【口先だけじゃない?】歯周病がきっかけになるかも知れない4つの病気

2017.04.10

ワンちゃんの歯みがきはなかなか大変ですよね。年齢を重ねるにつれ、歯の汚れが目立つ子も多いです。実は、その結果、歯周病を引き起こすだけでなく、ほかの病気につながる可能性もあります。歯周病菌が歯茎を通して血管に侵入し、体のあらゆる場所に病巣を作ることがあるからです。今回は、そうした可能性のある病気をご紹介します。


1.歯周病と心臓病

歯周病によって引き起こされる可能性のある病気として、弁膜症(心臓病)があります。心臓にある弁は、心臓の部屋を分け、血液の逆流を防ぐドアとして機能しています。このドアに歯周病菌が付着しはじめると、開閉がうまくいかず、結果的に弁膜症に進行することがあると言われています。


2.歯周病と早産

歯周病と妊娠、一見あまり関係がないように感じますが、妊娠中の子宮に歯周病菌が到達すると、早産になる可能性が指摘されています。菌が炎症を起こすと、その刺激によって子宮の収縮を促すホルモンが分泌されます。その状態が続くと、結果として早産を引き起こすリスクが高まるのです。


3.歯周病と糖尿病

歯周病=甘いもの=糖尿病! …というわけではありません。歯周病菌が血中に入ると、体は菌をやっつけるために様々な物質を出して対抗します。ところが、この菌をやっつけるための物質がインスリン(血糖を下げるホルモン)の働きを邪魔します。結果、血糖値が上がってしまい、この状態が長く続くと糖尿病に進んでしまうのです。


4.歯周病と骨粗しょう症

近年の研究では、歯周病と骨粗しょう症との関連も指摘されています。歯周病に侵された歯肉から発生する物質が骨密度を下げ、骨がもろくなることがあります。ただでさえ細いワンちゃんの骨ですから、余計に心配ですよね。


5.だから歯周病を予防しよう!

上に挙げた病気はほんの一例に過ぎません。血流に入った歯周病菌は、腎臓や肺など、体のどの部位でも病気を起こす可能性があります。人間の研究でも、同様の結果が出てきています。しかし、歯周病は歯みがきなどのケアで防げる病気です! 歯みがきで歯周病予防をしましょう。


6.コツは、子犬のときからの「しつけ」

歯に詰まった食べかすは、数日で歯石に変わります。歯石は歯みがきでは取れないため、全身麻酔での歯石取りが必要となることも。だから、歯石になる前に歯みがきをすることが大切です。成犬になってから、歯みがきを覚えさせるのは大変です。子犬のときから「しつけ」として習慣づけましょう。


7.歯みがきを「たのしい」ものにしよう♪

急に歯みがきを始めると、嫌いになってしまうケースがほとんどです。あせらずゆっくりステップアップしていきましょう。


【ステップ1】
口周りを触ることから練習です。


【ステップ2】
慣れてきたら、ガーゼ等の布を指に巻いて歯と歯茎をマッサージしてみます。


【ステップ3】
ようやく歯ブラシの出番。ここも焦らず、最初は歯ブラシを口に入れたり歯茎にあてたり、歯ブラシに慣れさせることから始めてみてください。少しでも上手にできたら、おやつをあげたり、たくさん褒めてあげるなどして、歯みがきを「たのしい」ものとして覚えさせてください。


8.歯みがきは、大切なコミュニケーション

ワンちゃんが歯みがきを嫌がって、結局根負けしてしまう家族も少なくないでしょう。でも、歯のケアは「しなければならないこと」であると同時に、「コミュニケーション」でもあります。愛するワンちゃんともっと触れ合い、もっと仲良くなるための手段として、歯みがきにトライしてみてはいかがでしょうか?


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