「ウクライナのペット救援募金」活用のご報告 

by 編集部 2023.05.25

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アニコム ホールディングス(以下 アニコム)が実施した「ウクライナのペット救援募金」プロジェクト(2022年3月17日~4月18日)。1万人以上の方々にご協力いただき、本当にありがとうございました。皆さまからいただいた寄付金はウクライナのペット1.7万頭以上への獣医療提供など、戦争で被災したペットとその飼い主たちの命と生活を支えるべく活用されています。またあわせて、日本への避難者のペットに対する支援も実施しています。
ウクライナへの支援活動について、現地で活動した獣医師や日本への避難者の声とともにお伝えします。


1万人からいただいた、温かいご支援

2022年2月にウクライナで勃発した戦争により、人間だけでなく、多くのペットにも被害が及びました。


これを受けてアニコムでは、ウクライナのペットと飼い主を支援するため「ウクライナのペット救援募金」プロジェクトを開始し、およそ1万人の皆さまからいただいた寄付金と、アニコムからの1,000万円を合わせた約5,600万円を、2022年5月にIFAW(国際動物福祉基金)に寄付しました。


これは、戦争で被災したウクライナのペットとその飼い主を支援し、彼らが安心して暮らせる社会を構築したいというアニコムの想いに、たくさんの方々に共感いただいた結果です。ご協力いただいた皆さまに、改めて心よりお礼申し上げます。


▲被害を受けたウクライナのシェルター

寄付金の使途について

寄付金のうち、これまでにおよそ半分の225,000米ドル(2022年5月の為替レートで約2,900万円)が、IFAWによる以下の支援プロジェクト推進に活用されています。


① ウクライナ国内の5つのシェルターに対して緊急助成金を拠出し、破壊された施設の再建や獣医療の提供といった緊急のニーズに対応(53,500米ドル)


② ウクライナ南部のオデーサと北東部のハルキウの獣医療施設を支援し、避難者や市民・シェルターのペットに対してワクチン接種とマイクロチップ装着、避妊・去勢手術を実施(171,500米ドル)


※2023年3月31日までの累計数


②の取り組みの結果として、1.7万頭のペットが診療を受けることができました。


▲左:オデーサの診療所/右:ハルキウの診療所(写真提供:IFAW)


残りの寄付金は、今後主に以下の目的で活用される予定です。

・USAVA(ウクライナ小動物獣医師会)と協力し、ペットやシェルターの保護動物に獣医療を無償提供
・シェルターの保護動物たちに食料を無償提供


▲避難者のペットを支援するIFAWのスタッフら(写真提供:IFAW)

現地で活動した獣医師からのメッセージ

現地でIFAWの支援を受けながら活動していた獣医師のAndrew Kushnirさんから寄せられた、今回の寄付に対する感謝のメッセージをご紹介いたします。(要旨)


▲『ブルーテント』で活動するAndrew Kushnirさん(写真提供:IFAW)

私はウクライナ人の血を引く獣医師です。戦争が始まった後、ウクライナとポーランドの国境に設置されたIFAWの活動拠点『ブルーテント』へ支援に向かいました。そこで目にしたのは、ポーランドに絶え間なく逃れていく避難者と、多くのペットの姿でした。


避難の途中は食べ物も水もほとんど手に入らず、彼らは寒さと疲れ・恐怖に苦しんでいました。それでも彼らのペットを診療し、食料や水・ペットキャリー・寝具・衣服を提供したことは、ペットと避難者双方に大きな意味がありました。とあるボランティアは「恐怖に行き場をなくしたような表情の避難者たちが『ブルーテント』に入ると笑顔になり、ほんの少しリラックスした様子で出てくるのを見る」と話していました。それを聞き私たちは、ペットだけでなく、飼い主である避難者たちも助けていたと気づきました。


だから、今回の寄付を下さった皆さまに感謝の気持ちを伝えたいのです。皆さまのおかげで、多くの活動が可能になりました。ウクライナの人々とペットを助けるために力を合わせてくれたことを、私は一生忘れないでしょう。


Andrew Kushnir

ウクライナから日本に避難した方への支援

アニコムでは現地への寄付の他にも、ウクライナから日本に避難した方々とそのペットへの支援も行っています。これまでに3組の避難者とペットに対して、ペットにかかる医療費などを支援しました。


※2022年4月19日ニュースリリース:「ウクライナ避難者のペットにかかる医療費を、アニコムが全額支援いたします


▲アニコムグループの『新宿御苑前どうぶつ病院』で診療を受けたウクライナ避難者の猫(ソルボーニィちゃん)


ウクライナから猫を連れて日本に避難してきたある女性は、8ヶ月齢の猫(ソルボーニィちゃん)とともに、2022年8月にアニコムグループの『新宿御苑前どうぶつ病院』を訪れました。


ソルボーニィちゃんは、ウクライナで爆撃が始まって以降爆撃の音を怖がり、家の隅に隠れていたそうです。爆撃だけでなく度重なる移動のストレス、また去勢ができていないことを心配し、健康診断と去勢手術のために来院されました。


女性は手術のためにソルボーニィちゃんを病院に預ける際、一時的とはいえ離れることを気にかけ「大丈夫。置いていかないから」と優しく声をかけていました。手術後には「ペットのことを気にかけてくれるところは少ないので、とてもありがたい」と話してくれました。


この女性は普段家にいる時、故郷のウクライナの悲惨なニュースばかり追って暗くなってしまうそうですが、病院では愛猫に関する様々なことを笑顔でお話しされ、通訳の方が「別人のよう」と驚かれるほどでした。また、猫も大きく成長し、体重は4kgから6kgに。健康診断の結果も問題なく、元気に過ごしています。

ウクライナの人々とペットたちのために

皆さまからいただいたご支援は、ウクライナで被害を受けたペットはもちろん、飼い主を含めペットの周りの人間たちも癒しているようです。
現地では今も動物愛護団体等による、ペットたちに対する支援が続いています。皆さまの寄付が必要とする方々に届くよう、アニコムではIFAWと連携しながら引き続き取り組んでいきたいと考えています。


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コメント9

プードル大好きさん

戦争が終わりウクライナの人々が大切な家族(ペット)と穏やかな幸せな生活が出来るように支援に協力出来ることはこれからも微力でも続けていきたいと思います。

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むっくのママさん

報告ありがとうございました。どうなっているのか気にかけていました。微力ながら私の募金がこんな風に使われていたことに感謝しております。ありがとうございました

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ミューオンさん

「ウクライナのペット救援募金」活用のご報告読みました。どのくらいのペットの命が救われたのだろうと気にかかっていました。獣医師の方のお話が心に残ります。アニコム様の取り組みに感謝いたします。

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ふぅ~ごですさん

何時も動物たちの事を考えてくださってありがとうございます!!特に自然災害 人間が生む災害等何か手を差し伸べたいと思うのですが、中々方法が分かりません。そんな時、アニコムから声をかけて頂くと 嬉しいです😄これからも 動物たちの為宜しくお願いします!!!

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