2017.06.08
ひょんなことから里親マリの家にやってきた保護猫アメ。その成長を、飼い主であるマリの奮闘っぷりとともにお伝えしていきます。
こんにちは。アニコムいちの猫好き社員(自称)、マリです。
前回生後わずか14日目の仔猫(命名アメ)と、運命の出会いを果たした私。
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すでに我が家には2頭のセンパイ猫がいましたが、3頭目の子をお迎えしたいと思っていた矢先だったこともあり、迷いはまったく!ありませんでした。
センパイ猫であるココ(4歳)とソラ(3歳)。彼らはアメを優しく迎え入れてくれるのでしょうか?
おお! まったく近寄らない。アメに比べてだいぶ大人なのに、むしろ怖がっています…。ソラもココもお互い離れようとせず、遠くから見つめるばかり。なんて臆病なんでしょう。
一方のアメはというと、やっと目が開いたばかり。ずっとぼんやりしていて、センパイたちのことは眼中にないようです(笑)。私マリはというと、本当はアメを抱っこしたりして一緒に遊びたいけれど、ぐっと我慢。起きてもよちよち歩きなので、危なっかしくて目が離せません。
せっかくなので、生まれたての仔猫のお世話の仕方について、アニコムの獣医師にポイントを聞いてみました。
アニコム獣医師・小寺先生のワンポイントアドバイス!
おうちに来たばかりのアメちゃん、とってもかわいいですね! 猫の赤ちゃんを育てるために大切なことは、(1)体温調整、(2)排泄、(3)睡眠です。
- 体温調整
生まれて15日くらいまでは脂肪が少なく、自力での体温調整が難しいため、お母さんや兄弟とくっついて体温調整しています。アメちゃんもまだ自分で体温調整するのが難しいため、保温マットや湯たんぽなどで温まれる場所を準備してあげてください。ただしやけどには要注意。人肌程度の温度に調整できるものを選びましょう。
- 排泄
猫の赤ちゃんが自力でトイレができるようになるのは、生後23~39日齢くらい。それまでは、排尿と排便をお母さん猫や飼い主が促してあげないといけません。湿らせたコットンやティッシュペーパーで、おしりのまわりを刺激してあげてください。排尿はご飯の度、排便は1日1回程度が目安です。
- 睡眠
この時期の仔猫は、一日20時間以上を寝て過ごします。寝ている間に成長ホルモンが分泌されるので、しっかり寝ることが大切です!物音で起きたりしないよう、静かな環境でしっかり眠らせてあげましょう。また狭い所の方が落ち着くので、布でケージの一部囲ってあげたり、ドーム型のベットにしてあげてもいいかもしれません。
分かりました先生!
次回は、(1)~(3)の(マリの)奮闘記をお送りします。ココセンパイ・ソラセンパイは、アメとなかよくできるようになれるのか!? 乞うご期待!
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