保護犬・保護猫のために、あなたが今すぐできること。

by 編集部 2022.06.27

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現在、日本中で、多くのどうぶつが、新しい家族を待っています。どうぶつが好きで、力になりたいと思っている方も多くいらっしゃるでしょう。 しかし、新しい子をお迎えし、長期的に一緒に暮らしていくと決めるのは、簡単なことではないかもしれません。

実際に、筆者も一人暮らしをしているので、十分にお世話できない可能性があり、今のところお迎えは難しいと思っています。 「それでも何か力になれないか」という思いで、支援方法を探し、この記事を作成いたしました。是非最後まで読んでいただけると幸いです。

多くの保護犬・保護猫が、新しい家族を待っている!

猫が柵の向こう側から見ている

保護団体には、新しい家族を待つどうぶつが多くいます。
どうぶつが保護団体にやってくる経緯としては、団体が直接保護する場合や、自治体の動物愛護センターから引き取る場合などがあります。

自治体の動物愛護センターだけでも、1年間(2020年4月1日~2021年3月31日)で、72,433頭もの犬猫が、保護されています。
保護団体が直接保護している数も含めると、もっと多くの子たちが家族を待っているのです。

お迎えする子の幸せを願って、お譲り先の条件をたくさん設けている団体もあります。
(例:一人暮らしではないこと など)条件が合わず、お迎えを断念された方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

お迎えできなくても、どうぶつのために、今すぐ取り組める活動があります。

方法①-寄付

小瓶にコインが入っている

●金銭支援

・募金する

駅や、公園などで、保護団体の方が募金を呼びかけていることがあります。
思い立てばその場で、少額から募金ができます!


・振込する
寄付用に口座情報を公開している保護団体があります。
理念に共感できる保護団体を探して、HPなどをチェックしてみましょう。


・納税する
ふるさと納税で、保護団体への応援を受付している地域があります。
今年のふるさと納税は、保護団体を応援できる地域を選んでみませんか?


●物資支援

公式ホームページやブログなどに、必要な物資(例:トイレシート、ごはん、ティッシュペーパーなど)を載せている団体もあります。活用方法が分かりやすく、自分の支援がどのように役立つか実感できるので、おすすめです。


中には、必要物資のリストを通販サイトにリンクさせていて、支援者がリストの商品を通販サイトで購入すると、直接物資が届けられる仕組みを取り入れている団体もあります。自分で梱包・発送をする手間が省け、すぐに支援の気持ちを行動に移すことができます。


方法②-保護団体が募集するボランティアに参加

保護団体によっては、ボランティアを募集していることがあります。


犬を抱えている人

●シェルターでの活動

どうぶつのお世話(給餌、給水など)や、シェルターの清掃、修繕をします。
ごはんや水を正しく与え、清潔な空間にすることで、保護犬・保護猫の健康維持に貢献できます。


●譲渡会の運営

会場を設営したり、お客さまとどうぶつが面会する際、スタッフとして対応などを行い、新しい家族を見つけるお手伝いをします。


●預かり

長期的なお世話ができないという理由で、お迎えを断念した方の中にも、短期であればお世話できるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方は、以下のような短期間の預かりをするボランティアを検討されてはいかがですか?


・短期預かり

人にあまり慣れていない犬・猫を一定期間預かるボランティアです。 新しい家族にお迎えしてもらうための準備として、犬・猫が人との暮らしに慣れるお手伝いができます。


・ミルクボランティア

授乳期の子犬・子猫は、成犬・成猫と比べて、お世話に多くの時間や人手を必要とします。一時的に預かるミルクボランティアをすることで、スタッフの人員・時間が確保されるため、多くの子犬・子猫を自治体から保護団体に引き出すことができます。


●トリミング

トリマーさんにおすすめのボランティアです。
シェルターにいる保護犬が綺麗な状態を保つためのボランティアです。
トリミングを通して、人とふれあうことで、新しい家族を見つける第一歩にもつながります。

支援をする第一歩

飼い主が犬に抱き着いている

調べてみると、どうぶつをお迎えするのが難しい方でも、できることが沢山あるのが分かりました。筆者も、通販サイトからの物質支援を行っています。


この記事で紹介した内容は一般的な支援の方法です。
まずは興味のある保護団体がどのような支援を求めているか、調べてみましょう。
また、「支援を求めている保護団体がある」という情報をSNSで拡散することも、支援に繋がります。


一方で、保護団体が、支援を必要とせず運営できるようになる方が良い、という考えもあります。それを実現する社会を目指すには、どのような取り組みが必要か、それについて考えることが、「どうぶつの住みやすい社会」につながる第一歩になるかもしれません。筆者も引き続き考えてみようと、改めて思いました。


【関連リンク】

環境省

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html


【関連記事】

【保護犬】健やかに、そして出会いを繋ぐ「ボランティアトリミング」について学ぼう!~前編~

https://mag.anicom-sompo.co.jp/20624


【保護犬】健やかに、そして出会いを繋ぐ「ボランティアトリミング」について学ぼう!~後編~

https://mag.anicom-sompo.co.jp/20655

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