「共生」が地球を救う?~細菌との暮らし~

2017.08.23

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「細菌」と聞いて思い浮かぶイメージはどんなものですか? ばい菌、除菌、ピロリ菌…良いイメージが浮かばない方もいるでしょう。たしかに、細菌は感染症などの原因になることがよく知られています。でも、それだけではないのです。



細菌がいないと地球は成り立たない

ヨーグルトや納豆など、日常的に私たちが食べている発酵食品を作っているのは、ビフィズス菌、乳酸菌などの細菌たちです。 また、土の中で動植物の死骸などを分解してくれているのも細菌です。


細菌は地球上のあらゆる場所にいて、地球の物質の浄化・循環を助けてくれています。細菌がいなければ、地球は成り立たないでしょう。



私たちの体にも細菌はいる

「菌活」という言葉がメディアに取り上げられるように、私たちの口の中や皮膚、おなか(腸内)などさまざまなところにも細菌は住んでいます。


特に「腸内フローラ」と呼ばれる腸の中に住んでいる細菌は、消化しにくい食べ物を分解して必要な栄養素を合成したり、免疫を活性化させることで病原菌の働きを抑えることが分かってきています。何かしらの理由で腸内フローラのバランスが崩れると、病気に発展することもあるのです。



細菌と私たちは共生関係

細菌は目に見えないため、その影響を実感することは難しいかもしれませんが、私たちを助けてくれています。また、細菌も私たちからエネルギー源を与えられたり、腸内や皮膚など住む場所を提供しているので、互いにwin-winの共生関係にあるといえます。


腸内環境を整えて腸から健康になる方法も色々と提案されています。発酵食品や海藻類、野菜類を積極的に摂ることで、腸内の良い菌が悪い菌の活動を抑える、腸の働きが活発になり便秘を防ぐ、免疫機能が高まるなど様々な健康への好影響が報告されているのです。



どうぶつさんのおなかの中にも

細菌と共生しているのは、私たちヒトだけではありません。どうぶつの体にも細菌は住んでおり、ヒトと同様、共生細菌がどうぶつの健康に関係していることが徐々に解明されてきています。
どうぶつ種ごとの腸内フローラはこちら


どんな共生細菌が住んでいるかは、どうぶつ種、年齢、食事、健康状態などさまざまな要素によって変わります。特に腸内フローラに関しては、同じ個体でも食事の影響によって短い期間で変化することが示されており、「健康指標の見える化」と言う観点からも魅力的なツールです。



どうぶつさんの腸内フローラを見てみよう

腸内フローラはうんちを使って簡単に測定することができます。うんちの固形成分の大半は、腸内細菌とその死骸でできているからです。


アニコムパフェのオンラインショップでは、どうぶつさん用の腸内フローラ測定キットを販売しています。この機会に、おうちのどうぶつさんの腸内フローラを測定して、健康維持に生かしてみてはいかがでしょうか。


アニコム パフェ オンラインショップ 腸内フローラ測定キット
※アニコム パフェ株式会社のサイトに移動します。

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