たばこの煙、吸い殻に注意

2017.12.12

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受動喫煙が人間の健康によくないことは知られています。ペットに対しても悪影響が出ることをご存じでしょうか。


明治大学のグループが、ペットの犬がアトピー性皮膚炎を発症するリスクは喫煙など飼い主の生活習慣と関連していることを2013年11月の日本アレルギー学会秋季学術大会で発表しました。特に、毛が短い犬は若い頃から発症するそうです。犬の毛は皮膚を保護する意味で重要な役割を持つことが分かりますね。


しかも、副流煙に含まれる有害物質は主流煙より多いのです。また、空気より重く、床に沈着しやすいため、体高の低いペットは人間より影響を受けやすいといわれています。


また、皮膚以外にも、せきやくしゃみが出る→ぜんそく→気管支炎→鼻腔がん→肺がん―などの影響が出ることが分かっています。


特に、鼻が長い犬種(ダックスフンドなど)は、鼻腔がんが多いそうです。また、当然ですが、室内飼育の犬の方が影響が大きいとされています。


家族に喫煙者がいる場合、猫の発がんリスクが高まるという研究結果もあります。


また、煙の影響に加えて注意したいのが、たばこの誤飲です。ニコチン中毒となり、興奮や震えなどの神経症状や、下痢、嘔吐、血尿などを起こすことがあります。


たばこを吸うときにはペットや幼児がいない所で、吸い殻やたばこは早めに手の届かない場所に片付けましょう。

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