by 編集部 2022.04.25
アニコムでは、2022年3月17日~4月18日にかけて、今般の戦火により被災したウクライナのペットとその飼い主の皆様を支援するため、『ウクライナのペット救援募金』プロジェクトを実施いたしました。
お寄せいただいた募金は、全額「IFAW(国際動物福祉基金)」に寄付する予定です。詳細については、後日改めて皆さまにご報告いたします。ご協力いただいた方々に、心より感謝いたします。
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<2022年5月9日追記>
皆さまから募金いただいた寄付金と、アニコムグループからの1,000万円、またアニコム社員からの寄付とあわせて、
合計56,470,488円を2022年5月2日にIFAW(国際動物福祉基金)へ寄付いたしました。今回、およそ1万人の皆さまにご協力いただきましたことを改めて感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
▲受領証明書
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残念ながらウクライナではいまだ戦火が続いており、現地のどうぶつたちのために、IFAWなどが懸命に救援活動を行っています。
今回は、IFAWのウクライナ周辺での活動写真を通じて、ウクライナのペットと飼い主たちの現状をお伝えいたします。
※写真および記事の内容はすべて、IFAWからの提供されたものを許可の上で編集し、掲載しています。
飼い主とともにウクライナから避難する犬猫たち
Taniaさんは、10歳の娘と1.5歳のポメラニアンの「Mikaela」とともに、メディカの国境検問所にいました。TaniaさんはMikaelaのことを「一番の友だち」だと紹介してくれました。
頭をポニーテールに結んだ「Lala」の飼い主たちは、ポーランドのある国境検問所でペットも受け入れ可能なシェルターを探していました。Lalaのほかに、2頭の犬と3頭の猫を連れていました。飼い主たちはどうぶつの世話をする一方で、その日に泊まれる場所を探していました。
ウクライナとの国境に近い、ポーランド南東部のコルチョバにいたLuliiaさんは、8歳のポメラニアンの「Hugo Boss」とともに、爆撃を受けるキエフから逃れ、家族のいる米国へ向かおうとしていました。IFAWでは、ペットを外国へ連れていくために必要となるワクチン書類などの準備の補助も行っています。
「Bono」とその飼い主は、ウクライナの国境に近いポーランド南東部のプシェミシルから、チェコの国境に近いクラクフを向かう列車に乗っていました。彼女の夫は戦闘のためにキエフに残りました。Bonoが心の支えになっていました。飼い主はBonoが避難生活で汚れていることを気にして、座席に下ろそうとはしませんでした。IFAWのスタッフが寝床の代わりにTシャツを渡すと、「Bono」はその上に座り、爆撃の影響で神経質になっているようでしたが、しばらくして眠りについたということです。
Alinaさんは母と戦火の中をさまよっていた3頭の猫を連れ、5日間かけてウクライナのマリウポリを脱出しました。避難中には、「猫は置いていけ。自分の命のことだけを考えて逃げろ」といわれたこともあったそうです。しかしAlinaさんは「人間の命がほかの命よりだとは思わない」、「猫たちは“なぜこんなことが起きているのか”わからない。私たちはそれを彼らに説明することもできない」と話してくれました。
Annaさんは、娘と犬の「Happy」と一緒にキエフから避難しました。IFAWのチームが彼女たちを見つけたのは冷たい雨の日で、Happyは寒さで震えていたそうです。IFAWのチームはHappyを乾かして服を着せたあと、水や食べ物を与えました。新しい紫のセーターを着たHappyとAnnaさんたちは、次の目的地へ向かっていきました。
ポーランド南東部でのIFAWの活動
IFAWは現在、ウクライナと国境を接しているポーランド南東部のメディカにある唯一の「動物サービスステーション」で、獣医療や避難者のペットのケアを24時間体制で行っています。
ペットを連れて国境を超える人たちに、ワクチン書類の作成などの補助も行っています。
どうぶつたちは、“なぜこんなことが起きているのか”わからない
今回ご紹介したのはもちろんほんの一例であり、多数のウクライナの方々やどうぶつたちが、苦しい状況に置かれています。飼い主とともに避難できたどうぶつもいれば、飼い主が亡くなってしまったどうぶつや、あるいは一緒に避難できずに置き去りになってしまったどうぶつもいると報道されています。
記事内で紹介した女性が「彼らは“なぜこんなことが起きているのか”わからない」といっていましたが、本当にその通りです。一日でも早く、ウクライナの方々とどうぶつたちが平穏な生活に戻れることを、心より願っています。
日本に避難したウクライナの方のペット医療費支援について
アニコムでは、ウクライナから日本に避難した方のペットの医療費について、全額支援させていただくことといたしました。 避難者の方が数多く抱える不安のうち、大切なペットの「健康面」の不安を“医療費支援”という形で解消し、少しでも安心して日本で過ごしていただくことを目指します。
▶詳しくはこちら
https://mag.anicom-sompo.co.jp/21470
peaceさん
寄付活動を続けてほしいです。愚かな人間のために苦しむ地球上の動物が一匹でも減るよう、継続した支援をお願したいです。
ココナさん
ペット達も困っているが、ペットを泣く泣く手放し避難した、飼い主もすごく寂しいはずですね。
こんな情報も有ります。
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000022.000006107&g=prt
oyさん
人間はいい加減動物に迷惑かけるな
あいさん
ペット達のために何かしてあげたいと思ってもどうしていいか分からない人も多かったはず。アニコムさんが募金を呼び掛けてくれてよかったです。
さらに避難者のペットの医療費支援まで。
動物達に真摯に寄り添ってくださってありがとうございます。
きなこさん
少しでもお役に立てれば幸いです。
再度の試みがあればまた寄付させていただきます。
今回の寄付に関してアニコム社の皆様に心より御礼申し上げます
nanaさん
「猫たちは“なぜこんなことが起きているのか”わからない。私たちはそれを彼らに説明することもできない」
この言葉を聞いて涙が止まらなくなりました…。
無垢な動物達が戦火の中、何も分からずに犠牲になっていたり、逃げ惑っていたり、ストレスを感じている事が理不尽でなりません。
現地の方々、動物達が苦しんでいるのに何も出来ない自分が歯痒く感じていた所に、アニコムさんから募金のお知らせがあり、そこで初めてIFAWという団体が動物の為に活動している事を知りました。
僅かですが寄付させて頂きましたが、本当に本当に残念な事に戦争が続いてしまっていますので、継続的に支援していく事が大事だと思っています。
また募金のお知らせがありましたら、参加させて頂きたいと思っています。
パティさん
前回寄付金のタイミングを逃してしまい、また寄付金の予定があれば是非参加したいです。
代々の家族をアニコムさんで加入してますが、ホント素晴らしい活動をして頂きこちらで加入してよかったです。
Q太郎さん
anicomさんに、入っていて コロナの時の安心感…今回の活動や保護猫達の譲渡会有難い事が多いです。
これからも、素敵な会社で居てください‼️
animalさん
人へのの支援と動物への支援は、同じだと思います。子供の時から「何故人の支援はすぐ集まるのに、動物はなかなかないのか?」と思っていました。コロナの時も今回の活動も嬉しくアニコムさんには感謝です。安心して全ての人と動物達が過ごせる日が早くるように祈ります。
マイコ―ままさん
anicomさんが このようなプロジェクトで 素早く行動して下さっていることを とても頼もしく思い 感謝しています。
飼い主さんがロシア兵に殺されてしまったことも知らず 家の戸口でずっと彼女の帰りを待っているワンちゃんの話など 毎日の戦地のニュースに胸を締め付けられる思いです。 非難が大変そうな大きなワンちゃんも多い中 小さなヨーキーなども (我が家でも飼っていて意識するせいか) よく見かけるような気がして 「ウクライナにもこんなにヨーキーがいるんだ」!と嬉しい半面 特に 上のお写真のLalaちゃんなど 毛質・髪型も似ているので 見ていると まるでうちの子が戦地から助けを求めているような気持になってしまいます。シルキーな長毛は もつれて毛玉ができやすく 普通でも毎日のお手入れにかなり時間がかかります。避難生活の中でこういうワンちゃんたちの心身の健康を維持してあげることは 本当にご苦労が多いことでしょう。でも 一緒にいることで飼い主さんもきっと元気をもらえるはず! ペットと飼い主さんが共に安全な環境で守られて過ごせるよう そして はやく平和が訪れますよう 心からお祈りしています。
ふぅーごさん
ペットを助ける募金をすると言うと、人間が先だと、笑われました。ペットは何にもして無いし、人間に対し本当に無心に慰めや癒しを与えてくれています!人間の都合次第で、下に見たり 放ったらかしにして良いとはとても思えません!!アニコムの活動は本当に嬉しいです。コロナの時の 活動も嬉しかった!
うめさん
心が痛くて辛いです。自分がその立場に置かれたらと思うと…。どうしてこんなことが起こったのか、人間として悔しくてたまりません。どうぶつさん達に申し訳もたたない。私も猫と暮らしています。なによりも大事な家族です。ウクライナの飼い主さん達、どうぶつさん達がどうかどうか無事で避難できる事を祈ることしかできません。ほんの少しで辛いですが、支援させていただきました。毎日ウクライナの人のために祈ります。
くうりんみみさん
東日本大震災後も記事にあったように飼い主が亡くなってしまったり、地震のために逃げ出してしまったりあるいはペット同伴不可の避難所であったりと言った理由でシェルターで過ごさざるを得ない動物たちが多く居ました。
震災は自然現象なので避けることは出来ませんでしたが、戦争は人間の意思で行なわれるものなので、1日も早く平和な日々が戻ることを祈ります。