【横浜・八景島シーパラダイス①】水族館の飼育員さん20人に聞いた10のこと!

2019.12.25

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「どうぶつ」「いきもの」ファンのみなさん!この度、新しい企画がスタートしました。動物園や水族館の飼育員さんにいろいろ聞いてしまおう!という企画です。飼育員さんならではの情報やどうぶつに対する思いなどをお聞きして、ご紹介します。きっと新たな発見があるはず。これまで以上に施設を楽しめること間違いなし! です。読み終わったら、ぜひ、遊びに行ってください!


今回は、横浜・八景島シーパラダイスの飼育員さんにアンケートにご協力いただきました。遊びに行くだけでは知ることができない飼育員さんならではの情報が盛りだくさんです!

横浜・八景島シーパラダイスはどういうところ?

横浜・八景島シーパラダイス

「シーパラ」こと横浜・八景島シーパラダイスは、水族館だけでなく、アトラクション、レストラン、ショッピングストアもある、日本最大級の複合型海洋レジャー施設です。水族館には、700種類12万点ものいきものが展示されていて、年間約150万人が訪れています。どうぶつたちのパフォーマンスに光や音楽が融合して幻想的な世界を創り出すナイトショーや、体験型のイベントなどもあり、ファミリーからカップルまで楽しめるスポットです。


ここで働く従業員さんは約400人。そのうち、飼育員さんは約80人です。アクアミュージアム、ドルフィン ファンタジー、ふれあいラグーン、うみファームの4つのエリアを担当分けして、どうぶつのお世話やイベントの企画などをしています。それでは、さっそくアンケート結果をご紹介していきます!

お客さまの笑顔が仕事のやりがい!

ペンギンにごはんをあげる飼育員

Q1:今の仕事に就いたきっかけは何ですか?

第1位 幼いころから水族館の人になるのが憧れだった(4名)

第1位 シーパラのショーを見て憧れた(4名)

第1位 幼いころからどうぶつが大好きだった(4名)


Q2:大変なことは何ですか?

第1位 体力仕事、冬場は特に寒い、水が冷たい(6名)

第2位 デスクワーク、生きもの関連以外の業務(3名)

【番外編】

・帰宅時に自身の海獣臭が気になる

・ごはんなど、さまざまなものが想像以上に重い


Q3:やりがいは何ですか?

3頭のイルカの華麗なるジャンプ

第1位 ショーや手がけた展示でお客さまの笑顔や楽しんでいる様子、感動している様子が伝わってきたとき(9名)

第2位 スタッフ一丸となって治療や検査、繁殖などに成功したとき(3名)

第2位 世話をしているどうぶつの出産が成功したとき(3名)


【番外編】

・どうぶつの元気な顔が見られたとき

・エサとホイッスルで伝えたいことが伝わったとき


Q4:こだわっていることは何ですか?

第1位 展示へのこだわり(汚れがないか、健康などうぶつであるか、水質管理など)(4名)

第2位 お客さまの反応をよく見る(2名)

第2位 どうぶつの健康管理(よく観察する)(3名)


幼いころにどうぶつや自然に触れたり、もともとどうぶつ好きだから飼育員という仕事に就いた方が多いようですね!体力仕事できついことも多いようですが、飼育どうぶつやお客さまのことを大切に考えていることがわかり、心打たれました。

どうぶつもお客さまの反応を見ている?!

ペンギンと目が合う女性

Q5:水族館でも見られる野生的な一面を教えて下さい!

第1位 発情期の行動(オス同士の闘争、交尾練習、女性飼育員についていくなど)(4名)

第2位 体調不良や弱いところを隠そうとする(2名)

第2位 野生に近い展示のため、境目がない(2名)


【番外編】

・バンドウイルカが水槽内の魚を捕食する姿


Q6:一般の方に勘違いされやすいことを教えて下さい!

第1位 セイウチとアシカ、アザラシとオットセイの間違いが多い(2名)

第2位 イルカのひれに絡まっているおもちゃは、自ら絡めて遊んでいる(1名)

第2位 イルカの相手を噛む仕草はコミュニケーション(1名)


Q7:接する人によって起きる行動の変化を教えて下さい!

第1位 好きな人へは求愛、嫌いな人へは攻撃する(特にペンギン)(8名)

第2位 慣れない相手だと懐かない、警戒する(5名)

第3位 獣医さんが特に嫌いで、逃げようとしたり、緊張から出来ていたことが出来なくなる(4名)


Q8:どういう時にどうぶつが人の感情を読み取っていると思いますか?

第1位 検査や収容、捕獲や撮影など人が緊張しているとき(6名)

第2位 トレーナーの心理状態や体の状態によって「号令」が微妙に変わるのを感じ取って指示に従わない(4名)

第3位 トレーニングや給餌中にどうぶつへ集中しないと離れていく(2名)


Q9:お客さまに対する反応を教えて下さい!

ヒトの指先に向かってくるイルカ

第1位 動きをよく見ていて、合わせて動くイルカやペンギン、近づいてくるセイウチやアザラシがいる(11名)

第2位 足を多く運んでくれるお客さまを覚えて、その方が来ると近づくイルカがいる(1名)

第2位 カメラを向けるとポーズしてくれる子がいる(1名)


水族館を訪れるだけでは知ることのできない情報ばかり!どうぶつたちがお客さまのことをこんなに見てくれているのは、とても嬉しいことですね!たくさん遊びに行ってぜひとも意思疎通を図りたいものです!


Q10:目指していること、夢や目標を教えて下さい!

オキゴンドウと手をつなぐ飼育員

第1位 どうぶつにとって「人と接していることが楽しい」「暮らしやすい」と思ってもらえる環境作りをする(5名)

第2位 日本一のふれあい水族館にする(2名)

第2位 繁殖に力を入れたい(2名)


【番外編】

・お客さまに生きものや自然に興味を持ってもらい、自然・環境保全につなげたい

・環境に応じたどうぶつにとって一番いい選択ができるようになりたい


きっかけは「好き」や「興味」であったものの、今では環境保全や繁殖など、種を大切に思う強い気持ちで仕事に取り組まれていることを感じることができました。私たちも、「かわいい」や「楽しい」だけでなく、地球の環境や命の大切さについて改めて考えるきっかけになりました。


ぜひ一度、横浜・八景島シーパラダイスへ足を運んでみて下さい!次回はあの人気者たちに焦点をあてた取材記事をお届けします!お楽しみに!!!


〒236-0006 横浜市金沢区八景島 横浜・八景島シーパラダイス

TEL: 045-788-8888(テレフォンインフォメーション)

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