フェレットの消化管内異物について知ってほしいこと

2018.04.17

みなさん、フェレットさんの名前の由来はご存じでしょうか?? 実は、フェレットさんの名前はラテン語で「泥棒、盗む」という意味が語源なんです。フェレットさんにとっては失礼なお話かもしれませんが、そのくらい好奇心旺盛な子が多いんでしょうね。


しかし好奇心旺盛なフェレットさんがごはん以外のものを誤って食べてしまうと、大変なことになってしまいます。


今回はフェレットさんの消化管内異物についてお話しします。


フェレットさんと消化管内異物について

フェレットさんが消化管内異物で病院に行った場合、平均診療費は通院1回あたり26,255円もかかります。


また、診察を受けた子のうち、22.6%が消化管で閉塞をおこし手術を受けています。これはワンちゃんの約3倍にもなります。手術では診療費が15万円を超えることもあります。手術になると体の小さなフェレットさん自身にも負担が大きくなってしまいますね(2016年度アニコム請求データより)。


消化管内異物を起こしたら…

異物を飲んでしまうフェレットさんにはどのような特徴があり、万が一消化管内異物を起こした場合、どのような症状が見られるのでしょうか?


まず、消化管内異物を起こしやすい年齢ですが、アニコム調べでは2歳までの子に多い傾向があります。ただ、フェレットさんは好奇心旺盛な子が多いため、どの年齢においても注意が必要です。


また、フェレットさんは消化管が短く、ごはんを食べてから排泄するまで3~4時間といわれています。そのため、異物を食べてから早い段階で症状が出ることが多く、誤飲した物や量、また誤飲してからの経過時間によっては死に至ることもあります。


急に元気・食欲がなくなった、気持ち悪そうなしぐさをする等の様子が見られた場合は早めに病院で診てもらいましょう。


こんなものがお腹に!

次に、いったいどのようなものが、フェレットさんのお腹に詰まりやすいのでしょうか? その特徴は大きくわけて2つあります。


まず1つ目は咬み心地のいいものです。特に耳栓、マット、布類、スポンジ等は要注意です! お家のフェレットさんがしきりに咬み咬みする場合はすぐに離して、どの位かじってしまっているかを確認してください。一番の予防は咬ませないことです。


2つ目は自身の毛玉です。これは中齢(4歳)以降のフェレットさんに見られることが多く、長年のグルーミングの結果、お腹の中で大きくなった毛玉が詰まってしまうのです。


お家で気をつけてほしいこと

お家で気をつけることとして、たとえば以下のようなことがあげられます。


①フェレットさんが届くところに物を置かない(人のひざより下の高さやケージ周辺は特に注意)
②フェレットさんが潜り込める隙間を作らない(人の目が届かないところは作らない)
③定期的にブラッシングをして飲み込む毛の量を減らす(お腹にたまる毛を減らす)


いずれも飼い主さんの意識次第で容易に実践できるはず。


お家のフェレットさんがつらい思いをしないためにも今日からでも気をつけてあげたいですね。たくさんの愛情の中でフェレットさんが元気に暮らせるよう、これからもアニコムではいろいろな情報を発信していきます。


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