2019.02.21
春の陽気が待ち遠しい今日この頃、ワンちゃん達も暖かい季節を待っているのではないでしょうか?
さて今回は、ワンちゃんとの外出時に欠かせないある必需品が原因で起きた、想定外のトラブルがテーマです。
実際にあった事例とともにご紹介します。
実際にどんなトラブルが?
アニコムに保険金請求があった事例のなかから、いくつかピックアップしてみましょう。
友人宅のポスト近くにワンちゃんをつないでいたら、ポストにリードが巻きつき、傷が付いた
散歩中、リードが切れてしまい、逃げ出したワンちゃんが人の手を咬み、骨折させてしまった
散歩中、被害者宅の庭の盆栽にリードが引っかかり植木鉢が破損
伸縮性リードにバイクが接触!被害者がバイクごと転倒
もうお気づきかとは思いますが、これらはすべて「リード」が原因で発生したトラブルです。リードの取り扱いによっては、このようなトラブルが発生することがあるのです。
トラブルを起こすとどうなるの?
当然、被害者に与えた損害を賠償しなければいけません。今回紹介した事例はいずれも50万円以上もの賠償金が発生しています。
なぜそんなに高額に?と思われるかもしれません。例えばポストは、修理や交換に工事が必要となりますし、盆栽は製作者や製作時期によって思いもよらぬ付加価値がつき、賠償金が高額になることもあります。
また、前述のようなバイク事故や逃げ出したワンちゃんが起こした咬傷事故の場合、賠償が高額なことに加え、バイクの運転手や咬んだ相手の被害だけでなく、もしワンちゃんがバイクにぶつかっていたら…危険であることが想像できると思います。
トラブル防止のために!
ご紹介したようなトラブルを防ぐためには、飼い主さんがきちんとリードを管理する必要があります。
以下のことを実施していきましょう。
リードは短く、しっかり持つ
散歩中はリードをしっかり短く持ち、ワンちゃんをコントロールしましょう。ワンちゃんをつないでそばを離れるのはNG
ワンちゃんをつないでそばを離れるのはやめましょう。やむを得ずリードをつなぐ場合は、しっかり留めることができるか、周りに危険なものがないか等、確認してからつなぐようにしましょう。リードはワンちゃんに合う、正しいサイズと強度のものを
適切なサイズ・強度のものを選び、首輪にしっかり付いているか確認してから散歩するようにしましょう。リードの状態は定期的にチェック
リードが切れそうになっていませんか? 定期的にチェックし、金具や綱が劣化しているようなら、交換しましょう。
ワンちゃんを”リード”してトラブルゼロへ!
いかがでしたでしょうか。
リードが原因でのトラブルをご紹介しましたが、もちろん、ワンちゃんの行動を予測、観察することがもっとも重要です。
以下のサイトを参考にお散歩中のワンちゃんの行動と、リードの管理を徹底し、トラブルゼロの楽しい春を迎えられるよう、準備していきましょう!
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文責:アニコム損害保険株式会社 ペット賠償責任特約担当 小林朗拓