【6月25日は、無事故(625)の日】あなたは大丈夫?ワンちゃんによる事故に注意!

2021.06.15

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アニコムでは毎年6月25日を無事故の日として、ペットによる賠償責任(※)事故の予防啓発を目的とした情報発信をしています!
今回は、コロナ禍ならではの事故や日常に潜む身近な事故などをご紹介します。大切なわが子や、まわりの方に悲しい想いをさせないように、ぜひご覧ください。

(※)賠償責任  他人に身体障害や財物損壊の被害を与え、法律上の損害賠償責任が生じること。

コロナ禍で宅配サービスを利用!そこでまさか…!?

新型コロナウイルスの影響で、外での買い物や外食を控え、おうちで宅配サービスを頼む方も増えているかと思います。とても便利なのですが、利用する際にはワンちゃんの動きに要注意!
宅配業者の方に咬みついてしまう事故が多発しているのです。

■トイ・プードル ココちゃん(仮名)のケース

散歩から帰ってきて玄関でリードを外していると、宅配業者さんがやってきました。そのまま対応していたところ、ココちゃんが宅配業者さんへ駆け寄り、手に咬みついてしまいました。被害者のケガの治りが悪く、仕事に影響が出たことで、その分の損害も請求されることに。美味しい食事を楽しむはずが、事故が起きてしまったとならないよう十分に注意しましょう。


【すぐにできる予防法】
ワンちゃんは警戒心が強い動物。家族以外の人が家に来ると「不審者」とみなし、攻撃的になってしまう可能性があります。家の中に知らない人が来る場合は、ワンちゃんを別室に移動させる、玄関には来られないようにドアを閉めるなどをしてから、荷物を受け取る等の対策を。

目の前に歩きスマホしてる人が!そんなとき…!?

■柴犬 はなちゃん(仮名)のケース

散歩をしていると、目の前から歩きスマホをしている人が。そのまますぐそばを通り過ぎようとしたところ、はなちゃんが飛びつき、相手が転んでしまいました。その時、手にしていたスマホも落としてしまい、ケガの治療費だけでなくスマホの修理代も請求される結果に。相手が不注意だったとはいえ、ケガをさせてしまったワンちゃんの飼い主に賠償責任が発生してしまうのです。

【すぐにできる予防法】
目の前に歩きスマホをしている人がいたら、ワンちゃんとの距離感に注意を。すれ違うときには、一定の距離をとりつつ、リードをしっかりと引き寄せるようにしましょう。
当然ですが、飼い主である本人の歩きスマホは絶対にNGです!

大型犬ならではの事故。まさかこんなことに…!?

■ゴールデン・レトリーバー レオちゃん(仮名)のケース

散歩中、レオちゃんにリードを強く引っ張られた飼い主さんは、制御できずにリードを放してしまいました。逸走したレオちゃんは、道を歩いていた高齢の方に勢いよく飛びついてしまい、相手は転倒、すぐに救急車で運ばれました。
結果は、腰の骨を折る大ケガ。入院と、リハビリも必要となってしまいました。
高齢者ということもあり完治するまでに時間がかかり、最終的にお支払いした保険金額は約350万円に。


【すぐにできる予防法】
力の強い大型犬は、万が一の一逸走予防のために、ダブルリードの検討を。 また、咬みつき事故を防ぐために口輪をすることも有効です。

ほかにも、玄関ドアを開けた際に隙間から逸走してしまうケースも多いです。ドアを空ける時にはワンちゃんが出てこないか必ず確認をしましょう。

ワンちゃんのためにできること。

事故が起きて、損害賠償が発生するとお金がかかってしまいますが、それだけでなくワンちゃんにとって危険なことも多いです。道路に飛び出した際に車と接触してしまうと、ワンちゃん自身のケガに繋がる可能性も…。最悪の場合、命を落とすこともあります。

事故が起こらないように、普段から注意することが大切です。
みなさまと大切なわが子が、事故なく安全に暮らせるよう、これからも予防に役立つ情報を発信してまいります。

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