咬みつき事故を起こしてしまった飼い主様の本音とは?

by 編集部 2025.01.08

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「まさかわが子が他人に咬みつくなんて・・・」
皆様もそう思っていませんか?
普段お利口で人に慣れたワンちゃんほど、飼い主様も被害者様も油断してしまいがちです。
ワンちゃんが遊んでほしくて駆け寄ったお子様の顔に偶然歯があたってしまうことがあるかもしれません。
また、ワンちゃんも私たちと同じように、一人にしておいてほしいときがあります。そんなときに、勝手に触ってこられたりしたら、手で振り払えないワンちゃんが、歯を剝き出して怒ってしまうのも当然ですよね。


ワンちゃんの咬みつき事故が解決するまでの間、飼い主様にはどのようなご苦労があるのでしょうか?
アニコム損保のペット賠償責任特約担当者(以下、担当)が飼い主様からよくお伺いするのは、「被害者様に申し訳ないと思うとともに、事故の後までこんな辛い思いをするなんて…」という後悔のお気持ちです。
今回アニコム損保のペット賠償責任特約を付帯されているご契約者がインタビューにご協力くださいました。
貴重なお話、事故に関する本音をお伺いしました。事故によって後悔する飼い主様がゼロになることを目指しご紹介いたします。
※アニコム損保のペット賠償責任特約は、アニコム損保の担当者がご契約者に代わって、直接、被害者様との連絡や示談交渉を行えない商品であるため、事故の解決に向けてはご契約者のご協力が必要です。担当者からは、賠償責任の有無、賠償額等について解決に至るまでのアドバイスなどをさせていただきます。

咬みつき事故を起こしてしまった飼い主様の本音とは?

【飼い主様(以下A様)へのインタビュー】
担当:特に「辛かった」と感じるのはどのようなことですか?
A様:「事故からずっと痛みが続いているけど障害が残ったらどうしてくれるの?」「時間がかかっても責任をはっきりさせる!」など、被害者様の言葉にショックを受けました。


担当:そのようなお言葉をどのように受け止められましたか?
A様:ケガをさせたこちらが加害者の立場だからどうしようもないと思いましたが、アニコム損保の担当者が、法律上の賠償責任の考え方や被害者様への接し方など、具体的なアドバイスをしてくれたおかげで解決に至ることができました。


担当:被害者様とのやり取りの他にも、事故に関して大変だったことなどはありましたか?
A様:被害者様から通院された病院の領収書を受け取るのが大変でした。また、アニコム損保からの保険金の提示案を相手に見てもらいましたが、最初は納得して頂けず、アニコム損保には何度か提示をやりなおしてもらいました。


このように、ペット賠償責任特約を付けていて、金銭的な補償を受けられても、飼い主様がそれ以外の面で大変な思いをされることは多くあります。


A様の件では、被害者様もワンちゃんを飼っていらっしゃったこともあり、最終的にはA様の被害者様に対する真摯な気持ちが伝わって円満解決となりました。一方で、被害者様の体に消えない痕が残ってしまったり、後遺障害で苦しまれることになったりすると、ご契約者ご自身も心に深い傷を追ってしまうケースもあります。

咬みつき事故の被害者様への対応で気をつけるべきポイント

それでは、咬みつき事故を起こしてしまった場合、被害者様に対してどのように対応するのがよいのでしょうか。
状況によって対応方法は異なりますが、基本的な3つのポイントを紹介します。

1.感情的なやり取りを避ける

被害者様の救護を最優先とし、誠実に対応することが重要ですが、故意に起こした事故ではないので、極端にへりくだる必要はありません。
また、咬みつき事故のきっかけが被害者様自身にある場合も、被害者様の言動に挑発されたり感情的になったりせず、咬みついてしまったワンちゃんの飼い主として冷静に対応することが必要です。

2. その場で金銭的な支払いの約束はしない

被害者様から金銭的な要求があった場合、その場で支払ったり、今後支払ったりする約束はせず、先ずは近親者や警察、役所、保険会社(個人賠償責任保険やペット賠償責任特約にご加入の場合)などに相談することをお伝えしましょう。


「責任逃れをするのか!?」などと詰め寄られた場合は、法律的な飼い主の責任から逃れるつもりがないことをお伝えし、相談の時間が必要なことをお伝えするのもよいでしょう。
事故が起きたその場で被害者様からの要求金額通りに支払う法的な義務はありません。
また、被害者様にも事故のきっかけや不注意などがあった場合、治療費の全額を支払う義務が発生しないケースもあります。

3. 記録を取る

事故の経緯や被害者様とのやり取りはメモ等に詳細に記録します。(日時、場所、相手の主張、要求された金額など)
被害者様の許可を得た上で、音声で記録しておくと、後々のトラブル防止に役立つケースがあります。

最後に

当記事をきっかけに、ワンちゃんの飼い主の皆様が、今までより、事故防止を心掛けていただければ幸いです。家族であるワンちゃんを加害犬にしないために日頃から事故の防止に努めましょう。

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