【愛犬と出かけよう!⑦】その他乗り物編

by 根本聡子 2019.11.12

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これまで車、電車、飛行機など、公共交通機関に愛犬を乗せる場合のお話をしてきましたが、ほかにも愛犬と一緒に乗れる乗り物があるのをご存知ですか?身近な自転車から観光地の遊覧船まで。一緒に乗り物を楽しむために各乗り物のメリット、デメリットから快適に移動するためのポイントをご紹介します!

フェリーなら愛犬と一緒に船旅気分!

・フェリーのメリット

遠くへ旅行に行きたいけれど、飛行機に乗せるのはちょっと不安……。という方にオススメなのがフェリー。ペットエリアに愛犬だけを預けるタイプのフェリーもありますが、フェリーによっては愛犬と同じ部屋で過ごせるものも。船内にはドッグランもあるので、愛犬も飽きずに船旅を楽しむことができます。また車ごと乗船できるので現地からの移動もスムーズです。


・フェリーのデメリット

フェリーの出港地は数が少なく、また愛犬と一緒に泊まれる部屋にも限りがあるのでかなり早い段階で予約しないと乗れないことも。電車や車のように思い立ったらすぐ旅行ができないのがフェリーのデメリットでもあります。また食堂には連れて行けないため、食事時はお部屋でお留守番してもらうことになります。

愛犬と乗船できるフェリーはこんなにあります!

『さんふらわあ』

大洗(茨城)〜苫小牧(北海道)


『フェリーさんふらわあ』

神戸(兵庫)〜大分(大分)、大阪〜志布志(鹿児島)


『オーシャン東九フェリー』

北九州〜東京など3路線


『新日本海フェリーあざれあ』

新潟〜小樽(北海道)


どのフェリーも予防接種、狂犬病ワクチンの接種は必須です。接種証明書と同時に鑑札も必要になりますので、忘れず持って行きましょう。また乗船、下船時や部屋からドッグランへ移動する場合などは、クレートなど全身が隠れるバッグに入れなければいけません。船酔いが心配な場合は獣医さんに相談して薬を処方してもらっておくと安心です。

バスやタクシーは一緒に乗れるかな?

東京都交通局や大阪市交通局などが運営しているバスはキャリーバッグやクレートなど全身を隠せる入れ物に入れられれば同乗可能です。残念ながら大型犬は乗せることができません。


長距離バスの場合は必ず事前に確認しましょう。空いている時期や路線の場合のみ、クレートから出さないのを条件で受け入れてくれたというケースもありますが、基本的にはペットの同乗をNGとしているバス会社が多いようです。


タクシーの場合、キャリーバッグに入る小型犬ならほとんどの会社が同乗可能です。一部のタクシー会社(第一交通産業グループ、大和自動車交通など)では顔を出していても、布で包んだ状態でもOKです。ただし、毛が落ちないように配慮するのが飼い主としてのマナーです。


緊急で愛犬を搬送したい場合や、大型犬の場合はペットの送迎サービスをしているタクシー会社を利用するのが安心。“ペットタクシー”で検索すると、数多くの会社がヒットするので場所や料金などをチェックしておくといざというときに安心です。

自転車やバイクに愛犬を乗せても平気?

愛犬を連れてバイクでツーリング!そんな夢を持っているバイカーの飼い主さんもいるのではないでしょうか?バイクに犬を乗せることは法律的には可能です!ただし、いくつかのルールがあるので覚えておきましょう。


まず、なぜ同乗可能かというと、それは残念ながら犬は「積載物」と見なされるため。そのため、荷物の制限さえ守れば同乗できるというわけです。その制限は次の通り。

・重さ:60kg

・長さ:キャリア+30㎝以下

・幅:キャリア+左右15㎝以下

・高さ:タイヤの設置面から2m以下

ちなみに原付バイクの場合は重さが30kgまでになります。


「積載物」とはいえ、大事な愛犬ですので、同乗する場合は愛犬にストレスがかからないようにするのが最優先。リュックやキャリーバッグに入れて飼い主もしくはバイク本体にしっかり固定しましょう。足元に挟んで乗せたり、後ろに乗せた同乗者が抱っこして乗るのは危険なので厳禁です。


自転車の場合もほぼバイクと同じですが、前カゴに入れて運転する場合は注意が必要。というのは「安定が失われる方法」での運転をした場合、道路交通法違反と見なされてしまうからです。最近はペット専用のキャリーが付いた自転車も発売されていますので、頻繁に愛犬と自転車移動する場合はそちらの購入を検討してみてはいかがでしょうか。


ちなみに筆者は前かごにキャリーバッグを入れて、その中に愛犬を入れ、リードをしっかり固定して運転しています。パピーの頃から慣れさせているので、大人しくおすわりして座っていてくれますが、友達の愛犬を乗せてみたところ降りようと暴れてしまって大変だったことが。基本的に犬は高い所が苦手です。飼い主の都合で自転車に乗せるのであれば、パピーの頃から慣れさせてあげましょう。

こんな乗り物も一緒に乗れるんです!

箱根の遊覧船はキャリーバッグに入れれば顔を出したまま乗船可能。ペット用の乗船券もくれるので旅の記念にピッタリです。乗船料が300円かかります。

http://www.izuhakone.co.jp/hakone-yuransen/pet/index.html/


岩手県の安比高原や栃木県のマウントジーンズ那須などでは愛犬と一緒にゴンドラに乗り、山頂からの景色を楽しむことができます。また長野県の北志賀竜王高原、竜王マウンテンパークや滋賀県のびわ湖バレイでは愛犬と一緒にロープウェイに乗ることもできます。料金やルール等は各ホームページをチェックしてくださいね。

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