2018.01.18
猫の爪は、武器として身を守り、食べ物を取るために必要です。そのため、爪とぎは猫にとって大変重要な行為です。
猫の爪の構造は人とは異なり、タマネギのように何層にもなっていて、真ん中に血管や神経があります。爪はその血管や神経を中心として層を重ねて伸びていき、外側の層は時間とともに固くなります。
猫はどうして爪をとぐの?
爪とぎの目的は、一番外側の固くなった層の使い古した爪をはがし、先端をとがらせて新しく柔軟性のある爪にするためです。ほかにどのようなものがあるでしょう?
まず、1つ目は自分の縄張りを主張するためです。猫の肉球には汗腺があるので、自分の縄張りにニオイをこすりつけ、爪の痕を残すことでマーキングを行います。2つ目はストレス解消。気持ちを落ち着かせるために行うことがあります。最後に、飼い主の関心を集めたいとき。自分をアピールするため、わざと行うこともあります。
爪とぎコーナーを作ろう
猫の爪とぎは本能なので、この行為自体をやめさせることは困難です。さらに、やめさせることが大きなストレスになるかもしれません。
とはいえ、猫がどこでも自由に爪とぎをすると、家具や壁などに爪痕が残り、部屋中がボロボロになってしまうのも困りものです。家具や壁などで爪とぎをしたからと、猫を怒ってもあまり効果はなく、逆にストレスを与えてしまうことになりかねません。
猫と楽しく健康的に過ごすためにも、お気に入りの爪とぎ器を見つけ、爪とぎをしてもよい場所を作ってやりましょう。
市販の爪とぎ器のポイント
では、どのような爪とぎ器を選ぶとよいでしょうか?
最近は、さまざまな素材や大きさの爪とぎ器が市販されていますが、猫の好みはそれぞれ異なります。猫の行動を観察し、素材や場所などの好みを知ることから始めましょう。
普段、好んで爪をとぐ素材に近いものを探し、よく爪をといでいる場所に置きましょう。安定感や高さがあり、爪のひっかかりがよいものが好きな猫が多いようです。
また、爪とぎは自分の縄張りを主張する意味合いもあるため、周囲にわかりやすい場所を好むようです。まずは家の中で一番目立つ所に置くのがよいでしょう。お気に入りを見つけるまで、いろいろ試してみる根気も必要です。
爪とぎの工夫
もし、市販品に満足できないようなら、段ボールや麻ヒモなどで、手作りしてみるのもお勧めです。もし、爪とぎをしてほしくない場所で爪とぎをしている場合は、その場所をビニールなどのツルツルとした素材で保護し、爪とぎをしにくい場所に変えるとよいでしょう。
そのほか、小まめに爪を切ると、爪とぎの頻度をある程度減らせます。最初はほんの少し爪を切ってみましょう。慣れてくると徐々に上手に切れるようになります。
ペットがのびのびと楽しく生活している姿をみると、飼い主も幸せな気持ちになりますね。
keitoさん
親戚からゆずられた猫とトイプードルと一緒の生活どちらも文句が多いのは私に似てるのかな