2020.02.28
ワンちゃんと飼い主様をつなぐリードが、お散歩中の事故の原因のひとつになることがあります。その中でも伸縮リードを使っている時に起きた事例をもとに使用上の注意点を考えてみましょう。
間に合わなかった、、、自転車の転倒事故。
夜間に、伸縮リードを伸ばした状態で散歩中、自転車が向かってきた。飼い主は、「犬がいるので、止まって!」と声をかけた。慌てて止まろうとした自転車の方はリードの手前で転倒し、リードが顔面に接触。線傷を負ってしまい、治療費、慰謝料等含めて約200万円を賠償することに…。
こちらは実際にアニコム損保に保険金請求があった事故のひとつです。
夜のお散歩は、見通しが悪く、伸縮リードが見えづらいこともあります。「危ない」と思っても、伸縮リードのロックがうまくかからなかったり、呼び戻しが間に合わないこともあります。夜間に限らず、伸縮リードを伸ばさずに、必ずロックをかけてお散歩に行きましょう。
その他にもある、こんな事故やあんな事故発生。
・お散歩中に、他のワンちゃんを見つけて走りだした。伸縮リードのロックをかけたつもりが、そのまま伸びてしまい、ワンちゃんに咬みついた。
・お散歩中に、前方からきた自転車に興奮して走り出した。慌てて伸縮リードのロックをかけたが、うまくかからず、リードが自転車に巻き付いて被害者は自転車ごと転倒した。
いずれも、伸縮リードのロックがきちんとかかっていれば防げる事故です。ささいな確認不足が大きな事故につながりかねません。
他のワンちゃんや飼い主さんを咬んでしまった場合、基本的には賠償責任が発生し、治療費や交通費、慰謝料等を支払う必要があります。自転車が破損した場合には、修理費用もしくは新しいものを購入する可能性もあります。
どうやって防いだらいいか。
楽しいお散歩中に悲しい事故を起こさないためには、どうしたらよいのでしょうか。「普段のお散歩では、伸縮リードを使わない」これが一番の対策です。
とはいえ、伸縮リードを使ってお散歩する場面もあるかもしれません。その場合は、必ず以下のことを徹底しましょう。
・お散歩前に伸縮リードがきちんとロックできる状態か確認する。
・お散歩中は伸縮リードのロックを外さない。
愛犬が自転車にひかれてしまうなどの事故から守ることにもつながります。
お散歩中のトラブルゼロへ!!
いかがでしたでしょうか。公園などの広い場所では便利な伸縮リード。お散歩で使用する場合には、きちんとチェックをして事故を防ぎましょう。
文責:アニコム損害保険株式会社 ペット賠償責任特約担当 佐野愛
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いろいろな種類のわんことふれあってみたいおばちゃんさん
世の中には伸縮リードを使っている方達が結構いて、その方達のお散歩の仕方を見ていると
たいていワンちゃんは飼い主さんより3メートル以上も前を歩いていたりしています。
これって主従関係は完全にワンちゃんが上になるんだろうな…と思います。
私は外で愛犬の呼び戻しを完璧にできる自信がないので伸縮リードは使ったことはありません。
多分、呼び戻しがきちんとできたとしても伸縮リードは使わないだろうとも思います。
人様のわんちゃんですが時々大丈夫かな?と思ってしまう事もあります。
そもそも伸縮リードって何のためにあるのでしょうか?ふと思ってしまいました。
ookumaさん
12歳のトイプードルです。最近トイレシートを食い散らかすようになって口に入ってしまうのではないかと心配なので
マナーベルトをしていますが大丈夫でしょうか?