【猫トイレ革命!~前編~】「toletta」が提案する、優しいねこヘルスケアのカタチ

by anicom you編集部 2018.08.10

ADVERTISEMENT

猫が気をつけるべき疾患の代表格である「泌尿器系疾患」。尿結石や膀胱炎、慢性腎不全など、泌尿器にまつわる病気は猫の疾患でもっとも多いと言われています。


進行すると、死に至ることもあるこれらの疾患は、一日でも長く一緒にいたいと願う猫と飼い主さんにとって、もっとも避けたいもののひとつです。


この記事では、猫の泌尿器系疾患にまつわる現状を探りつつ、泌尿器のトラブルから猫たちを守るべく開発された、“次世代型”猫トイレ「toletta」(トレッタ)について、ご紹介します。


猫に多い「泌尿器系疾患」とは、いったいどんなもの?

対象:74,337頭(猫、0~12歳)


上記のグラフは、2017年発行の「アニコム家庭どうぶつ白書2017」に掲載された、猫の疾患別保険金請求割合です。他の疾患を大きく引き離し、「泌尿器系疾患」の請求がもっとも多いことがわかります。


【関連リンク】
アニコム「家庭どうぶつ白書2017」


そもそも、なぜ猫には泌尿器系疾患が多いのでしょう? その理由は、猫の身体の仕組みにあります。


猫はもともと乾燥した、暑さの厳しい北アフリカの砂漠の出身だといわれています。そのような水が少ない厳しい土地で生きていくには、少ない水分量を最大限利用する必要があり、結果としておしっこが濃くなる体の仕組みになりました。


それに伴い、おしっこに結晶ができやすかったり、腎臓に負担がかかるなど、泌尿器系疾患を引き起こしやすくなったのです。


では、ひとくちに「泌尿器系疾患」といっても、どのようなものがあるのでしょう。主な疾患をいくつか見てみましょう。


【下部尿路症候群(FLUTD)】
尿の中に結晶(ストラバイト)が作られることで泌尿器に起こる一連の症状を総じて「下部尿路症候群」と呼びます。結晶自体が膀胱を傷つけたり、結晶の集まりが塊状になった結石が尿道につまってしまう「尿道閉塞」などが起こります。血尿や頻尿(少ししか尿が出ず、トイレに頻繁に行く症状)のほか、水の摂取量が増えるなどの変化が見られます。

⇒どうぶつ親子手帳「下部尿路症候群」


【膀胱炎】
上記のFLUTDの要因のひとつとされるこの疾患は、膀胱に炎症が起こることで、血尿や頻尿、排尿時の痛みなどの症状を引き起こします。細菌感染が原因の「細菌性膀胱炎」と、原因が特定できないにもかかわらず膀胱炎の症状が見られる「特発性膀胱炎」のふたつに大きく分けられ、猫の場合は後者のほうが多く見られます。

⇒どうぶつ親子手帳「膀胱炎」


【腎不全】
FLUTDや感染症による腎炎、外傷などが原因で腎臓が十分機能しなくなり、さまざまな症状を引き起こす疾患です。「急性腎不全」と「慢性腎不全」があり、いずれも食欲不振や下痢、嘔吐などの症状が見られますが、急性の場合は無尿や乏尿(尿量が著しく減少すること)、慢性では多飲多尿や体重の減少が見られます。

⇒どうぶつ親子手帳「腎不全」


だから「toletta」がうれしいワケ

このように、泌尿器系疾患では症状のひとつとして、おしっこの状態や量にさまざまな変化が見られることがわかります。愛猫の泌尿器トラブルを防ぐためには、日ごろからおしっこの状態をよく観察し、小さな変化も見逃さないようにすることが、非常に重要だといっても過言ではないでしょう。


そこで、猫と暮らす方に今回ご紹介したいのが、株式会社ハチたまが開発した猫IoTトイレ「toletta」です。


「toletta」の最大の特徴は、泌尿器系疾患を予防するためにチェックしたい「おしっこの量・回数」「トイレに入った時間」と、健康のバロメーターとなる「体重」を、猫がトイレを使うだけで、すべて自動計測してくれること。


計測されたデータは専用スマホアプリでチェックできるだけでなく、長期間おしっこが出ていないなどの緊急時には、アラートでお知らせしてくれる機能もついています。


常にチェックできる場所に猫トイレを置いていない場合や、猫だけで留守番させる時間が長いご家庭でも、「toletta」を利用すれば日々のおしっこチェックが容易にできるはずです。


徹底した“ねこファースト”な配慮が随所に

詳しくは後述しますが、この「toletta」はハチたま社員さんたちの猫愛から誕生しました。それだけに、猫にやさしい、“ねこファースト”な機能がほかにもたくさん詰め込まれています。その主なものをご紹介しましょう。


【“いつも通り”に徹底してこだわった仕様】
不慣れなものが苦手な猫の習性を考え、今までのトイレと同じ感覚でストレスなく利用できるよう、一般的なシステムトイレとほぼ同様の形状を採用。また、首輪が苦手な子でも使えるよう、専用装置を身につける必要などもありません。猫はただ、本当にふつうにトイレを使うだけでOKなのです。



【多頭飼育でも、もちろん大丈夫】
世界初の「ねこ顔認識カメラ」搭載なので、多頭飼育のご家庭でもこれ1台で大丈夫。カメラが個体識別をして、データも個別にしっかり計測します。カメラ本体も一見トイレと一体化して見えるデザインなので、おそらく当人(当猫?)もまさかカメラで撮られているとは気づかないはず。



【猫だっていつでも清潔なトイレを使いたい!】
体重やおしっこ量を計測する測定機とカメラ、トイレユニットは簡単に取り外しができ、トイレは丸洗いもできます。いつでも清潔にしておけて猫がうれしいのはもちろん、手入れが簡単というオーナーフレンドリーなメリットも。





そもそも、なぜ「toletta」は誕生したのでしょう?


続く後編では、「toletta」開発秘話や託した想いを、開発会社である株式会社ハチたまの方々に聞いたインタビューと、保護猫社員「うーちゃま」さんのお話をお届けします!


【関連記事】
【猫トイレ革命!~後編~】猫IoTトイレ「toletta」は、こうして生まれた


【関連リンク】
toletta 公式サイト


ADVERTISEMENT
コメント0