【2022年最新版】ペットにかける年間支出を発表!

by 編集部 2023.03.06

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毎年ご紹介している、アニコムの「ペットにかける年間支出調査」。今年もペットと暮らすうえで必要なフードや日用品、病気の治療の費用について調査しました!
最も大きかった費用は?昨年から変化した項目は? 今回は犬と猫のほかにも、うさぎや小動物の支出について、気になる調査結果をご紹介します!

年間費用、犬は36万円、猫は16万円

犬・猫それぞれについて1年間にかける費用を調べたところ、犬が357,353円(前年比103.4%)、猫が160,766円(前年比95.0%)という結果でした。

●年間支出のうち、犬は4割・猫は5割が「治療費」と「フード・おやつ」

犬・猫ともに支出が大きかった項目は、「ケガや病気の治療費」と「フード・おやつ」で、合わせると犬では全体の37.3%、猫では49.9%を占めました。どちらもペットが元気に暮らすためには欠かせない項目で、飼い主さんからは「フードを良質なものに変えた」「少しでも楽しく暮らせるよう食事のレパートリーを増やした」などの声が聞かれました。

●「飼育に伴う光熱費」が犬・猫ともに増加

犬・猫ともに「飼育に伴う追加の光熱費」の増加が目立ちました。2022年は梅雨明けから猛暑が続いたことや、電気代・ガス代の値上げなどもあり、この項目にも影響があったものと考えられます。ペットと暮らすには温度・湿度管理は必要不可欠で、冷暖房などを一年中つけているというご家庭も多く、光熱費への影響も避けては通れないといえるでしょう。

●「外出に伴う支出」が増加

猫で増加している項目に「ペットホテル・ペットシッター」(前年比102.5%)があります。理由としては「仕事で自宅を留守にする日が増えた」「行動制限が減り家族で旅行に出かけたため」などの回答が見られました。また、飼い主さんと一緒に外出することが多い犬では、「ドッグランなど遊べる施設」(前年比130.8%)「交通費」(前年比129.3%)が増えています。新型コロナウイルスの感染が落ち着きを見せた時期に、ご家族でお出かけを楽しんでいたことがうかがえます。

犬種ごとに、こんなに違いが!

アニコムの人気犬種ランキング2023※1の上位4犬種についても年間費用を集計したところ、以下の通りでした。

※1:ニュースリリース |最新版!『人気犬種ランキング2023』

●トイ・プードル:「シャンプー・カット・トリミング料」の支出が大きい

最も合計が高かったのはトイ・プードルの37万円で、全体平均を1万円以上、上回りました。トイ・プードルは、被毛が伸び続けることから定期的なカットが必要なため、「シャンプー・カット・トリミング料」が7.3万円と高額で、「治療費」の7.0万円を上回るとともに、柴犬の2.7万円と比べても3倍近い出費となっています。

●チワワ:体格小さく「フード・おやつ」費用は抑えめ

超小型犬で食事量も少ないチワワは「フード・おやつ」の費用が3.8万円と、全体平均の6.6万円を大きく下回りました。「サプリメント」も0.9万円と、全体平均の1.1万円を下回っています。

●柴犬:「ケガや病気の治療費」が少ない

柴犬は「フード・おやつ」が7.8万円で、全体平均を1万円以上、上回りました。一方で「ケガや病気の治療費」は5.6万円と、全体平均よりも少ないという結果でした。

●ミニチュア・ダックスフンド:「洋服」「サプリメント」に出費

ミニチュア・ダックスフンドの「洋服代」は1.2万円で、4犬種の中で最も高額でした。独特の体型であるミニチュア・ダックスフンド専用の洋服を販売しているブランドも多く、納得の結果といえそうです。また、椎間板ヘルニアにかかりやすいなどの影響か、サプリメントにも費用をかけている飼い主さんが多いことがわかります。

およそ4割が「ペットのほうが美容院の費用が大きい」

飼い主自身よりもペットにかける支出が大きい項目としては、「美容院(理髪店)」が最多でした。トリミングが必要な犬種では、「飼い主自身は2~3ヶ月に1度なのに、愛犬は毎月トリミングに通っている」「パックなどを行うので」などの回答がありました。ペットのほうが「治療費」が高い理由としては「ずっと元気でいてほしい」という声のほか、「人間よりペットが優先」「一番大事だから」という愛情に溢れる声をいただきました。

※複数回答可

うさぎ、小動物では光熱費が犬・猫以上に

うさぎと、ハリネズミやハムスターなどの小動物※2にかける費用は、年間10万円台でした。中でも特筆すべきは「飼育に伴う追加の光熱費」で、うさぎで2.5万円、小動物で3.4万円と、犬・猫よりも高い結果となりました。犬・猫に比べると寒さに弱いペットも多く、夏のエアコンだけでなく冬は専用のヒーターで保温する必要があることなどが理由として考えられます。

※2:モモンガ、リス、ハムスター、ネズミ、モルモット、ハリネズミ、チンチラを含みます。

鳥・フェレットにかける年間支出は、以下を参考にご覧ください。

どんなときも、ペットを守ることができるように備えを

私たちに日々の癒しや楽しみを与えてくれるペットですが、実際に一緒に暮らすとなると、少なくないお金がかかります。迎える際には、覚悟をもって、どんな時でもペットを守ることができるよう金銭面はもちろん、あらゆる備えをしてあげたいですね。そのためにも、どんなことにどれくらいの費用がかかるのか、しっかり調べておくことが重要です。その際には、ぜひアニコムの年間支出調査を参考にしてみてください。


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