2020.06.03
みなさん、普段から歯の健康についてどれくらい意識していますか?
6月4日~10日は日本歯科医師会が定めた「歯と口の健康週間」です。この7日間は、歯と口の健康について正しい知識を広め、歯の病気に対する予防や、早期発見・早期治療を徹底し、みんなが健康でいられることを目的としています。
愛犬の歯の健康についても考えよう!…ということで、ワンちゃんの歯に関するクイズに答えながら、歯と口の健康について考えるきっかけにしてみてくださいね。
どれくらいわかる?ワンちゃんの歯に関するクイズ!
問題1.人の歯とワンちゃんの歯はどちらが多いでしょうか?
正解は…ワンちゃんの歯の方が多い!
ワンちゃんの永久歯の数は42本、乳歯の数は28本(口の小さい小型犬は、永久歯が少ない子もいます)。それに対して人の永久歯は親知らずを足して32本、乳歯の数は20本。
歯の数は人よりもワンちゃんの方が10本も多いことがわかります。だからこそ、ワンちゃんのお口と健康には気を付けてあげたいですね。
【参考サイト】
花王株式会社「クリアクリーントップ『乳歯と永久歯の“ちがい”』」
問題2.ワンちゃんのお口の病気でもっともなりやすい病気はなんでしょう?
正解は…歯周病/歯肉炎!
歯周病とは、歯垢の細菌が原因となり歯肉が腫れる歯肉炎や、歯を支える歯周組織が炎症を起こして破壊されてしまう歯周炎などを総称した病気です。
歯垢が石灰化し、歯石になってしまうと全身麻酔下での歯石除去が必要となることもあります。歯周病が進行すると、歯へのダメージだけでなく、呼吸器や心臓、腎臓などに影響がでることも。
原因は、歯垢や歯石の中にいる細菌なので、歯磨きをしてあげることで予防につながります。
【関連記事】
【参考サイト】
家庭どうぶつ白書2018「第3章 疾患別統計(11.犬と猫の歯および口腔の疾患 3-3-52 犬の歯および口腔の疾患の内訳)」
問題3.ワンちゃんの口の中には、約何種類の細菌がいるでしょうか?
正解は、約400種類!
ちなみに、人の口の中にいる細菌は約400~500種なので、ワンちゃんとそれほど変わりません。ですが、明らかに異なるのは“菌の種類”。ワンちゃんと人の口の中にいる細菌を比較すると、同じ種類の菌はなんと15%ほどしかいないそうです。つまり、ワンちゃんに舐められると人の身体には数百種類もの細菌が付着するということ。
免疫や体力が落ちているときや、子どもやお年寄りなどは、ワンちゃんからうつる感染症などにも注意が必要です。
【参考サイト】
ナショナルジオグラフィック「ニュース(ペットとのキスはどれほど危険なのか?)」
ワンちゃんの歯、しっかりケアしていますか?
人の歯が一生ものであるのと同じように、ワンちゃんの歯も一生もの。これからも健康な歯で過ごすために、「歯と口の健康週間」をきっかけに、ぜひワンちゃんの“歯と口の健康”について考えてみてください。
【参考記事】
LOVEさん
歯磨きはもちろん大切ですが、先日、飼い犬がヒズメをかじって歯がかけてしまいました。ぜひそういう危険があるということも皆さんに知らせてほしいです。