2019.10.02
「ワンワン」「クンクン」など、ワンちゃんたちはさまざまな声で吠えたり鳴いたりしますが、これには意味があります。
吠えたからといって、すべてを「無駄吠え」と注意する前に、声に込められたワンちゃんからのメッセージを理解してみましょう。もっと信頼関係が深まりますよ。
どんなときに吠えるの?
うれしいとき、さみしいとき、怒っているとき。シチュエーションによって吠え方は変わります。まずはそれぞれの感情を理解しましょう。
・クンクン → さみしくてかまってほしい
ケージに入れられたとき、お留守番中など、「もっと遊んでほしい」「さみしいな」という気持ちを表しています。
・ワン! → 「~してくれ!」という要求
「ごはんをちょうだい!」「散歩に連れていって!」「起きて!」「遊んで!」など、飼い主さんに何かを要求しています。
・ワンワンワンッ! → 興奮している
玄関のチャイムが鳴ったり、散歩中に車を見て吠えかかるなど「喜び」「怒り」などから興奮している状態を表します。
・ウ―! ウ―! → 警戒して威嚇している
散歩中にワンちゃんに出会ったり、家にお客さんが来たときなど、知らない相手を威嚇しています。
・キャン! → 痛い!
足を踏まれたり、ぶつけたり、飛び降りて着地に失敗したときなど、痛いときにかん高い声で鳴きます。
・フン…(ため息) → 満足
鼻から抜けるようなため息は、「たくさん遊んで一旦休憩」「おなかいっぱい」など満足している証拠です。
注意したい2大吠え 「その1 警戒吠え」
何かが恐くて吠えているケースが多いため、警戒している相手に慣れさせ、恐怖心を取り除きましょう。
・ドアホン
→反射的に吠えてしまう子も多くいます。ドアホンを鳴らして吠えなかったら、すぐにおやつをあげるなど「ピンポンが鳴ったらいいことがある」と印象つけましょう。
・ほかのワンちゃんに出会った
→「家族を守らなきゃ」「恐いよ」という気持ちで吠えているケースが考えられます。抱っこして「大丈夫」と落ち着かせて、その場を去りましょう。
ほかにも…「帽子をかぶっている人を怪しんで吠える」「背後から自転車やバイクに追い抜かされてビックリする」など、さまざま。ワンちゃんは私たちが思う以上に繊細ということを忘れないようにしましょう。
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注意したい2大吠え 「その2 要求吠え」
飼い主さんに何かをしてほしくて吠えています。要求にはすぐに応えず、吠え止んでしばらくしてから応えるようにしましょう。
・ケージから出してほしい
「出して!」と吠えるたびにすぐに出していると「吠えたらいうことを聞いてくれる」と学習してしまいます。吠えても黙って無視しましょう。
・おやつがほしい
吠えるたびにおやつをあげていては、要求吠えはずっと続いてしまうもの。あげるタイミングは飼い主さん主導で、お利口にできたときに。
ほかにも、ワンちゃんの要求吠えはさまざま。「ワンちゃんの要求にはすぐに応えない」という固い意志が重要です。
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