2018.02.28
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アニコム損保の保険金請求データによると、約7頭に1頭のワンちゃんが外耳炎を経験しています。「もう辛い思いをさせないように、おうちでもお耳のケアをしてあげたい!」と考える飼い主さんも多いはず。
この企画では、外耳炎の治療経験を持つ飼い主さんの体験談を参考に、アニコム社員が愛犬のお耳ケアに挑戦しました!
お耳のケアにチャレンジするワンちゃん&飼い主の紹介!
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●ワンちゃん
チワックス(チワワ×ミニチュア・ダックスフンド)の蛍ちゃん(3歳/男の子)です。背中やお腹をなでられるのが大好きで、なでると気持ちよさそうに目を細めます。
スマホを見慣れていないからか、写真を撮ろうとスマホを近づけると離れたり少し警戒するのが飼い主の悩み。見慣れないお耳の洗浄液に警戒されないか心配です……。
●飼い主
31歳、独身、実家住まいのアニコム社員。3年前に新しい家族として蛍ちゃんをお迎えしました。
元気に遊ぶ蛍ちゃんを見ていて「ずっと健康でいてもらいたい!」と思い、ワンちゃんの病気を調べるように。外耳炎で悩むワンちゃんが多いことを知り、飼い主としておうちでもお耳のケアができないかと思っていました。
蛍ちゃんのこれまでのお耳ケア事情
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「お耳の汚れが原因で外耳炎になることを知っていたけれど、ケアが難しそう……」と考えていたため、これまでは月に一度トリマーさんに耳洗浄をしてもらっていました。おうちでお耳のケアをするのは、飼い主も蛍ちゃんも初めてです。
今まで外耳炎にかかったことはありませんが、なってしまった時におうちでも治療ができるよう、予防も兼ねてお耳のケアに慣れてもらおうと思います。
お耳ケア体験 ~お耳の状態チェック、耳拭き、耳洗浄~
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1.お耳の状態チェック
まずはお耳に異常がないか、臭いや耳垢をチェック。体をなでられるのが大好きなので、左手で体をなでつつ、右手でお耳にタッチ! 日頃からスキンシップを兼ねてお耳を触っているため、いざチェックする時にお耳を触っても驚かれませんでした。
まずは第一段階クリアです。
2.耳拭き
次はお耳拭き。お耳を長い時間触っているので、蛍ちゃんの顔からスマイルが消えて眉間にシワが…このままだとマズイ! ドタバタ騒いでしまう前におやつを見せて気をそらしながら、洗浄液で湿らせたコットンでお耳を拭きました。
第二段階はおやつの力を借りてクリア!
3.耳洗浄
最後は耳洗浄。こころなしか、見慣れない洗浄液に警戒しているような気が……? ここで工夫したポイントは2つです。
ポイント1.洗浄液は事前に手で温めて、お耳に入れた時に冷たくて驚かれないようにしました。
ポイント2.家族の力とおやつの力(また!)を借りました。
耳拭きでは、長い時間お耳に触って蛍ちゃんに少し嫌がられたので、お耳を触ってから洗浄液を入れるまでのスピードもポイント!
最難関の耳洗浄でしたが、洗浄液をお耳に入れて軽く耳のつけ根をマッサージした後、首を振って洗浄液が外に出たことを確認し、何とか成功させることができました。
思いのほか上手に耳洗浄ができたことと、蛍ちゃんがじっとおとなしくできたことに大感激の飼い主。もしかしてうちの蛍ちゃんって天才?と嬉しくなり、終わった後は思いっきり褒めてあげました。
お耳のケアを振り返ってみて
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完全な親ばかになっている飼い主とは反対に、長い時間(今回は実に約10分も!)お耳に触られながら、見慣れない洗浄液、嗅ぎ慣れない洗浄液の臭い、そして緊張している飼い主に囲まれて、蛍ちゃんは不安を感じていたようで、ケア後はぐっすり眠っていました。
今回、お耳のケアにチャレンジして感じたポイントをまとめました。
・普段からスキンシップを兼ねてお耳を触ることに慣れさせる!
・お耳のケアをする時はおやつで興味をひく!
・耳洗浄をする時はお耳を触ってから洗浄液を入れるまでを素早く!
実践してみたことで、飼い主自身がお耳のケアを「難しそう」と不安に思っていたことに気づきました。
蛍ちゃんを不安にさせないよう、お耳のケアをお互いにとって当たり前のことにしておくためにも、これからはこまめにお耳のケアをして、日々の予防につなげたいと思います。