【ペットとお別れ】ペットの終活は必要?

2018.12.28

ペットロスとは何か?について取り上げた前回。続く「ペットとお別れ」シリーズ2回目のテーマは、「ペットの終活」。


“その日”の前に、飼い主に何ができるのか、何をやっておくべきか、考えてみたいと思います。


ペットの終活は、誰のため?

生前整理や葬儀の準備など、人の終活は自身の“終い”のために行うもの。ではペットの終活は誰のため?と問われれば、やはり、残された飼い主さんのためでしょう。


前回の記事でも触れましたが、ペットロスを引き起こす要因のひとつは「後悔」。もっとこうしてあげたかった、でももうできない…という気持ちが、喪失感を大きくしてしまうのかもしれません。


どのようなお別れをするのか予想が立たないだけに、ペットの終いの準備といっても何ができるのか、本当のところはわかりません。


でも、看取りや葬儀など、いつか向き合う時が来る、最低限の事象に対して備えておくことは、ペットロス予防にも有効ではないかと思います。


ペットの終活、いつ始めるべき?

正直、いつがベストというルールはありません。


ペットが若いうちは「終活なんてあまりピンとこない」という方も多いでしょうから、たとえばシニアの入り口とされている7歳、キリのいい10歳など、節目の年でもよいですし、ペットの老いを感じたら始める、というのもひとつ。


ただ、いざ介護や看病が始まってしまうと、時間的にも精神的にも余裕がなくなるはず。ペットの終活も人と同じく、やはり元気なうちに始めるのがよいかもしれません。


また、例えばペット保険などは、ペットが病気がちになり、いざ保険が必要になったときには、すでに加入できない年齢に達している場合があります。年齢的なリミットが設けられているものは、若いうちに一考しておくことが大切です。


ペットの終活① 救急対応病院を調べておく

この項目は本来、終活に限った話ではありませんが、高齢ペットや闘病中のペットは健康なときに比べ、病院に行かねばならないシーンが格段に増えるでしょう。


昼間はともかく、夜中に容体が急変したときなど、かかりつけ医が夜間でも救急対応をしてくれればベストですが、そうではないことも多いはず。


かかりつけ医が対応不可の場合を想定し、通院圏内に24時間受け入れ可能な病院がないか、事前に調べておくと安心です。


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ペットの終活② 老犬ホーム・介護サービスを調べておく

ペットが最後まで元気でいてくれればよいですが、ひとたび病気を発症したら、介護や看護が生活の大きな部分を占めることになるでしょう。


最後まで自分の手で世話をして看取ることが飼い主の責務だと覚悟していても、先の見えない介護・看病や、弱っていくペットに寄り添うことは、肉体的・精神的にも非常に厳しいものです。


限界を感じたときは、ペットの介護を補助してくれるサービスや一時預かりを行なっている老犬ホームなどに助けを求めるのもひとつの手です。


ただ、実際にサービスを受けられるまでに、審査や面談など、手続きに時間がかかることも。あらかじめ情報収集をしておくと、いざというときに役に立つはずです。


【関連リンク】
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ペットの終活③ 延命措置について家族や獣医師と相談

積極的な治療が望めない状態になったとき、どのような最期を迎えたいか――人のように本人の希望が聞けない分、ペットの場合、この問いへの答えは、飼い主さんが握っています。


少しでも望みがあるなら最後まで治療を続けるのか否か、ペットの苦痛を取り除くのが困難な場合、「安楽死」という選択肢も視野に入れるべきか、など。


重圧を伴う、つらい内容ですが、同時に、きちんと考えておかないと、後にもっとも大きな禍根を残しかねないテーマです。


ご家族でペットと暮らしている場合、一度全員で話し合って、考えを共有してみてください。おひとりでペットと暮らしている方は、信頼できる知人や獣医師に思いを聞いてもらうとよいかもしれません。


ペットの終活④ 火葬・葬儀をどうしたいか考えておく

最近ではペットのメモリアル関連のさまざまな施設やサービスがあります。それだけに、この“弔い”に関するテーマも、人によって理想とするかたちが異なるでしょう。


個別に火葬しセレモニーを行う「立会個別火葬」もあれば、他の動物たちと合同で火葬・埋葬される「合同火葬」など、形式や費用もいろいろです。また、お骨をペット霊園に納めるのか、ご自宅で供養するのか、ということも考えておきたいことのひとつ。


わが子をどのようなかたちでお見送り・供養してあげたいのかをイメージし、関係者の間で共有しておくことをおすすめします。


考えておこう、ペットの終末期・お別れにかかるお金の話

ペットの終末期からお別れまでの期間は、特に精神的な負担が大きくなるでしょうが、もうひとつシビアなのが、費用の負担。


ペットが病気になった場合、専門性の高い治療や、CT・MRIによる診断が必要になるなど、二次診療病院を利用することがあるかもしれません。これらの費用は高額になることが多く、突発的な出費としてはかなりの痛手になることも。


また、前述の葬儀にかかる費用も、プランによって異なるとはいえ、少なからずまとまったお金が必要になるでしょう。


ざっくりとした費用感でもよいので、事前に調べて、心づもりと備えをしておくとよいでしょう。


ペットとの最後の時間をおだやかに過ごすために

たとえ完璧に終活をやりとげたとしても、後悔をすべて取り払うことはできないでしょう。何より、何をどうしたって、ペットとのお別れは、身がちぎれるほど悲しいことです。


でも、後悔するシーンを少しでも減らして、ペットとの最後の時間を可能な限りおだやかな気持ちで過ごすことができれば、後に振り返ったときの“その日”の記憶も、少しは優しいものになるかもしれません。


今回取り上げた終活方法が必ずしも正解ではありませんので、ペットのコンディションとご自身の希望に合わせて、ぜひ自分なりの終活方法を見つけてくださいね。


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