by しつけチーム 2017.10.11
「おいで!」と、飼い主さんがひと声かければ、どんな場所でも何をしていても、一目散に飛んで来る。映画のワンシーンのようなその動作は、ワンちゃんと暮らしたら、一度は憧れる光景です。
ワンちゃんも、飼い主さんもハッピーでいっぱいになる「おいで」。マスターすれば、外出先で、ドッグランで、お出かけがもっと楽しくなりますよ! それではいってみましょう。
「おいで」の約束
「おいで」が得意なワンちゃんと、苦手なワンちゃんの違いは何でしょう。苦手なワンちゃんは、「おいで」と呼ばれて叱られたなど、「おいで」と「嫌な思い」が結びついてしまっていることが多いのです。
そうならないために、「おいで」を教える前に、ワンちゃんと約束していただきたいこと。それは、「おいで」と呼んで近くにきたワンちゃんを「絶対に叱らず、ほめる」ということです。「おいで」=「嬉しいこと」とワンちゃんが理解すれば、「おいで」が得意になりますよ。
シンプルに
教え方は、ごくごくシンプルに。
- ワンちゃんの目線くらいの高さにしゃがんだら、笑顔で「おいで」と、号令をかけます(「来い」などご家族で統一した号令を使います)。
- ワンちゃんを手元に呼び込みます。
- すぐにオヤツ(またはごはん)をあげてたくさんほめます。
「たったこれだけ?」と思わないでくださいね。一生使うものこそ、極力シンプルに、丁寧に教えることが大事なんです。短い距離から始めて、だんだん距離を伸ばしていきましょう。おうちで確実にできるようになったら、今度はお外でもトライ!
2つのポイント
成功に導くためのひとつ目のポイントは「声色」です。例えば「待て」などは毅然としたシャープな声で号令を出しますが、「おいで」はワンちゃんを誘うよう明るく高い声で号令を出します。
ふたつ目のポイントは「呼び込む位置」です。飼い主さんが迎えに行くのではなく、膝の上までワンちゃんが来たところでおやつ(ごはん)をあげて、たくさんほめます。そう癖づけることによって、いつでも、どんな場所でも「おいで」が成功するようになっていきます。
ハッピーでいっぱいの「おいで」で、強いきずなを作ってくださいね。