2017.11.02
うーん、やっぱり今日もお口がクサイ…。でも歯みがきは嫌がるし、めんどくさいから放っておこ…は、NGです!!
お口のケアをサボっていると、ワンちゃんは歯周病になってしまいます(ちなみに歯周病はお口だけのトラブルではありません! 実はなかなかこわい病気なんです)。
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そこで今回は、歯周病にとくに注意したい犬種についてご紹介します。しっかりデンタルケアしてわが子の健康を守りましょう!
歯周病が多い犬種って?
どんな犬種で歯周病は多いのでしょうか? 上位に入ったワンちゃん諸君! 君たちは歯周病になりやすいワンちゃんです!
アニコム損保における歯周病の保険金請求割合をみると、請求割合はイタリアン・グレーハウンドがダントツで多くなっています。次いでダックスフンド、パピヨンなど小型犬が続きます。
※2014年4月1日から2015年3月31日の間にアニコム損保のペット保険に契約した犬466,548頭の歯周病(歯肉炎、歯槽膿漏、歯垢、歯石)による保険金請求情報に基づく請求割合の比較。
どうして小型犬で多いの?
どうして小型犬に歯周病は多いのでしょうか? その理由は、①あごが小さいこと、②一回当たりの飲水量が少ないこと、③唾液の分泌量が少ないことがあげられます。
犬では体のサイズと歯のサイズが比例しておらず、大型犬より小型犬の方が体に対して歯のサイズが大きくなっています。小さいあごに大きい歯がつまっているのでどうしても食べかすが溜まりやすく、また口が小さくてデンタルケアをしにくいので、奥歯(後臼歯〈コウキュウシ〉)に歯垢、歯石が付きやすくなっています。
飲水量が少ないことは、食べかすを洗い流しにくいことにつながります。さらに歯の自浄作用がもつ唾液ですが、体のサイズに応じた量が分泌されるので、結果として小型犬は大型犬と比べて唾液の量が少なくなります。
また、イタリアン・グレーハウンドなど鼻が長い犬種では、前歯(切歯)のすき間が他の犬に比べて狭いため、歯垢が付きやすく、歯周病が悪化しやすいといわれています。
短頭種の子たちも注意!
キャバリアやシーズー、パグなど短頭種のワンちゃんも注意が必要です。短頭種のあごの骨は、他のワンちゃんと形が異なります。鼻が短いことで歯の間隔が狭くなっています。そのため、食べかすや歯垢が溜まりやすいのです。
さらに口の中の粘膜や舌が分厚いので歯の観察のときに邪魔になって、歯の状態の確認やデンタルケアがしにくいといわれています。かわいい鼻ぺちゃがチャームポイントであるのと同時に、気を付けなければならないポイントでもあるのですね。
その子に合ったデンタルケアを見つけましょう
小型犬や短頭種のワンちゃんたちは細かい場所もしっかりきれいにできるように、小さめのデンタルケアグッズを使用するとよいでしょう。歯垢が歯石になる前の3~5日に1回のケアが理想的ですね。
それぞれのワンちゃんの特徴を理解した上で、その子に合ったデンタルケアを継続していきましょう!
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