2018.01.12
寒い季節、人もどうぶつも、お家でぬくぬく暖かく過ごすのが幸せな今日この頃。
「熱中症の心配も少ないし、ごはんはおいしそうに食べてくれるし、なんだか夏より落ち着いているかも…」
ちょっと待って! 寒い季節だからこそ、注意していただきたいポイントがあるのです!
冬だからこそ、増える病気もあるんです!
人では、冬になるとウイルス性感染症が増えたり、心臓病や関節の病気などが増える、といわれています。実はどうぶつでも同じように、冬になると増える病気があるのをご存じですか?
このグラフは、ネコちゃんの泌尿器疾患(膀胱炎など)に関する保険金請求件数を季節ごとに示したものです。冬(12~2月)に泌尿器疾患が増えているのがわかりますね!
また、泌尿器疾患の他にも、呼吸器系疾患や心臓病、筋骨格疾患などが人と同じように冬に起こりやすいと言われています。乾燥した冷たい空気が気管を刺激したり、寒さが血管や筋肉を収縮させるなど、冬ならではの環境が病気を増やす要因だと考えられます。
これはネコちゃんだけでなく、ワンちゃんをはじめ、他のどうぶつにも当てはまります。
冬になりやすい病気があるなら、それを防ぐ方法を知っておきたいですよね!
そこで、アニコムから、3つのカンタンな予防方法をご紹介します!
【参考リンク】アニコム損保ニュースリリース(2009年12月9日配信)
①思いっきりごくごく! お水をたくさん飲んでもらおう!
寒くなって水を飲む量が減るとおしっこが濃く、少量になるため、膀胱に結石ができやすくなるなど、泌尿器に負担がかかるリスクが高くなります。水飲み場所を数か所においたり、温かい水を用意してあげるなど、積極的に水分を摂りやすくしてあげましょう!
また、ごはんを水分を多く含んだものに変えたり、ふやかしたごはんにすることで、水を飲む量を増やすこともできます。ふやかしごはんが好きではない子もいますので、どうぶつ本人の食いつきと相談しながら試してみてください!
②ぽっかぽかに!お家の中を暖かくしよう!
この季節、寒い場所へはできる限り行きたくないもの。トイレやその通り道が寒いと、おしっこを我慢してしまい、膀胱炎のリスクが高まる可能性もあります。
また、人と同じようにどうぶつも、寒さを感じることで体が縮こまってしまいがち。体の動きがぎこちなくなると、思わぬ事故にもつながりかねません。寒さによる血管の収縮は循環も悪くなり、心臓病の子たちには負担がかかる可能性もあります。
トイレ周りはもちろんのこと、お部屋全体も暖めてあげましょう! 暖かい部屋で遊ぶことで、体をスムーズに動かすことができますよ!
③しっとり…加湿しよう!
同じ気温でも、空気が乾いている方が寒く感じることをご存じですか? 空気が乾燥する冬は、寒さに加えてほこりやウイルス等、小さくて軽いものが飛び散りやすくなるため、くしゃみや鼻水などの症状を引き起こすことが多くなると言われています。
少しの工夫で、部屋の湿度を上げてみましょう! 加湿器がなくても、洗濯物や濡れタオルなどを部屋で乾かしたり、お湯の入った器を置いておくだけでも、簡単に湿度が上げられます。
また、湿度が上がれば体感温度も上がるため、部屋の暖め効果を一層高めることができる利点も!
【まとめ】ちょっとした心がけでも、冬を快適に過ごす大きなポイントに!
冬を快適に暮らす工夫について、リストにしてみました。
- お水をしっかり飲むこと
- 暖かくすること
- 乾燥を防ぐこと
この3つを心がけることで、人もどうぶつも、冬を快適に過ごせるようになります!
お家ですぐにできる工夫ばかりでしたね! こんなちょっとした心がけが、病気の予防につながる大きなポイントかもしれません。まだまだ寒いこの季節、どうぞお試しあれ!
スパママさん
我が家のもうすぐ8歳になるジャックラッセルテリアは、この時期遊ぶ時以外は、むるめの湯たんぽが寝どこになります。冷蔵庫を開ける音を聞きつけると、「おやつちょうだい」モードでやって来ますが、すぐ湯たんぽの寝どこに戻り、ぬくぬくしていますよ。とても寒がりです。
こむぎLOVEさん
冬の病気予防に、役立ちました。特に、部屋は加湿した方がいいとは、知りませんでした。湿度上げてみます。