2018.02.16
きずなを深めるトレーニング、本日のテーマは【ドアマナー】です。“飼い主さんファースト”のドアマナーを習慣づけることで、飼い主さんに対する集中力がぐっと高まることも。散歩時の事故や脱走防止につながるのはもちろん、部屋から出ないでほしいときなどにも有効です。それではいってみましょう!
ドアの向こうは楽しいことだけじゃなく、危険もいっぱい
部屋のドア、玄関のドア、車のドア、キャリーバッグの扉、トリミングサロンのドア…などなど、ワンちゃんの生活の中には、ドアや扉は意外と多いものです。
飼い主さんが止める間もなく脱走してしまったり、猛スピードの車やバイクに遭遇してしまったりなど、思わぬ事故につながることもあるので、ドア先への移動は気を使いたいもの。
扉の向こうに行きたい!散歩に行ける!という興奮状態も、ワンクッション置くことで気持ちを落ち着かせることができます。
ドアが開く呪文、おすわり
ドアや扉を前にしたら、「おすわり」の号令でワンちゃんを必ず座らせるようにしましょう。おすわりをするまでドアを開けず、いい子に座ることができたら、開けるようにします。興奮状態のワンちゃんも、いったん座ることで“はやる気持ち”を落ち着かせることができます。
この時、開いた扉がぶつからない、またはすぐに飛び出して行けない位置にワンちゃんを座らせることがポイントです。
「おすわり」と「まて」の合わせ技
最初のうちは、ドアを前にしておすわりができても、少しドアを開けたとたんに勝手に飛び出してしまったり、すぐに立ち上がって飼い主さんを押しのけるように進んでしまうこともあります。
そんな時は、「おすわり」からやり直しを。そして「まて」の号令をかけて、“ドアが開いても動かないこと”を理解してもらいましょう。ルールがわからないうちは、「おすわり」「まて」それぞれでごほうびをあげるなどして、動作を定着させるとよいでしょう。
飼い主さんが優先です
「おすわり」と「まて」ができたら、飼い主さんが扉を開けて先に進みます。この時にもやさしく「まて」と声をかけて集中を継続させることが大切です。飼い主さんが外に出たら初めて「よし」や「いいよ」の声かけでワンちゃんが後に続くよう練習しましょう。上手にできたら、「いい子!」とほめることもお忘れなく。
必ず飼い主さんが優先、というルールを覚えることで、ワンちゃん自身が今まで以上に飼い主さんに注目するようになりますよ。