by 編集部・渡邉 2021.12.03
トリミングサロン帰りのあのふわふわな仕上がりを、お家でも再現できたらうれしいですよね。でもあのふわふわレベルはサロンのようにプロの腕と設備があってこそで、お家では難しいとあきらめている飼い主さまも多いのでは?ちょっとしたコツで、お家での仕上がりがグッと変わります!お家でのお手入れ方法やコツをプロが解説します。トイプー飼い主さま必見です!
みんなのお悩みを解決!
第1回のシャンプー編に引き続き、ブラッシング方法を教えてくれるのはアニコムトリマーの大内さん!
そして今回のパートナーはトイ・プードルのふくちゃん(6歳)です。
主なブラシの種類と使い分けを解説!
スリッカーブラシ
中毛~長毛のブラッシング向き。
毛玉をとかす時や抜け毛をしっかり抜きたい時に使用します。
ソフトタイプとハードタイプがあり、金属のピンの硬さが違います。お家ではソフトタイプを使用するのが良いでしょう。
ピンブラシ
長毛のブラッシング向き。
毛を抜きたくない時や、毛量を保ちたい時に使用します。
※今回は長毛の犬ではないため、使用しません。
コーム
毛玉やもつれが残っていないか確認する時に使用します。
また、顔や足先など細かい部分の毛をとかす時にも使用します。
ブラッシングのコツは?
ブラッシングは、基本的に背中や腕から行います。いきなり顔や足先、しっぽなど、ワンちゃんにとって敏感な部分からブラッシングをしてしまうと恐怖心が芽生えてしまうためです。
では、実際にどのようにすればサロン帰りのようなふわふわな毛並みにできるのでしょうか?パーツごとにご紹介していきます!
①手・足
■使用ブラシ:スリッカーブラシ・コーム
足先の毛先からとかしていきます。毛量が多い子は、毛をまくりあげて根元からしっかりブラッシングしていきましょう。
スリッカーは強い力であててしまうと痛いので、自分の腕の内側の柔らかい部分にあてても痛くない程度の力で優しくあてます。一気にとかそうとせず、少しずつゆっくりとかすことが大切です。
仕上げにコームで足先に向かって優しくとかしてあげると◎。ボリュームが出てふわっとした足元に仕上がりますよ。
②背中~お尻・しっぽ
■使用ブラシ:スリッカーブラシ・コーム
表面から優しくスリッカーをあて、ボディラインにそって外側に優しくブラシを動かします。背中やお尻も、手・足同様に少しずつ行うようにしましょう。
しっぽは嫌がる子が多いので、無理せずゆっくりと。ご褒美をあげながらでもOKです。
こちらも手足同様、最後にコームで撫でるようにとかすことで、よりふわふわなお尻になりますよ♪
③耳
■使用ブラシ:スリッカーブラシ
耳はワンちゃんにとって敏感な場所の一つなので、ブラッシングに苦戦する方も多いのではないでしょうか。特に耳の後ろは毛玉ができやすいので、しっかりスリッカーブラシでとかしていきましょう。
とはいってもワンちゃんだって嫌なものは嫌!皮膚に触れないように優しくとかしつつ、ご褒美も忘れずに。
④顔
■使用ブラシ:コーム
顔まわりはワンちゃんが特に嫌がる場所。コームブラシを使って、目元や口元など細かい部分をとかします。
上から下に向けて鼻先まで流すイメージです。目の上も、コームのピン先が目に入らないように後ろから前へ(頭頂部からおでこへ)とかしましょう。
ふわふわな仕上がり!
仕上がりがこちら!
足元がふわふわになって、ブーツカットの魅力がより一層発揮されました!なんだかふくちゃんも嬉しそうです♪
毛玉はどうしたらいい?
毛玉は見えないところにできやすく、サロンに行くと追加料金が…なんてことも。 耳の後ろ、首まわり、足元は毛玉ができやすいので、ブラッシングの際は入念にチェックしてください。 もし毛玉が見つかったら、その部分は一方通行ではなく四方八方にとかすと良いでしょう。ワンちゃんも痛がることなく、スムーズに毛玉をとかすことができます。
さいごに
トイプードルにとって毎日のブラッシングは欠かせないもの。今回ご紹介したコツやポイントを参考にお手入れを続けていただくことで、より一層かわいいオンリーワンの愛犬に出逢えること間違いなしです。ぜひわが子と毎日のケアを楽しんでください!
アニコムスタッフ
>ゴミ猫様
ご指摘ありがとうございます。
画像を修正させていただきました。
引き続きよろしくお願いいたします。
アニコム
ゴミ猫さん
ピンブラシとコームが逆では?