2017年6月、新たに2疾病の臨床研究がスタート。セルトラスト・アニマル・セラピューティクス株式会社

2017.11.24

セルトラスト・アニマル・セラピューティクス株式会社(以下:セルトラスト社)は、2017年6月から、新たに慢性腸症(CE)と骨折について臨床研究を開始しています。現在、各KOL(Key Opinion Leader)の先生方と協働し、皮下脂肪由来の間葉系幹細胞(MSC)および三次元細胞構造体「セルザイク」(富士フイルム株式会社開発)を用いた研究を行っています。
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臨床研究にはどうぶつと飼い主様のご協力が必要です

「臨床研究」とは、病気の原因や病態の解明、診断や予防法、新たな治療法や治療薬、医療機器の開発など、患者様の生活の質(QOL)の向上や健康を目的に、実際の医療現場で応用的に行われる医学研究のことです。セルトラスト社では、今後のどうぶつ医療に活躍できる確かな情報やエビデンスとするため、どうぶつと飼い主様に臨床研究へのご協力をお願いしています。



ワンちゃんの慢性腸症(CE)とは

慢性腸症(CE)とは、小腸や大腸の粘膜に原因不明の慢性的な炎症を引き起こす病気で、食欲不振や、嘔吐、下痢といった症状に潜む原因のひとつです。多くは、食事療法や抗菌薬、副腎皮質ステロイド剤による治療により症状が改善されますが、一部の症例ではこうした標準治療が奏効せず、致死的な経過を辿ることもあります。


間葉系幹細胞(MSC)のもつ抗炎症・免疫抑制作用を利用することで、従来の治療では効果のない慢性腸症の患者に対しても、腸の炎症を抑え、便の改善や食欲の回復をもたらすのではないかと期待されています。



慢性腸症(CE)でお困りのワンちゃんと飼い主様へ。臨床研究の症例を募集しています

セルトラスト社では、公益財団法人 日本小動物医療センターの中島亘先生と協働し、慢性腸症(CE)に対して、皮下脂肪由来の間葉系幹細胞(MSC)を用いた臨床研究を行っています。現在、日本小動物医療センター本院(所沢センター)、目黒消化器サテライト病院の2病院にて臨床研究を実施しています。


症例研究の症例募集についてはこちらから



ワンちゃんの骨折とは

ワンちゃんの骨折は、手術を行ってから「治癒」と判断されるまで、平均8週間程度の期間を要するとされています。しかしながら、骨折の好発犬種である小型犬では、性格的に術後の安静管理を行うことが難しい場合や、骨が細いため手術が物理的に困難である場合など、そもそも手術を行うことができない場合があります。


セルトラ社では、骨折の手術が困難なワンちゃんたちのために幹細胞から長期にわたり生理活性物質が放出することで、骨形成の促進や、より短い期間での骨折治癒ができるセルザイク骨折治療の研究を行っています。



骨折でお困りのワンちゃんと飼い主様へ。臨床研究の症例を募集しています

セルトラスト社では、日本動物医療センターの上野弘道先生と協働し、骨折に対して、三次元細胞構造体「セルザイク」(富士フイルム株式会社開発)を用いた骨折の新しい治療法「セルザイク骨折治療」の臨床研究を行っています。現在、日本動物医療センター、動物再生医療センター病院の2病院にて臨床研究を実施しています。

MSCセルザイクを使用する細胞治療


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動物再生医療センター病院

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