餌は異なる

だからと言って、私は「そのフードが悪質だ」と短絡的に言うつもりはありません。従来から販売されている一般的なフードですし、特に悪い評判も聞いていません。もしかすると、そのフードがミーアキャットという種に消化吸収された場合にのみ現れる、特異的な反応だったのかもしれません。


ただ何にせよ、周囲に強烈なアレルギー症状を引き起こすような激しい異常反応が、幼く小さなみ~たんの体内で巻き起こっていたことを想像すると、私は胸が締め付けられる思いになるのでした。


すべての病気は腸に始まる

「すべての病気は腸に始まる」――これは紀元前5世紀のギリシャの医師ヒポクラテスの残した言葉です。その真髄を見抜く力、恐るべし。


近年ヒトの世界では、腸内細菌のバランスが消化器系の疾患のみならず、肥満、アレルギー、自閉症、うつ、糖尿病、認知症等、数多くの疾患と関連性があることが明らかになってきました。


それだけ健康に大きな役割を果たす腸内フローラですが、乳幼児期に急激に腸内で増えるとともに構成要素が安定化し、その後は基本的に変えられないと言われています。つまり、「三つ子の腸内フローラ、百まで」なのです。


食が細くお腹を壊しやすいみ~たんの体質は、腸内フローラが構成される乳幼児期に、体に合わない食餌を与えたのが一因であろうと、私は申し訳なく思っています。


飼い主からのかけがえのない贈り物

愛する家族の乳幼児期に理想的な腸内フローラを構成してあげることは、飼い主からのかけがえのない贈り物です。多様性が高く、構成バランスの良い腸内フローラは、その子の生涯の健康を支える基盤になるといわれています。


ぜひわが子に合った適切な食餌について、幼いうちから、いえ、幼いからこそ、慎重に考えてみてくださいね。


では、次回み~たんの連載では、み~たんの毛並を変えた要因の2つ目をご紹介しますので、お楽しみに!

ミーアキャットの飼育日誌 ~鼻ずぼの日々~

「鼻ずぼ」とは、ミーアキャットが飼い主に対して行う鼻と鼻とのふれあいのこと。ミーアキャットとの暮らしの一コマを、お役立ち情報と共に掲載しています。
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