【みんなどうやって解決してる?】インターホンに吠える対策3つのワザ

2020.08.31

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~子犬育てって大変!みんなは、どうやって成功しているの?~


今回のお悩みは「吠え対策~インターホンに吠える編~」です。番犬の役割をしてくれるのは助かりますが、吠え声でご近所から苦情が来てしまった、という例もあります。


アニコムトレーナーのおすすめワザは「A.無視ワザ」「B.ツンツンワザ」「C.ハウスワザ」の3つ。あなたのワンちゃんはどのワザで成功するでしょうか。



A.無視ワザ〈注目されるのが好きなワンちゃんにおすすめ!〉

吠える犬

♪ピンポーン♪ → 犬「ワンワン!」 → 人「こらー!! もう! ダメって言っているでしょう!!!」


こんなやり取りが毎回のパターンになっていませんか? ワンちゃんは、家族の注目を浴びるのが大好きです。「チャイムが鳴ったら吠えると、みんなが僕に注目してほめてくれるんだよ!よーし、もっと吠えるぞ~!」と、叱られているにも関わらず、ほめられていると勘違いしてしまうこともあります。このタイプのワンちゃんの場合、反応をガラリと変えてみましょう。


♪ピンポーン♪ → 犬「ワンワン!」 → 人「…………(真顔で)」


いくらワンちゃんが吠えても、断じて声を掛けない、触らない、目も合わせないという、徹底した無視をします。ワンちゃんは「あれ? どうしたんだろう。吠えても答えてくれない???」と、いつもと反応が違うことに気付きます。静かにしていればそのタイミングを逃さずにほめて、吠えるよりも静かにしていたほうが、注目されてほめられる、ということをワンちゃんに理解させる方法です。家族でお客さん役を決めてチャイムを鳴らし、何度も繰り返し練習するのが効果的です。



B.ツンツンワザ 〈興奮しやすいワンちゃんにおすすめ!〉

「お客さんが来たぞ~!」チャイム音と共にテンションマックスで玄関へダッシュし尻尾をフリフリ。敵意や恐怖はまったくなく、とにかくうれしさのあまり興奮が押え切れなくて吠えてしまう、というタイプのワンちゃんもいます。この時のワンちゃんは、聞く耳を持たないくらい興奮が高まっているため、いくら叱っても効果がありません。


チャイム音が鳴ることで興奮スイッチがONになってしまったら、ワンちゃんのわき腹を指でツンツンつついてみましょう。予想外の刺激に、ワンちゃんは一瞬「ハッ!」とします。その瞬間に、日ごろやっているトレーニングの中で一番得意なことを指示し、できたらたくさんほめます。なかでも「オスワリ」や「フセ」は、ワンちゃんのボディランゲージで「自分を落ち着かせる」という意味を持つのでおすすめです。


このワザは、チャイム音に対して、瞬時に興奮スイッチが入り吠えるという癖がついてしまったワンちゃんの意識を、ツンツンで切り替え、興奮スイッチをオフにします。落ち着いたところでワンちゃんと一緒に、お客様のお出迎えをしましょう。



C.ハウスワザ 〈怖がりなワンちゃんにおすすめ!〉

インターホンのチャイムが鳴ると、尻尾を体の内側に巻き込みながら吠えるワンちゃんは、「チャイム=知らない人が来て怖い」という不安な気持ちから吠えていることが多いのです。そういったワンちゃんには「ハウスワザ」がおすすめです。


この方法は2段階に分けて行います。最初に、“ハウス”を教えましょう。ハウスの種類はいろいろありますが「クレート」と呼ばれる写真のようなタイプの箱型の製品は、洞穴を好むという犬の習性にマッチした、程よい薄暗さと保温性があるので、怖がりなワンちゃんにおすすめです。いつものごはんやおやつをハウスの中であげたり、飼い主さんの匂いのついたタオルやフカフカの敷物を入れることで、“ハウス”は心地よい安全地帯だという意識が定着します。


“ハウス”と掛け声を付けていき、“ハウス”の指示で入るようになれば1段階目は完了です。次に、インターホンのチャイムが鳴ったら“ハウス”と指示をし、来客中はハウスの中で過ごしてもらいます。繰り返すことで、チャイムが鳴っても安全地帯に行けば「なにも怖いことは起きない」ということをワンちゃんは学習していきます。


ポイントは、“ハウス”という指示をマスターしていない時期に、無理やりハウスに閉じ込めないことです。また、ハウスのそばで音楽を流すなどして、来客の気配を少しでも薄れさせることも効果的です。



ワンちゃんの吠え癖の原因は、飼い主にある、という説があります。確かに吠え声で困っている方の中には、ワンちゃんが吠えているときに「なだめなくては」と、おやつを与えたり、「力でわからせなくては」と、口を叩いたりという対応をし、結果的に吠え声を増長させてしまったケースが多く見られます。


吠える癖がついたワンちゃんをやめさせるのは時間がかかるかもしれません。しかし、吠える気持ちを理解して正しく導くことが、効果的なアプローチであるということは間違いありません。ワンちゃんの「吠える」という自然の行為を飼い主さんがうまくコントロールできるよう良い関係をつくっていきましょう。




あなたのワンちゃんは、A、B、C、どのワザで成功しましたか? それぞれの家庭やワンちゃんによって、効果的なワザは千差万別かもしれません。よろしければ、あなたの体験談をコメント欄で教えてください。

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コメント2

masumiママさん

初めまして。うちの子(シェルティー4才)は、オンオフが苦手のせいか、お散歩のときの興奮度がいつもピーク状態です。ランニングの人・自転車・バイク・自動車・ほかの犬すべてに全力で劇吠えします。
最初は抑えてつけてましたが、反対に襲撃モードに入ったように、すぐにダッシュしようとするので、一瞬のスキでそうなると私自身が転倒したこともあります。散歩の間は始終警戒モードでスイッチがロックオンされているので全く呼び戻しもおやつも見向きもしません。飼い主の責任とおもいいろいろドッグトレーナーさんからも教わりましたが、少しの間は効果がありますが、それもすぐに効き目がなくなります。動くものに劇吠えしますので、もちろん引張も半端なく、毎日の散歩はホントかなりの疲労です。家でも音に敏感でインターフォン・お鍋の音などにも吠えています。
泣かなければこんなに楽な子はいないなあと思うばかりです。

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ピエロの星さん

成犬になったてからの躾ではありませんが、うちは、第1段階で、インターホンの音量を小さくして、インターホンが鳴ったらすぐ行動しないでタイミングをずらして玄関の近くで来客者に落ち着いた声で静かに迎えドアを開けました。
どうしても、ピンポーン直ぐさまハーイ!で急いで玄関だと興奮しやすいのでおススメです。
第2段階は、インターホンの音量を通常通りの音量に直して、第1段階と同じ行動をしました。
怖がりで外では、ついつい吠えてしまう子ですがインターホンだけは2歳10ヶ月になりますが一度も吠えたことがありません。

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