【どうぶつ記念日】4月28日は象の日!象を見るのが楽しくなる雑学!

2019.04.25

「ぞ~うさん、ぞ~うさん、お鼻が長いのね♪」…4月28日は象の日だということをみなさん知っていましたか?


あの大きな体に、長い鼻、そして羽のようにパタパタと広げる耳! 子どものころから象さんが大好きという方も多いのではないでしょうか?


今日は象の日にちなんで、象の日の出来事と、ついつい人に話したくなってしまう象の雑学をご紹介します。


象の日って知ってる?

■1,000km以上を歩いた…!?


まずは、4月28日がどうして象の日なのでしょうか?


今から遡ること291年の江戸時代、享保14年3月に中国の商人がベトナムから長崎へ、2頭の象を連れてきました。


当時、象という動物は一般的でなかった日本。「将軍様に献上しよう!」と、江戸に行くことに。しかし、2頭のうち1頭は日本に来て数ヶ月で死亡してしまい、残った1頭が江戸へ向かうことになりました。


2ヶ月という期間をかけて、長崎から江戸(東京)へと歩き始めます。当時はもちろん、新幹線も飛行機もありませんから1,000km以上ある距離を移動したそうです。


長崎から江戸へと向かう途中、京都でも、当時の天皇である中御門天皇にお披露目されることになりました。


■異例! 象に官位のある名前がつけられた?


ただ、天皇にお披露目するというのは決して簡単なことではありません。限られた人間だけが上がることができる宮中に、動物である象を上がらせるということは、今までにない事態。


一般の人々でさえ上がることができない宮中に、どうしたら象を上がらせることができるのか…考えた末に行きついたのが、象にも官位を与えようという解決策。


そこで、この象に「広南従四位白象」という官位が与えられ、中御門天皇に無事に謁見できたのです。


ちなみに、この名前についている“四位”という数字は、かなりの権力を持った大名のみに与えられる称号でした。象にこの官位がつけられたのが、どれだけ異例だったか、おわかりいただけますでしょうか。


その日が1729年の4月28日であったことから、「象の日」と言われています。


ちなみに、この象は京都を通過し、江戸で8代将軍の徳川吉宗に献上されました。


【参考サイト】
中野区「中野区公式観光サイト まるっと中野 『象小屋(象厩・きさや)の跡』」(最終検索日 2019年4月25日)


象を見るのが100倍楽しくなる雑学その① 象の鼻ってどうして長いの?

象ほど長い鼻を持つ動物は他にはいません。なぜ鼻が長くなったのか、その秘密は象の体型にありました。


大きな身体をキープするためには、毎日大量の植物を食べる必要があります。ですが、大きな身体を支えながら顔を地面へと近づけるのは難しい…ということで、鼻と上唇を合体させて伸ばすという進化をしていきます。


そしてだんだんと鼻の長い象だけが生き残り、今のような姿になったというわけです。


象を見るのが100倍楽しくなる雑学その② 象の耳はどうして大きいの?

鼻とおなじくらい印象的な象のチャームポイントといえば、耳! 象の耳はなぜあんなにも大きいのでしょう?


その理由は、体温調節をするため。象の耳にはたくさんの血管があり、耳をパタパタとすることで耳に流れる血液を冷やして、体温調節をしているのです。


日本の動物園にはアジアゾウが多くいますが、耳が大きいアフリカゾウに比べてアジアゾウの耳は少し小さめ。


その理由は、それぞれの住んでいる環境にありました。アフリカゾウは、湿気が多く気温の高い環境に住んでいるので、より早く耳の血管を冷やすために耳が発達したといわれています。一方、アジアゾウは日陰の多い過ごしやすい地域に生息しているので、アフリカゾウに比べると耳は小さいといわれています。


動物園で、象を近くで観察する機会があれば、ぜひ耳の血管に注目してください。


【参考サイト】
学研キッズネット「科学のふしぎたんけん(ゾウの耳はどうして大きいの)」(最終検索日 2019年4月25日)


象を見るのが100倍楽しくなる雑学その③ 象は“しゃべる”って知ってた?

象は、なんと10km以上離れた仲間とも会話ができるといわれています。そのコミュニケーションの方法が、実は独特。


象は10Hz前後の低周波音を使って仲間と会話をしています。人間が聞くことができる音域は20~20,000Hzと言われているので、象の声をわたしたちは決して聞くことができません。


では、なぜ象のコミュニケーションはそこまで進化していったのでしょうか? その理由は、象が作る複雑な社会関係にあります。


象は、お母さん象+子象を最小単位とし、原則血縁関係にある雌同士で群れを作ります。


この群れは、たとえば食料が不足する時期にはあえて離散して生活したり、発情期の雌を求めてやってきた雄の象が加わったりと、状況に合わせて頭数やメンバーが頻繁に変わります。


このように、メンバーの出入りが激しい状態でも、相手が誰かをきちんと識別し群れを形成するために、コミュニケ―ションが発達したというわけです。


もしかしたら、人以上にお互いのことを認識しながら他愛のない話をして生活をしているのかもしれません。


【参考サイト】
・マイナビウーマン「動物の不思議(『ゾウは重低音で10km先の仲間と会話』『キリンは1.5mの高さから赤ちゃんを産み落とす』」(最終検索日 2019年4月25日)
・NHK「第008回 『アフリカゾウがしゃべった!』」(最終検索日 2019年4月25日)
・ELEPHANTCOICES「ELEPHANT COMMUNICATION」(最終検索日 2019年4月25日)


象って、すごい!

小さい頃から何気なく、動物園で見続けている象。ですが、象にはあの大きな身体で自然界を生き抜くためのさまざまな能力があるということが分かります。


291年前、象を初めてみたときに驚いた当時の人々と同じように、わたしたちもまだまだ、象の持つ能力に驚かされます。


動物園に行ったときには、大きな身体をじっくりと観察してくださいね。


コメント0

ADVERTISEMENT