2019.10.03
家族であるワンちゃんには、とにかく元気で長生きしてほしい!……ワンちゃんと暮らす飼い主さんであれば誰もが、そう思いますよね。
今回は、ワンちゃんとのシニア期をどのように過ごしているかについてアニコムのご契約者にアンケートにご回答いただきました。
わが子がシニア期に突入したかも・・?と思った年齢はいつですか?
(2019年9月 アニコムご契約者向けアンケート)
シニアだと感じた年齢を体格別に集計すると表のような結果に。
大型犬(10・96歳)と小型犬(12.15歳)の間で1.19歳の違いが見られましたが、予想よりも大きな差ではありませんでした。平均すると、11.57歳という結果になりました。
シニアだと感じる年齢の差は大きくなさそうですが、体格によってどのような違いがあるのかをみていきましょう。
シニア期だと感じた理由はなんですか?
愛犬がシニア期だなと感じた理由を聞いたところ、多かったのは以下の回答でした。
◆超小型犬・小型犬
・寝ている時間が増えた。
・毛の色や目の色に変化が出てきた。
◆中型犬
・お散歩に行きたがらない、お散歩がゆっくりになる。
・目や耳が衰えはじめた。
◆大型犬
・走ることが減った、歩くスピードが遅くなった。
・白髪が出てきた。
小型犬に比べて、お散歩や運動の量が減ったという回答が多かったのは大型犬。小型犬や中型犬は、行動、毛色の変化などをあげる方が多く見られました。
シニア期を過ごすうえで、気を付けていることや、変化があれば教えてください。
①生活環境編
◆超小型犬・小型犬
・滑らないようにマットを敷き、段差にはスロープを付けた。
・目が見えづらくなってきたので、部屋の配置を変えないようにした。
◆中型犬
・階段の上り下りに気を付けるようにした。
・段差を見ると躊躇するようになったのでスロープを付けた。
・ベッドやソファをできるだけ低いものに変えた。
・滑り止めを部屋中に敷いた。
◆大型犬
・お散歩のとき、ゆっくりと歩くようにした。
・寝床をふわふわにした。
・玄関にステップなどをつけて、段差をなくした。
体格に関わらず、段差に気を付けていることがわかります。家の中のちょっとした段差や、いつもとは違う家具のレイアウトなどから、思わぬケガに繋がらないように、みなさん気を付けているようです。
②フード編
◆超小型犬・小型犬
・ごはんを細かくして食べやすいようにしてあげる。
・サプリをあげるようにした。
◆中型犬
・ダイエット用のフードに変えた。
・サプリをあげるようにした。
◆大型犬
・シニア用のフードに変更した。
・フードを柔らかくしてあげるようにしている。
・ごはんの量を注意深く見るようになった。
サプリメントだけでなく、大きさ、固さなどにもこだわりが見られます。年齢を重ねてから、運動量が減り、太りやすくなったという声も多くありました。変わらずおいしいものを食べてほしい!という想いはありながらも、とにかく健康で、病気になりにくい体作りをしていきましょう!
③遊び編
◆超小型犬・小型犬
・おもちゃに興味がなくなってきたので、新しいものをあげて楽しませる。
・他のワンちゃんと遊ばなくなった。
◆中型犬
・大好きなボール遊びをしなくなった。
・走り回る時間や距離が少なくなった。
◆大型犬
・おもちゃで遊ぶ時間が少なくなった。
・散歩のときのダッシュが減った。
・運動量が減ったので、ゆっくりとお散歩するようにしている。
遊びについては、大きな変化が見られます。ゆっくり、ほっこりと過ごしている様子が伺えます。走り回っていた時期とは異なり、わが子とのんびりとした時間を過ごす方が多いようですね。
わが子が年齢を重ねていくごとに、いいなぁと思うところはどこですか?
◆超小型犬・小型犬
・耳が遠くなってきたが、アイコンタクトで気持ちが通じる。
・いたずらしないで、お留守番ができるようになった。
◆中型犬
・穏やかな性格になって、落ち着いた。
・のんびりとした時間を過ごせている。
・お互いに考えていることがわかるようになった。
◆大型犬
・顔が優しくなって、甘えん坊になった。
・のんびり屋さんになった。
少し性格に変化が出てくるシニア期。穏やかになったり、気持ちが通じ合ったり、シニア犬との暮らしが楽しみになりますね♪
わが子と長く暮らす秘訣はなんですか?
◆超小型犬・小型犬
・ストレスを溜めさせない。
・なるべく自由にさせる。
◆中型犬
・干渉しすぎない。
・変わったものを食べさせないようにする。
・肥満にならないように気を付ける。
・体のために適度な運動をさせる。
◆大型犬
・定期的に健康診断を受ける。
・体重が増えないように、運動をさせる。
・ケガや病気にならないように、毎日健康管理を徹底する。
毎日、愛犬の様子をチェックし、少しでも異変があれば動物病院に連れていくといった基本的なことはもちろんですが、できるだけ運動をして、お互いを尊重し合うことが秘訣だということが分かりました。
最後に、大好きなワンちゃんへのメッセージをご紹介します。
「パピーミルでの、悲しい過去を持つマリー。迎えに行った時、毛玉だらけで、櫛も通らなかった状態だったのに、私達を見るなり、嬉しそうにしっぽを思い切り振っていたね。今でも鮮明に覚えているよ。我が家の家族になってくれて、ありがとう。まだまだ長生きして、いろんな所に行ったり、たくさん楽しい事しようね。」(15歳・女の子 キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル マリーちゃん)
「もうすぐ10歳になるんですけど、いつもどんな時も、私達家族を癒してくれます。ドックセラピーと思うほどに、病気になったり、身体の不調があると、ずっと側で寄り添ってくれて。ずっと助けられてきました。これから、歳を取っても、この子のお世話は最後まで、してあげたいと思います。今までの分まで。」(10歳・ダックスフンド Tinaちゃん)
「手のひらに納まる位のちいさな可愛さから、毎日、毎日、愛おしさが積み重なって、愛情は無限に増えることを教えてくれました。私の所に来てくれてありがとう。ちょっとドジな飼い主だけど、これからもよろしく。」(12歳・ビーグル ずんちゃん)
ワンちゃんとのシニア期は、とってもゆったりした時間が流れる。
ずーっと一緒に過ごしてきた大好きなわが子。幼くていたずらばかりしていた時代とは違い、行動や、食べるものにも変化が。長い時間過ごしてきたからこそ、わが子が考えていることをしっかりと感じて、お互いに気持ちが通じ合うようになるのでしょう。
シニア期に入っても、変わらずきずなを深め、わが子とのかけがえのない時間を過ごしてください。今回、アンケートに答えてくださった、1,012頭のワンちゃん、本当にありがとうございます。これからも飼い主様と思い出いっぱいの日々を過ごしてくださいね!
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