バレンタインはチョコの誤飲に要注意! その理由と対策は?

2020.02.03

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ワンちゃんが食べてはいけないものを口にしてしまう誤飲事故。


私たち人間がおいしく食べていても、ワンちゃんが食べてはいけないものもあります。そのひとつがバレンタインの定番、チョコレート。


バレンタインデーを安心して一緒に過ごすために、ワンちゃん目線で対策しましょう!


いちばん危険なのは2月です!!

誤飲事故の発生件数を月別に見てみると、2月が一番多く発生しています。ワンちゃんにとって危険なチョコレートが、お部屋の中に増える時期です。


「少し目を離したすきに食べてしまった」という状況が多いのが、誤飲事故の大きな特徴。実際の事故のエピソードから対策を考えてみましょう。


ケース1. ワンちゃんにとってかばんは「宝箱」

「かばんにチョコレートを入れたまま部屋の隅に置いておいたら、かばんからひっぱりだして食べてしまいました(チワワちゃん 6歳)」


大好きな飼い主さんの匂いがするかばんは、ワンちゃんにとっては宝箱。彼らの手の届く範囲に宝箱が置いてあったら、ついつい宝探しをしたくなってしまいます。さらに、その中に見たことのないおやつがあって、試しに舐めてみて甘かったら……?


甘みを感じる能力に長けたワンちゃんは、それが危険なチョコレートだとは思わずに、ぺろりと食べてしまいます。かばんはワンちゃんの手の届く範囲には置かない! を徹底しましょう。


ケース2. テーブルの上なら届かないと思ったのに!

「テーブルの上に置いてあったチョコを椅子からテーブルにのぼって食べてしまった(ミニチュア・シュナウザーちゃん 1歳)」


「予想以上にジャンプして棚の上のチョコを食べてしまった(トイ・プードルちゃん 7歳)」


…など、その運動能力は、時に私たちの想像を超えるほど。自分の体高の2倍以上のジャンプをするワンちゃんもいます。


おいしそうなものが並ぶテーブルにはなんとしても到達したい! と思ってしまうのは、食べるのが大好きなワンちゃんには無理もないことですよね。


チョコレートは冷蔵庫など、ワンちゃんが開けられない場所にしまいましょう。おいしさも保てるので、一石二鳥です。


片づける! を家族全員で徹底

買ってきた材料やもらったチョコレート、サプライズのためにこっそり隠しているものなど、この時期はおうちのあちこちにチョコレートが散らばりやすいです。かならず家族全員で『ワンちゃんの届かないところにしまう』を徹底しましょう。


実際に誤飲事故を経験したチワワちゃんのお宅では、こんなに綺麗に片づけているそうです。


「人間の目線だけでなく犬と同じ高さの目線だとどうなのかなと、床にうつ伏せになって部屋を見渡しています」とのこと。飼い主さんの愛情を感じるお言葉です。


お片付けが終わったら、ワンちゃんと同じ目線でお部屋をチェックできるといいですね。


チョコレート代わりの食材「キャロブパウダー」

チョコレートはダメだとはいえ、せっかくのバレンタインデー。ワンちゃんも一緒に楽しみたいですよね。


そんな飼い主さんにご紹介したい食材が「キャロブパウダー」です。イナゴマメという豆を粉にしたもので、ココアにそっくりな見た目とチョコレートに似た風味が楽しめます。


カフェインやテオブロミンといったワンちゃんに危険な成分の心配がなく、ワンちゃんともシェアできるので、家族みんなで過ごすバレンタインデーにはぴったりです。


今年はキャロブパウダーを使って、手作りバレンタインはいかがでしょう?


手作りバレンタインを一緒に楽しむポイント

キャロブパウダーをはじめ、どうぶつが食べても安心といわれるものでも、あげる時は以下のポイントに気をつけましょう。


(1)調理途中や、台所などであげない
手作りおやつの時に気をつけたいのが、味見感覚で台所でおすそ分けしてしまうこと。


こっそり食べたり、調理中に欲しがるクセがついてしまうこともあるので、与える時と与えない時のメリハリはきちんとつけましょう。


(2)食物アレルギー体質の子には要注意
身体がかゆくなったり、おなかの調子を悪くしてしまうことがあります。


アレルギー体質の子には、おもちゃなどおやつ以外のプレゼントもいいですね。


誤飲に気をつけて、楽しいバレンタインを!


【参考リンク】
アニコム損保「どうぶつが食べたら危険なもの」

【どうぶつの病気に関するデータを公開】

みんなのどうぶつ病気大百科

アニコム損保が保有する世界最大規模の診療データをもとに、品種別・年齢別・性別のかかりやすい病気や、診療費の目安、平均通院回数などの統計データを調べることができるサイトです。犬・猫だけでなく、鳥・うさぎ・フェレットのデータも公開しています(※)。

(※)鳥・うさぎ・フェレットは年齢別・性別のみ検索可能

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コメント2

もーりんさん

誤飲は怖いですね。六キロの小型犬ですがひろい喰いに困っています。匂いを嗅いでいるのかと思っていると、顔を上げたら口がくちゃくちゃ。近くで毒物散布事件もあったので怖いです。
室内誤飲は飼い主の責任。でもこんなことも。
ベープノーマットを落としたら壊れてかけら呑み。抱えて医者に走りました。無事。
ウィンナソーセージたて飲み。長めのウィンナだったのに噛みもせず一瞬で口に消えました。喉と同じ長さなのに。
オリーブ丸飲み。スパゲッティからぽろり、でゴクリ。数時間後そのままころりと吐きました。ほっ。
皆さま気をつけましょう。

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うさ飼いさん

この時期に誤飲とは、てっきり節分の豆の拾い食いだと思っていましたが、チョコレートも危険なのですね。気を付けないと。

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