2020.12.23
最初はおやつにつられて入ってくれたけれど、このごろは指示を無視したり、嫌々入っていくみたい。もしかして、ハウスが嫌いになってきちゃったのかも??とお悩みではありませんか。
今回は、ハウストレーニングのつまずきパターンとリセットワザを、タイプ別にご紹介します。アニコムトレーナーのおすすめワザは「A.気持ちリセットワザ」、「B.印象リセットワザ」、「C.タイミングリセットワザ」の3つ。さあ、あなたはどのワザで成功するでしょうか。
A.気持ちリセットワザ <なんのために教えるの?>
「閉じ込めてしまうのは、かわいそう。ハウスって別に覚えなくてもいいんじゃないかな…」こんな感情がよぎってはいませんか?
飼い主さんの意思がブレているにも関わらず、指示を出してしまうとワンちゃんも戸惑ってしまいます。
このパターンでつまずいている飼い主さんは、一度、ご自身の気持ちをリセットしてみましょう。
ハウスを教える目的はいろいろあります。なぜハウスを教えるのかを整理しましょう。
例えば、「災害の時に困らないために」「安全にドライブを楽しむために」「自分の部屋で休むということを教えたいから」などはワンちゃんのために必要な理由ですね。
「この子が将来困らないために、やっぱりハウストレーニングは大事。だから教えるんだ!」と、気持ちに迷いがなくなったところで、再度トライしてみましょう。
まっすぐな愛情は必ずワンちゃんのハートに届きます。気持ちをリセットすることで、トレーニングが変わっていきますよ。
B.印象リセットワザ <楽しいイメージをすりこもう!>
「せっかくハウスに入ったのにごほうびも与えずほめもしなかった」、「ハウスに入ったとたんに扉を閉め、ワンちゃんだけを留守番させて家族で出かけた」…
こんな経験がワンちゃんの心に積み重なると、ハウス=嫌なところという印象が定着してしまいます。ワンちゃんも、孤独になってしまうと思いながら、好んでハウスに入るわけがありません。
このパターンでつまずいてしまった場合は、ワンちゃんの印象をリセットをしましょう。
毎日のごはんやおやつを、ハウスの中で与えることで「ハウス=良いことが起きる場所!」という印象をすりこみます。
また、ハウスに入ったら扉を閉めてほめ、すぐに扉を開けて遊ぶことを繰り返しましょう。
「ハウスは孤独な場所ではなく、また開けて遊んでもらえるんだ!」とワンちゃんが理解すれば、ハウスへの抵抗が薄れ、すすんで入るようになります。
最初は短時間で成功させ、徐々に長時間になるように段階を踏んで練習をしていきましょう。
C.タイミングリセットワザ <キーワードは、おねむ、満腹>
トイレやごはんなど、日常生活の中では抵抗なくハウスに入れるのに、「ハウス」と指示しても入ってくれないというワンちゃんもいます。
この場合、ハウスへ誘導するタイミングを見直してみましょう。
テンションマックスで夢中で遊んでいる最中と、たくさん遊んでごはんも食べて、満足してウトウトしているとき、どちらが自室で眠りたいでしょうか。
答えはもうおわかりですね?
「休みたいな」「ふかふかの寝床に行きたいな」というタイミングを狙ってハウスへ導いてみましょう。タイミングをリセットすることで、「ハウス=居心地の良い場所」という感覚を覚えさせます。
タオルをかけて暗くしたり、お気に入りの毛布を入れたりして、ワンちゃんにとって快適なお部屋になるようにコーディネートしてくださいね。
いかがでしょうか。似たようなパターンはありましたか?
つまずきのポイントが見つかったら、チャンスです。リセットトレーニングでワンちゃんと飼い主さんの毎日を、もっと快適に、もっとハッピーにしていきましょう!
あなたのワンちゃんは、A、B、C、どのワザで成功しましたか? それぞれのご家庭やワンちゃんによって、効果的なワザは千差万別かもしれません。よろしければ、あなたの体験談をコメント欄で教えてくださいね。
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