2018.02.26
ワンちゃんやネコちゃんは大好きな飼い主さんがほかの子をかわいがるとやきもちをやく、ということがありますが、ミーアキャットも結構甘えん坊のやきもちやきだって知ってますか?
今回は、たくさんの同居ペットと暮らすアリスとお母さんの様子をご紹介します。
独り占めしたい!
アリスはお母さんが大好きです。お母さんがそばにいる時は膝の上に乗ったり、洋服の中にもぐりこんだりと、とにかくべったり!
野生では数十頭の群れで暮らすミーアキャット。仲間とべったりくっついている画像をテレビなどでよく見かけますが、家庭で飼っているミーアでも家族とくっついてスキンシップをとることが大好きなんです。
譲りたくない!
アリスはどうやら大好きなお母さんの膝を独り占めしたい様子。甘えん坊のチワワのクレアもお母さんの膝に乗ろうとしますが、アリスはクレアを遠ざけようと体当たりしてじゃまをします。
野生のミーアキャットは数十頭のコロニーに一頭だけ優位の雌がいて、群れのリーダーの役割を担います。リーダーミーアの言うことは群れでは絶対! もしリーダーに嫌われたら、群れを追い出されてしまうことさえあるのです。
集団で役割分担して生きているミーアキャットは、群れを追い出されたら生きていくのは大変。天敵に狙われて死んでしまうこともあります。そんな理由でアリスはこの家のリーダー的存在のお母さんにべったりとくっついて、誰にもお母さんの膝を譲りたくないのかもしれません。
やきもちの小競り合い
お母さんを取り合う、アリスとクレアの小競り合い。懲りずに毎日繰り広げられます。決して、相手を傷つけることなく、運動にように楽しんでやっている時もあるようです。生後3ヶ月の赤ちゃんの時に迎えたクレアのことを、当時2歳だったアリスは、妹のように感じているのかもしれません。
小競り合いの最後は、いつもクレアに譲ってあげることが多いようです。アリスは優しいお姉ちゃんですね♪
相手によって態度が違う
猫のジルとも、このやきもちの小競り合いは繰り広げられます。
ただし、ジルとはもっと激しめ。もちろんケガをするほどではありませんが、アリスはクレアの時のようにジルにはぜったい譲りません。体重が3倍ほどもあるジルに対しても、いつもひるまず向かっていきます。ジルは迎えた当初からアリスよりも体重が重かったため、アリスにとってジルは妹というよりライバルのような存在なのかもしれません。
この激しめの小競り合い、最終的にはいつもジルが面倒になって逃げていきます。
一緒に暮らすには相性も大事
なんだかんだあっても、3頭はこの家族という小さな群れでバランスをとって楽しく暮らしています。ちょっとした小競り合いも、3頭には生きる張り合いになっているのかもしれません。
3頭が比較的楽しく暮らせているのは、最初にアリスがいて、次に迎えたクレアとジルがまだ赤ちゃんだったこと、最初は慣れるまでケージ越しにゆっくりと引き合わせる時間を作ったこと、また、後から迎えた2頭がもともと穏やかな性格だったことがよかったのかもしれません。
ミーアキャットは群れで暮らすどうぶつなので、多頭飼育は相性がよければお互い幸せだと思いますが、「やきもちやき」の性格はアリスだけではなく、意外と多いようです。
迎え入れ方や相性が悪い場合は、ケンカなどでお互いにケガをしてしまうこともあるかもしれません。多頭でミーアキャットや他のどうぶつを迎えるときは、どうぶつ種としての相性や身体の特徴、お互いの年齢、迎える時期などを検討していただき、迎え入れ時は様子を見ながらゆっくりと引き合わせることをお勧めします。