ミーアキャット飼育日誌 (8)一筋縄ではいきません(み~たん)

2018.01.26

どうぶつさんと一緒に暮らすことは、「かわいい~!」だけではすまないことが多いものです。今回はミーアキャットをお迎えするにあたって知っておいてほしい、“ホントのところ”のお話。


飼いたいと思ったら

この記事をご覧になっている方の中には、ミーアキャットのお迎えを検討中の方も多いのではないでしょうか。でも、なかなかどうして、ミーアキャットは一筋縄ではいかない動物です。


飼い始めてから「こんなはずじゃなかった!」となるのを避けるためにも、今回は敢えてミーアキャットの飼育の難しさを「環境」「食餌」「生態」といった観点からお伝えしたいと思います。



トイレ覚えるの苦手だよ

まず「環境」です。


アフリカが故郷であるミーアキャットは寒さが苦手。生活する上で快適な温度は28℃程度と言われており、冬は暖房に気を配るのはもちろんのこと、夏は冷房の効き過ぎにも気をつける必要があります。


また、ミーアキャットはケージだけの生活ではストレスを感じるので、室内での運動やお散歩などが必要です(お散歩デビュー前にはノミの予防もお忘れなく)。運動は大事ですが、ミーアキャットはトイレを覚えるのが苦手なので、ケージから出すと、トイレではないところでしてしまう可能性大。み~たんはよく壁際でしてしまいます。そのため、掃除しやすい床材のお部屋が断然お勧めです。


また、野生では砂地を掘って巣穴作りや餌探しをする習性があり、飼育下でもよく掘る動作をしますので、床や壁が多少傷になる覚悟も必要です。



昆虫、美味しいね

次に「食餌」です。ミーアキャットは肉食性で、野生下での主食は昆虫とその幼虫、他にヘビ、サソリ、鳥類、鳥の卵、芋類などを食べます。飼育するにあたっては、手作りフードや他の動物用フードを与えることになります。


しかし、今はまだミーアキャットの栄養学というものがないため、禁忌と思われる食材を避けつつ、試行錯誤で食餌を与えざるを得ません。ちなみに、私はどうしてもミールワーム(※)をあげる勇気がなく(触れない…)、み~たんに申し訳ないとは思いつつ、ササミ中心の手作り食とキャットフードなどを与えています。


本当は虫さんが大好物なんじゃないかな…。ごめんね、み~たん。


※小型動物のエサとして飼育されている生きた幼虫



見た目よりもワイルド

最後に「生態」です。野性味が強いと言われるミーアキャットですから、幼い頃から人馴れさせることが重要です。


ワンちゃんやネコちゃんのように、幼い頃から抱っこしたり、毛づくろいの真似をして遊ぶことで人に馴れてくれますが、どれだけ人馴れさせていたとしても、大変なのが発情期。個体によってかなり程度差はありますが、気性が荒くなりヒトに咬みつくこともあり得ます。私もそうですが、大なり小なりミーアキャットに咬まれた経験のある飼い主は少なくないのではないでしょうか。


また、ミーアキャットは子どもだと手のひらサイズ、大人になっても体長30㎝ほどと小さいので、飼い主の足元に付きまとっていたり、急に足元を駆け抜けていくときなどに飼い主が誤って踏んでしまうと、大ケガになってしまうと感じるときがあります。


そういった意味も含め、小さなお子さんがいるご家庭でミーアキャットを飼うことについて、私個人としては否定的です。互いの身の安全のために、お子さんが成長されるまで待つことをお勧めします。



全部ひっくるめて愛せるか

「動物を飼いたい」と思ったとき、その動物の魅力に目がいくのは当然のこと。


でもひと呼吸おいて、「エキゾチックアニマルが愛玩動物としてあまり普及していないのには、それなりの理由があるのかも?」と考え、飼育上の課題についても精力的に情報収集していただきたいと思います。そのうえで、自分も、その動物も、本当に幸せに暮らせるか総合的にご判断ください。


ちなみに、この記事に書いた以外にも、私とみ~たんとの生活で大変なことはたくさんありますし、私が至らない点もたくさんあるでしょう。しかし、私はみ~たんを家族の一員として迎えることができて心から幸せです。


そして、み~たんにも「僕もこの家に迎えられて、最高に幸せ!」と思ってもらえるよう、この先も最大限努力するつもりです。どうか皆さんも素敵な家族と巡り合えますように!


ミーアキャットの飼育日誌 ~鼻ずぼの日々~

「鼻ずぼ」とは、ミーアキャットが飼い主に対して行う鼻と鼻とのふれあいのこと。ミーアキャットとの暮らしの一コマを、お役立ち情報と共に掲載しています。
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