by 根本聡子 2019.08.21
最近では犬と一緒に食事ができる場所が増えてきましたが、まだまだ限られているのが現状です。だからこそ愛犬と一緒に入れるレストランはとっても貴重!今回は愛犬と食事を楽しむために知っておきたいドッグカフェの種類やマナーのお話です。
愛犬と入れるお店にはこんな種類があります
<ドッグカフェ>
愛犬用のお水やメニューが用意されている愛犬メインのお店です。茹でたササミやジャーキーといった簡単なメニューから愛犬メニューの専門家が考案した本格的メニューを揃えるお店までさまざまですが、魅力はなんといっても大半のお客さんが犬連れということ。お店のスタッフも犬慣れしているので初めてのカフェデビューにピッタリです。
<ドッグウェルカムなお店>
テラスや店内の一部を犬連れのお客さんに開放してくれるお店です。愛犬用のメニューはなくてもお水を出してくれることも。飼い主が食事中、愛犬は待っていることになるので『待て』ができるようになってから行くのがオススメです。
<お利口さんならどうぞ…なお店>
最近は「おとなしくいい子にできるならどうぞ」と愛犬の入店を許可してくれるお店も増えてきました。こちらはドッグウェルカムなお店よりも敷居が高く、椅子に座らせたり、抱っこしての食事がNGな場合もあるので、事前に調べてから予約するのがベター。
忘れず持って行きたいもの3つ
<カフェマット>
愛犬を椅子やソファーに座らせる場合には必ず敷きましょう。お店に用意されているドッグカフェもありますが、自分で持って行くほうがスマートです。「外を歩かせてないから大丈夫」と、直に座らせるのはマナー違反です!
<愛犬のごはん、おやつ、水&食器>
愛犬用のメニューがないお店で一緒にごはんを食べさせる場合は持参する必要があります。このとき、事前に持ち込み可能かたずねておくとスマートです。持ち込む際は食器も忘れずに。お店の食器を使わせるのは絶対ダメ!
<マナーパンツ>
トイレのしつけに不安がある場合は予めマナーパンツを履かせておくと粗相の心配がなくて安心です。万が一粗相してしまったときのためにトイレシーツも何枚か用意しておくと安心です。
ドッグメニューを与えるときに注意すること
<食べ過ぎに注意!>
初めて愛犬用のメニューを見ると、ついあれもこれも食べさせてあげたくなるのが親心。でも普段ドッグフードを食べている子が急にカフェメニューを食べるとお腹がびっくりしてゆるくなってしまうことも。最初は少しずつ与えて様子を見ましょう。
<カロリー、アレルギーに注意!>
愛犬大喜びのドッグカフェメニューですが、基本的にはドッグフードよりカロリーが高めなので与え過ぎは×。またアレルギー持ちの子は店員さんにしっかり聞くこと。食材に使われていなくても、調味料やアレルギー食材と同じ調理場で調理されることもあるので注意が必要です。
カフェでのスマートな過ごし方
<リードは絶対外さない>
カフェマットを敷いた上に座らせる場合でも、リードを外さないのがマナー。ドッグカフェにはリードフックが用意されているお店が多いので予めそこへリードをかけておくと安心です。
<無駄吠えさせない>
いくら犬同伴可能なお店でも、うるさく吠える子は他のお客さんに迷惑です。とはいえ、どうしても吠えてしまうときもありますよね。そのときはしっかりと飼い主さんが注意して落ち着かせること。一番ダメなのは「ドッグカフェだからいいでしょ?」と吠えている子をそのままにさせておくことです。
<犬を忘れて飼い主だけが楽しまない>
たまに見かけるのが愛犬を放置して、飼い主だけがおしゃべりに夢中になっている光景。ワンちゃんたちはカフェ慣れしているのかとても静かでいい子ですが、明らかに退屈している様子。せっかく一緒にいても長時間放置されてしまったら、犬にとってストレスでしかありませんよね。愛犬が退屈しない時間を守る。それも飼い主の愛情だと思います。
愛犬の気持ちになってお店選びをしよう
お店もお客さんも犬慣れしているドッグカフェが初心者さんにオススメと書きましたが、愛犬が犬嫌いの場合、多くの犬が集まる場所はストレスの原因になることも。人間は大好きだけど犬が来ると吠えてしまう…という子には犬連れのお客さんが少ない落ち着いたお店が合っているかもしれません。
テラス席を利用する場合、夏ならクールシート、冬なら防寒着やブランケットといったように温度対策をしっかりしましょう。夏のテラス席は人間には気持ち良くても愛犬には地獄のような暑さになることも。愛犬に無理させてまで連れて行くのは考えものです。
おとなしくしているのが苦手な子とカフェに行きたい場合は、ドッグランが併設されたドッグカフェを選ぶのも手。愛犬が遊んでいる姿を見ながらお茶できるので、どちらも楽しい時間が過ごせます。とはいえ、おしゃべりに夢中になって愛犬から目を話すのは絶対NGですよ。
大切なのは愛犬の気持ちになって、その子の性格に合わせたお店選びをしてあげること。愛犬と一緒に外食ができるようになるとお出かけ先の選択肢もぐっと広がります。お互いが楽しく過ごせる場所で楽しい食事タイムを過ごしてくださいね。