2018.01.29
外耳炎の頑張りエピソード第2弾! 動物病院で、「お家でやってあげてね」と渡されたお薬の数々。でも、なかなか上手くできなくて…というお悩みをよく聞きます。今回は、みんな大騒ぎ! のお薬に焦点を当てた、頑張りエピソードを紹介いたします!
初級編:しまった!点耳薬に気づかれちゃった!
点耳薬を持ち出すだけで、ワンちゃんが逃げてしまう、というお悩みは多いようです。そんな中、上手くいったのは…
・ワンちゃんがイタズラできないけれど、すぐ取り出せる場所に点耳薬を置いておき、薬を持つ前にワンちゃんを抱っこする(メイちゃん/ヨークシャーテリア)。
・耳のそばで点耳薬をひっくり返すと失敗するので、初めからボトルを下に向け、音が出ないようにした(キャンディちゃん/ミニチュア・シュナウザー)。
・薬を少し温めておくと、たらした時にビックリしない(トノちゃん/トイプードル)。
アニコム獣医師より:先にワンちゃんを抱っこしてしまったり、薬にびっくりしないように、という優しい工夫が素晴らしいですね!
上級編:いざ、点耳!のときのひと工夫
・洗濯機や机の上など等、ある程度の高さとスペースが取れる場所に乗せて行った(大ちゃん/パグ)。
・エリザベスカラーを耳だけ外に出るように装着!(チコちゃん/ポメラニアン)
アニコム獣医師より:高さのあるところから落ちないよう、しっかりワンちゃんを抑えることができる方や、エリザベスカラーを付けるのに慣れている方向けの、上級者テクニックですね! エリザベスカラーに関しては、普通に装着後、耳だけ引っ張り出すとやりやすいですよ!
番外編:飲み薬おいしくごっくん!できるかな?
・サツマイモやお肉、チーズに埋め込んであげた(chocoちゃん/MIX、ポリちゃん/トイプードル他多数)。
・いつものフードに紛れ込ませる(ミニーちゃん/ラブラドール・レトリーバー)。
・フードで挟んであげた(チョコちゃん/ダックスフンド)。
アニコム獣医師より:多かったのはおいしいものに混ぜること!また、アレルギー等で食事療法をしているワンちゃんは、いつものフードに混ぜるやり方なら安心してあげられますね!
・自分が薬を飲むふりをし、あげないよ、というアピールを繰り返した。その後、わざと手の届くところに置いておいたら、飲んでくれた(りんちゃん/ミニチュア・シュナウザー)
アニコム獣医師より:これは上級者! 人間のものを食べたがるワンちゃんの気持ちを上手に活用した方法ですね!
※食べてはいけないものに対してしっかり対策をし、誤飲を発生させないようにご注意を! 薬の飲ませ方については、こちらも参考にしてください。
【参考リンク】どうぶつ親子手帳「ワンちゃんへの投薬について」
次回のエピソードは「しつけ」!
これならうちでもできそう! という発見はありましたでしょうか? 工夫することで、上手くお薬を使うことができるようになれば、ぐっと効果も上がるはず!
次回は、お耳ケアで役立つ「しつけ」についてのがんばりエピソードをお届けします!