犬に学ぶ ソーシャルディスタンス

2021.06.16

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新型コロナウイルス感染症の感染拡大で、人同士の接触が制限され、寂しさを癒そうと新たに家族の一員として犬を迎えた人も多いといわれている。犬と暮らす楽しさは、孤独を癒してくれることだけではない。私たちは、犬から多くのことを学ぶことができるのである。

どんな時でも明るく

筆者の愛犬トイ・プードルは、人にも犬にもフレンドリー。散歩中に人とすれ違うことがあれば、顔を見上げて自分がここにいるよと猛アピール。「かわいい」と言ってもらえようなら、しっぽフリフリ、お尻フリフリ全身で嬉しさを表現する。その密着度合いは半端なく、ソーシャルディスタンスとは程遠い。

ここから学べるのは、どんな時でも元気で明るく!そして、自分の気持ちを素直に表現していいんだよということ。コロナ禍において、気持ちがふさぎ込みそうになるとき、見習いたいことのひとつである。

奥ゆかしさがモットー?

洋犬の代表がトイ・プードルなら、和犬の代表ともいえる柴犬はどうだろう。
柴犬は、古来より猟犬として活躍し、日本人と共に暮らしてきた。その性格は、飼い主に忠実、警戒心が強く番犬に向いているといわれている。
そんな柴犬であれば、トイ・プードルの様子を見て「はじめて会った人に、そんなに喜ぶ姿を見せるなんてはしたない」と思っているに違いない。
日本人と同じく奥ゆかしさを美とする犬種なのである。

無意識でもソーシャルディスタンス「柴距離」

そして、柴犬には、独特の「柴距離」なるものがあるという。
もともと猟犬として活躍してきた柴犬は、獲物や他人に対して距離をおき、相手の様子をみることが必要だったことだろう。また、抱っこされるのを本望とする愛玩犬とは異なり、密着したスキンシップを好まない傾向がある。
そのため、見知らぬ人や物に対してだけでなく、飼い主に対しても一定の距離を置くのが心地よいと感じるのではと考えられている。

柴犬が見せるこの独特の距離感が、飼い主の間でいつしか「柴距離」と呼ばれるようになったという。
手が届かないギリギリの位置に座る。飼い主を目で追いつつも距離は保つ。近くまでくるが体は触らせないなど、柴犬の飼い主は、この柴距離がたまらないという。

柴距離の楽しみ方はそれぞれ

■散歩に行こうと待っていても、玄関ドアの隙間からこちらをじっと見つめたまま動こうとしません。散歩が嫌いなわけではないのに、なぜか様子を伺います。
そうかと思うと、リビングでスマホを触り始めた途端、すねて玄関に行ってしまいます。こだわりの距離感があるようで、つい吹き出してしまいます。 (飼い主 Mさん・きつねちゃん)

■抱っこが苦手で、抱きかかえようとすると大暴れ。
自分が遊びたいときはお気に入りのおもちゃをブンブン人の足にぶつけてくるくせに、数回「モッテキテ」をやると急に冷めて、シラ~っとした目でこっちを見てきます。
いつでもご主人のお膝に乗っていたい甘えん坊のトイ・プードルとは違い、「ちょっと離れた距離を保つけど、実はご主人が視界に入る範囲は決して外さない」のが柴距離の萌えポイントです。 (飼い主 Fさん・きなこもちちゃん)

どんなに好きな人であっても一定の距離を保つ、節度をもって他人と接するなど、コロナ禍において私たちが求められていることを柴犬は無意識に行っているのである。柴距離を見習い、コロナを乗り越えていこう。

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コメント1

Kさん、天ちゃんさん

柴距離って初めて知りました。内の4カ月の柴犬の天ちゃんは外(庭)に出たがらず家に入りたがらず?まだ小さいので抱き抱えて出ます。

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