ミニブタを飼いたい! と思ったら知っておきたい10のこと(前編)

2019.10.21

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度々ペットとして話題になるミニブタ。かわいい鼻、愛らしい歩き方、揺れるしっぽ。外見もさることながら、頭が良く芸もできて、よく懐くということから、一緒に暮らしてみたい!と思う方も多いでしょう。魅力たっぷりのミニブタですが、ペットとして飼われている歴史が浅いことから、飼う前には十分な情報収集が欠かせません。そこで、飼いたい!と思った時に、まず知っておきたいミニブタ情報をご紹介します。

①成長しても「ミニ」サイズとは限らない

ミニブタは品種ではなく、小型のブタの総称。成長した時の体重がおよそ100kg以下のブタの仲間がミニブタと呼ばれています。品種でいうと、ポットベリーやゲッチンゲンなどが該当します。家畜として飼われているブタの仲間は200~300kgになるので比較的小さなサイズといえますが、一口にミニブタといっても体重はかなりばらつきがあります。


本当に小柄で20kg台の子もいれば、100kg近くになることも。同じ品種でも個体差が大きく、またどこかで他品種との雑種となっている可能性もあり、成長した時の体重が読みにくいのです。20kg程度なら中型犬の大きさですが、100kgとなると成年男性の平均体重も超えてしまいます。しつけはできても指示を素直に聞かないこともあり、扱いづらくなって成長したミニブタを手放してしまうケースは少なくありません。


そうならないために、まずは100kg程度まで大きくなる可能性があることを踏まえた上で、飼えるかどうか検討しましょう。そして、必ず事前に購入先や飼っている方に大人のミニブタを見せてもらい、将来の姿をイメージしておきましょう。ミニブタは10年から15年ほど生きるといわれています。それだけ長く飼い続けられるかどうかもよく検討してください。


最も注意したいこととして、子ブタを見ただけで飼育を決意してはいけません。ミニブタでなくても、生まれたばかりの子ブタの体重は約1kg。誰が見ても愛らしく、すぐにでも飼いたい気持ちになってしまいます。でも、ミニブタが子ブタでいるのはほんのわずかな期間。子ブタを迎え入れられるのは生後6週を過ぎてからで、1年でほぼ大人と変わらない大きさになります。ミニブタ=子ブタではありません。必ず成長したミニブタを見て、大人になったブタさんと暮らしていけるのかどうかで判断しましょう。

②実はキレイ好き

ブタさんはとてもキレイ好き。食事の場所と排泄の場所、寝る場所は必ず分ける習性があります。排泄は決まった場所でするため、トイレの場所を覚えてくれます。ブタさんの祖先はイノシシですが、野生のイノシシはフンの匂いで天敵に居場所を知られないようにするため、川や水たまりなど水場にフンをする習性があります。ブタさんも自分のフンの匂いがするトイレはすぐキレイにしてほしいと思っているかもしれません。

③でも泥浴びや土遊びが好き

ブタさんが好きなことのひとつに、泥浴びがあります。泥の中に横たわって転がり、体を泥だらけにするのです。人間からするとキレイ好きとは真逆の行動ですが、これは寄生虫や日差しから肌を守るための行動。泥パックで自らをケアしているのです。


また、ブタさんは鼻を使って土を掘り起こすのが大好き。外で飼う場合、土の地面では鼻で土を掘って柵を倒してしまうことがあるので、柵は深く打ち込み、周りをコンクリートで固めるか重い石などを置き、掘り起こされないようにする対策が必要です。ブタさんが土を掘る行動は「鼻掘り(ルーティング)」と呼ばれ、ストレス解消のために、土や砂のある場所で思う存分鼻掘りをさせてあげたり、コンテナに砂利や石を詰めて掘らせてあげたりする必要があります。

④ブタは人間と自分は対等と思っている

群れで行動する習性があるブタさんは、さびしがり屋。長い時間1頭だけで過ごすのは苦手で、飼い主さんのことを仲間と思い、たくさんの愛情を向けてくれます。群れで暮らすどうぶつには上下関係があり、ブタさんも上下関係を築くのですが、あくまで食事や寝る場所の優先順位が決まる程度のもの。オオカミのようにリーダーの指示に服従する指揮系統はありません。


たとえ飼い主さんのことを上に見ていても、いつも従順というわけではないのです。ブタさんが言うことを聞くのは、その方が自分にも都合がいい、と判断した時のみ。嫌な時は反抗し、時には飼い主さんと喧嘩のような状態になることも。ここで負けると、ブタさんは無理が通ると学習し、同じ反抗を繰り返すだけなので絶対に負けられない戦いです。しかもブタさんは鼻の力が強く、押されると大人でも転倒の危険があります。かといって、大きな声で怒鳴ったり叩いたりすると、ブタさんは傷つき、心を閉ざしてしまいます。決して感情的にはならず、忍耐強く接することが必要です。イギリスの古いことわざに「イヌは人間を敬い、ネコは人間を卑下し、ブタは人間を対等に見ている」とあります。ブタさんとは対等な信頼関係を築いていかなくてはなりません。


次回は気になる毎日の食事や日常のケア、病気などについて、お伝えします。

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