犬と猫の誤飲事故を起こさないために知っておきたい3つの対策とは?

2019.11.22

ADVERTISEMENT

ワンちゃん、ネコちゃんが食べてはいけないものを口にしてしまう誤飲。場合によっては、手術をしたり、死に至ることもある悲しい事故のひとつです。


とはいえ、必要以上に怖がることはありません。誤飲は、飼い主さんの注意で防ぐことができます。闘いに勝つにはまずは敵を知ることから…。誤飲事故の傾向を知り、愛するどうぶつを誤飲事故から守りましょう。



犬と猫の誤飲が、冬場に多い理由

異物誤飲による請求件数

犬の誤飲事故の発生件数を月別に見てみると、12月~3月の寒い時期に多いことがわかります。


12月といえば、クリスマス。ケーキやチキンやツリーのかざり。1月はお正月で親戚やお友だちも集まりますし、2月はなんといってもバレンタインデーで家の中にチョコがあふれます。


ワンちゃん、ネコちゃんの興味を引くものが増える季節です。私たちが楽しみにしている行事は、どうぶつにとってもワクワクなのです。いつもより慌ただしい季節だからこそ、どうぶつが口にすべきでないものは、よりいっそう気をつけて片付けるようにしましょう。



来客時の危険回避ワザ

犬に誤飲をさせてはいけないイメージ図

クリスマスが終わっても油断は禁物です。忘年会、新年会、帰省など、いつもは会わないようなお客様が増えるのもこの季節です。普段は、家族が気をつけていても、お客様がワンちゃん、ネコちゃんの食べたらいけないものを知っているとは限りません。うっかりお鍋のネギをあげてしまったなどということがないように、食事の時は別の部屋で過ごす、ケージに入れるなどで危険を回避しましょう。



ひも状のものにも気をつけて!

犬とニット

ワンちゃん、ネコちゃんの誤飲で多いのは、大好きな飼い主さんが普段使っているもの。冬に欠かせないニットやマフラー、プレゼントのリボンなども誤飲事故につながる可能性があります。


ワンちゃん、ネコちゃんはひらひら動くものに興味を示しやすいですよね。ひも状のもので遊んでいるうちに飲み込んでしまうと大変なことになりかねません。特にネコちゃんは、舌にトゲのような突起があるので、なめているうちに口の中に入っていき、そのまま飲みこんでしまう事故がよく見られます。


ひもが腸まで届いてしまうと、腸に絡みつき、腸閉塞を起こして手術が必要になってしまうことも少なくありません。



誤飲予防の三原則「お・か・し」とは

人と犬がふれあうイメージ図

誤飲事故を予防するための3つの対策


 飲み込みそうなものを「おかない」
 お部屋を「かたづける」
 飲み込まないように「しつけ」をする


誤飲は「もの」がなければ起こりません。「衣類などはすぐにクローゼットや引き出しへ」、「ワンちゃんの興味をひきそうなものは届かないところへ」が鉄則です。


具体的な片付け方法をご家族の皆さんで話し合うのもいいでしょう。片付けることで、お部屋はいつもピカピカになり、一石二鳥ですね。


誤飲は私たちのちょっとした気遣いで防ぐことができます。誤飲を防いで、楽しいクリスマス、年末を迎えましょう!


【関連記事】食べてほしくないものを口にしてしまった時に役立つしつけはこちらから

【どうぶつの病気に関するデータを公開】

みんなのどうぶつ病気大百科

アニコム損保が保有する世界最大規模の診療データをもとに、品種別・年齢別・性別のかかりやすい病気や、診療費の目安、平均通院回数などの統計データを調べることができるサイトです。犬・猫だけでなく、鳥・うさぎ・フェレットのデータも公開しています(※)。

(※)鳥・うさぎ・フェレットは年齢別・性別のみ検索可能

ADVERTISEMENT
コメント1

のんもあままさん

お散歩の最中必ず何か拾い食いして 小さな紙くずとか枝とかキャップ 出してくれますがちょっと心配です~

|