保護猫アメと里親マリの肉球記(25)~飲水量減ってませんか?

2018.10.22

皆さん、こんにちは!ネコ好きアニコム社員のマリです。


朝晩は寒いな~と感じる日も多くなってきて、暖かいものが恋しい季節ですね。わが家のネコちゃんたちも、寒さを感じて暖かい寝床で寝ている時間が長くなったように感じます。


ごはんはしっかり減っているけど、夏場より水を飲む量が減っている気がする。人と同じで夏のように喉が渇くことが少ないからかな…これって体に負担はかかっていないかな…。


教えて、小寺先生!


冬は飲水量が少なくなる

マリちゃん。よく見てますね!


猫も人と同様、夏場は喉が渇くことも少なくなるので、冬場は飲水量が減ったり、排尿回数が減る傾向にあります。


野生の猫は、小動物を補食して生きていたので、食事と同時に水分も取ることができていたと考えられます。


現代の猫の食事は、水分量が10%程度のドライフードがメインとなっています。そのため、水を飲む量が減ってしまうと、本来の小動物メインの食性の頃より、かなり水分摂取量が少なくなってしまうことになります。


冬場は、さらに水分摂取量が少なくなってしまうので、泌尿器系のトラブルが増えてしまいます。


飲水量が減ることで起こるトラブル

冬場に増える泌尿器系の病気は、膀胱炎、尿石症などの下部尿路疾患が多いといわれています。


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尿石症の原因となる、尿中の結晶は尿が濃いほど出やすくなります。尿中に結晶ができることで、膀胱炎や尿石症を発症しやすくなります。


ただ、膀胱炎や尿石症は、飲水量だけでなく体質や食事や環境などの影響も受けるので、飲水量が少ないから発症するとは一概にはいえません。


飲水量を増やすための工夫① 水を飲む環境

とくに冬場に猫が泌尿器疾患にかからないようにする予防策をお話したいと思います。


一番重要なのは「飲水量を減らさせない」ことです。そのための工夫について3つお伝えします。まずは、水を飲む環境についてです。

  • 水は新鮮な状態を保つこと
    猫が野生で暮らしていた頃には、匂いなどを頼りに身体に害を及ぼさない新鮮な水を探して飲んでいたといわれています。猫の水を入れ替えた途端、飲みに来るのは、そうした本能が残っているからかもしれません。


  • 水飲み場の設置場所
    また、猫の水飲み場も工夫をしてあげましょう。猫が毎日の生活の中でよく立ち寄る場所をいくつか見つけ、何カ所かに水飲み場を設置します。何ヶ所かに設置してあれば、飲む回数を増やすことにつながります。1度に飲む量は少なくても、飲む回数を増やすことで、飲水量を増やしていきましょう。


飲水量を増やすための工夫②好みの水を用意

実は猫にも好みがあります。飲水量が増えるように好みの水を用意することも大切です。猫によって好みが異なるので、試しながらどのように飲むのが好きか試してあげてください。


【猫が好む水の一例】

  • 水の温度:暖かめ(冬場に冷たい水は人も避けますよね)

  • 水の状態:流水(出来るだけ新鮮な水を)

  • 器の形:髭の当たらない幅広の器や高さのある器など(髭は非常に敏感なのでリラックスして飲めるように)

  • 器の材質:ガラス製や陶器(好きな舌触りの器を選ぶ)


飲水量を増やすための工夫③食事からの水分摂取量を上げる

食事の水分量を増やすことも、水分摂取量を増やすのに効果があるといわれています。


ウェットフードは70~80%が水分なので、10%程度のドライフードと比べると効率よく水分を取ることができます。ウェットフードを与えることで、なかなか水を飲まない猫にも無理なく水分を取らせることができます。


個人的には、普段の生活にウェットフードを取り入れることは、水分を無理なく摂取するだけでなく、ウェットフードに慣れるので、災害時など、ウェットフードしかなくても食餌に困らないというメリットがあると考えます。


小動物を食べていた食性からすると、食べ物から水分を取るというのは猫の生態に合っているといえます。


水飲み場見直してみます!

小寺先生、ありがとうございました!


水飲み場の工夫…水の好みって難しい…。でも確かにアメは流水に興味津々だったり、ソラはお風呂の水を飲もうとするし! わが家のネコちゃん達もそれぞれ好きな水が違いそうなので、いろいろ研究してこれからの冬に備えます。


水分を取れているネコちゃんと取れてないネコちゃんでは病気になる確率や寿命にも違いが出そう!


全員ご長寿目指してがんばります!




今後も当肉球記をお楽しみいただくとともに、猫についてもっと知りたい!という方は、ぜひアニコム獣医師監修「猫との暮らし大百科~猫の栞~」もお楽しみください。
※当コラムでおなじみの小寺先生も監修しています。


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