【初心者必見】金魚の基本の飼い方は?用意すべきもの、なりやすい病気、気を付けることを徹底解説!

2021.01.29

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金魚をお迎えする前に知っておきたい“歴史”

驚くかもしれませんが、実は金魚は自然界には存在しない生き物。
世界中どこの池や川を見ても、「金魚」という生き物が大自然を泳いでいるということはありません。
そこには、金魚の歴史が深く関係しています。
金魚の原産国は中国。約1500年前に誕生したといわれています。もともとはフナの品種改良を重ねて誕生した生き物で、さまざまな種類を重ね合わせた結果、今のような種類豊富な姿形の金魚が生み出されました。
日本に流通しはじめたのは今から約500年前で、当時は地位の高い階級の人だけが楽しめる芸術作品のような存在でした。
江戸時代に入ってからは、庶民の生活にも広まっていきました。そこから現在に至るまで、金魚は日本の夏をイメージさせるような、わたしたちの生活にとっても身近な生き物となりました。

金魚は、全部で何種類いる?

実は世界にはなんと100種類以上もの金魚がいて、今この瞬間も新たな品種が誕生しているといわれています。日本の専門店で取り扱われているのは、20~30種類ほどで、一般的にお祭りなどで金魚すくいの金魚として使われているのが「和金」という種類。金魚といえば、この形を想像する人が多いのではないでしょうか。
体型は胴長で、短いひれをもち、比較的丈夫で飼育しやすい種類です。朱文金、地金、コメットなどが代表種です。
他にも、
・琉金型…体全体が丸みを帯び、腹部がふくらんでいて、各ヒレが長いのが特徴
・オランダ型…和金型と琉金型の中間
・らんちゅう型…琉金型よりも胴が詰まっており、背びれがないのが特徴
など、本当に多くの品種が存在しています。

金魚をお迎えしたい!と思ったら、用意するものは?

わたしたちに身近な金魚。でも、家で飼い始めたらすぐに死んでしまった…という経験をお持ちの方も多いのではないしょうか。実は金魚をきちんと飼育するためには、いろいろと用意してあげたいものがあるのです。

①水槽

小型の金魚なら30㎝~45㎝ほどの水槽を用意しましょう。種類によっては長い年月をかけて体調が20㎝以上になる金魚もいることから、成長に合わせて水槽を買い替えることも想定しておきます。
(3~5㎝ほどの金魚であれば、2~3匹、5~8㎝ほどの金魚であれば1~2匹、それ以上の大きさの金魚であば1匹飼いをしましょう。)

②ろ過フィルター

金魚は水流のある環境が苦手なため、ろ過フィルターは水中フィルターを使用するのがおすすめ。

③底床材

金魚は餌を食べる量が多く、フンも多いため、洗いやすい五色石や大磯砂を薄くしいてあげましょう。

④水草

金魚は水草を食べるため、定期的に新しいものに変える必要があります。カボンバやアナカリス、マツモなどの水草がおすすめです。

⑤照明

観賞用のためだけでなく、金魚に昼夜の差を出すためにも用意しておくことをおすすめします。一日10時間から12時間ほど照らしてあげましょう。

⑥餌

金魚用の人工餌や、アカムシなどを好みます。金魚は食べたものを体の中にためておくことができないので、一度に食べきれる量をあげましょう。

お祭りで金魚をすくってきた!どうしたらいい?

袋に入った金魚

前述のようにしっかり準備できればいいですが、たまたま金魚すくいでお家に連れて帰ることになったという場合もあるでしょう。そんなときは、どうするのがよいのでしょうか。

・まずは早く家に帰る
金魚すくいですくった金魚は、小さい袋に入れてもらうことが多いですが、決して金魚にとって快適な環境ではありません。金魚すくいはお祭りの最後にして、小さい袋の中にいる時間をなるべく減らしてあげましょう。
また、持って帰る際に振り回したりはしないこと。水が揺れると金魚も気持ち悪いです。

・いきなりお水に移さない
無事にお家に連れ帰っても、いきなり水槽やバケツに移すのはNG!急な水温変化で、金魚に負担がかかります。まずは水槽やバケツに水をはり、そこに袋ごと浮かせて温度に慣らしてあげましょう。30分位経ったらOKです。そのあとは、少しずつ水合わせを行いましょう。水合わせとは、袋の口をあけて、金魚に水の温度に慣れていくことです。

・塩水浴をしてあげる
「塩水浴」とは、人間でいう点滴です。約0.5%の塩水(水1リットルに塩小さじ1杯:5g)をつくり、そこに金魚を入れてあげます。金魚は淡水魚ですが、このくらいの濃度の塩水は、逆に細菌の繁殖を抑え、傷を消毒し体が衰弱するのを抑えてくれます。また金魚の体内の塩分濃度と水の塩分濃度を同じにすることにで、体力の消耗を抑え、自己回復力を促すことができます。(ちなみに海水は塩分濃度約3.5%なので、もっと濃い塩水です。)

・ごはんは次の日で大丈夫
当日はエサをあげず、翌日慣れてきてからあげれば問題ありません。食べ残しは水の汚れる原因なので、2~3分で食べきれる量をあげましょう。

あとは日中の温度変化の少ないところへ水槽ごと置いてあげて、数日から一週間くらいで真水(カルキ抜きした水)にうつしてあげてください。
こうして最初の管理を適切にしてあげることで、たとえ金魚すくいの金魚でも、うまくいけば数年は一緒に暮らすことができます。


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知っておきたい金魚の温度管理

金魚

金魚にとって快適なのは18~25℃前後なので、この水温を保ってあげるようにしましょう。
夏の風物詩ともいえる金魚ですが、あまりにも暑い環境下で飼育するのはNGです。夏は水槽用の冷却ファンを使用して、30度を越えないように水温を管理しましょう。一方で冬はヒータを使用して、適切な温度を保つようにしてください。

金魚も病気になる?

答えは「なる」です。むしろ、金魚はなにかしらの病気になるということを理解しておきましょう。今回は代表的な病気を3つ紹介します。

・白点病
全身が白い点々で覆われる皮膚病の一種です。水の温度が低すぎたり水質が悪化したりすることで免疫力・体力がおちてしまい、白点虫に感染することで発症します。非常に感染力が高いため、1匹が白点病になると、その水槽で暮らすすべての金魚に感染します。温度管理を適切に行い、異変があれば早い段階で薬浴を行うことが重要です。

・尾ぐされ病
尾びれの先端が変色して白くなり、徐々に尾びれが裂けてしまう病気です。進行すると尾びれがなくなってしまうことも。
傷口からカラムナリスという細菌が感染してしまうことが原因です。金魚の世話をする際にヒレが傷つかないように注意するとともに、水槽内に配置するものにも注意しましょう。水にまぜるタイプの薬を使って菌を殺せば、ヒレは少しずつよくなってきます。

・水カビ症
金魚の体にある傷口にふわふわとした水カビが付着する病気で、別名ワタカブリ病ともいいます。重症化すると体全体がわたのようなカビに包まれて、窒息死してしまうことも。体に傷口がなければほとんど発症することはありません。

他にも、金魚がなりやすい病気はあります。
毎日金魚の体をよくチェックし、しっかり餌を食べているか、フンをしているかなど注意して観察することで、早期発見ができるでしょう。

金魚との暮らしで心得ておきたい5つのこと

金魚

・温度管理の徹底!
温度管理は、どんな生き物でも重要なこと。ましてや、水の中で暮らす金魚にとって暑さや寒さは、体調に大きな影響を与えます。年間を通して、18~25℃の間の水温を調整するようにしましょう。

・ストレスを与えない!
水槽をバンバンと叩いたり、振動があったりするような場所での金魚の飼育はやめましょう。あまりに多くの金魚を水槽に入れたり、狭すぎる水槽に入れたりするのもストレスになります。金魚がのびのびと過ごせるような環境を作ることが、金魚が長生きする秘訣です。

・水質管理の徹底!
水槽の中に食べきれなかった餌があったり、フンが放置されていたりすると、水質が悪くなってしまいます。7~10日に一度全体の3分の1から半分くらいの水を変えてあげましょう。

・適切な餌の量をあげる!
一度に食べられる量が少ないため、あげたときに食べられるだけの餌をあげるようにしましょう。

・体の様子のチェック!
金魚によくみられる病気の症状としては、尾びれや体全体に異変が出ることが多いです。毎日1匹ずつ体をしっかりとチェックすることで、病気の早期発見に役立ちます。

金魚との暮らし、はじめてみませんか?

金魚が好き、小さい頃金魚と暮らしたことがある方はもちろん、ペット不可のマンションに住んでいる方や、アレルギーがあって犬や猫と一緒に暮らすことができない方におすすめの金魚。なんといっても、その美しさは日本の夏を代表する象徴ともいえます。

数百円からでも購入できますが、決して命の値段まで数百円ではありません。小さな小さな命なので、ちょっとした変化にも気づき、毎日大切に金魚の姿を観察しながら一緒に暮らしましょう。
お迎えした金魚たちができるだけ長生きできるようにしてあげたいですね。

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