愛犬とのきずなを深めるしつけ教室「信頼の抱っこ」編
2017.08.30
「わ!危ない!!!」ワンちゃんの事故は、一瞬のうちに起こります。愛する家族を思わぬ事故から守るために、きずなを深めるトレーニングをワンちゃんと一緒に始めましょう。
本日のテーマは【信頼の抱っこ】です。マスターすれば、ワンちゃんとの結びつきが強まるうえ、動物病院での診察、注射時などにも応用できます。それではさっそくやってみましょう。
できるかな?
ワンちゃんは右向け右。
- 左手で、ワンちゃんの胴をしっかりと支えます。
- 角度をつけて右ひじを曲げ、
- ワンちゃんの上半身を飼い主さんの胸にギュっと抱きます(苦しくないように、のど部は開けてください)。
ワンちゃんが暴れずに上半身を飼い主さんに預け、前脚をダランと下げてリラックスしているのが理想です。
どちらが上位なの?
ワンちゃんの世界では、目線が上の者、前脚を上に掛けた者が上位になります。上位なのは、ワンちゃんと飼い主さんのどちらでしょうか。
「こんな抱っこ、イヤ!」と、飼い主さんの腕に前脚を掛けてくるようなら、静かにその前脚を下におろします。「大丈夫だよ。あなたを守るから、私に身を預けていいよ」こんな気持ちを込めながら、ジッと体制をキープします。
前脚をダランと下げてリラックスしてきたら、ワンちゃんをほめます。今度は左右反対向きでチャレンジしましょう。
信頼の…
この「信頼の抱っこ」は、動物病院では「保定」と呼ばれ、注射を打つ際に安全にワンちゃんをホールドする技でもあります。また、しっかり下から胸を支えることで、落下からの骨折事故などを防ぐこともできる優れワザです。ときどき「信頼の抱っこ」をして、ワンちゃんとの上下関係を確かめると共に、予期せぬ事故を防ぎましょう。
ワンちゃんとのきずなを深めるエクササイズの第一歩です。ぜひ、お試しください。
ゆきんこさん
さっそく、やってみました!やっぱりうちのオハナは、手を上にかけてきました(^^; でも、なんどかやると、次第に自分の手を下に。
何だかんだいっても、わかってるんだなー。って。
だから、わたしも『ずっとオハナを守るよ』って、ゆう気持ちで抱き締めました。